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Stole Story ネパール担当・牛留が紡ぐ、ストールのモノ語り

雄大な自然に囲まれ、シルクやウール、カシミヤなど、多様な天然素材の魅力を活かしたストールをお届けしている国・ネパール。職人たちと日々やりとりをしながら、商品開発を担当するスタッフ・牛留が、ひとつひとつのストールの向こう側にあるモノづくりのストーリーを綴ります。

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第5回 Stole Story ネパール担当・牛留が紡ぐ、ストールのモノ語り

今、できること

2020.10.03
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WRITTEN BY

ネパール・ストール開発担当 牛留 MD/QC

ナマステ!
ネパール・ストール開発担当の牛留です。

朝晩冷え込むようになり、季節の移り変わりを感じる今日この頃ですが、
みなさまお変わりなくお過ごしでしょうか。
ちなみに、南国鹿児島出身の私はすでに
セーターを押し入れから引っ張り出しました…

今回は、そんな少し肌寒くなった、今の季節にぴったりな
ネパールの新作「カラーブラシストール」をご紹介させてください。

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今回の新作は、ネパール初!となる
職人の手仕事による「ハンドペイント」のストールです。

名前の通りブラシを使用して、職人が1枚1枚丁寧に描くこのストールは、
絵付けだけでも、1枚1時間以上もかかる、
本当に手間ひまかかったストールです。

最初にサンプルを受け取ったときは、
比較的シンプルな柄なので、
大きなブラシでざざっと塗っているのかな…?と思っていたのですが、
見てください、このちょこちょこ塗り!笑

なんだかすごくネパールらしいなあ、と微笑ましいのは私だけでしょうか…。

今回は、4名の職人さんがハンドペイントをしてくれているのですが、
職人さんによっても風合いは様々。

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結構細かく毛先を描く職人もいれば

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比較的ダイナミックに描く職人も。

今年はコロナの影響で、私もネパールに行けていないのですが、
写真で職人の顔や、手つきをみながら、
このストールはきっと彼が描いたんじゃないか!?。
と勝手に推理しながら検品をしました(笑)

このストールのもう1つのこだわりが生地の素材感です。
今回「ベイビーウール」という素材を使用しているのですが、
名前の通り「赤ちゃんの毛」のように柔らかい、
カシミヤタッチのウールを、あえて少し毛羽立たせてでこぼこに仕上げています。

これをすることで、ハンドペイントをするときに、
ブラシの毛先が少し引っかかって、
むら感が生まれ、表情のあるペイントになるんです。

こんな話し出すと、止まらない。(笑)
こだわりの詰まったストールですが、今年はコロナの影響で、
すべて遠隔で開発を行いました。

ネパールは、私たちの生産国の中でも
最もロックダウン期間が長い国の1つで
現在も半分程度の規模でモノづくりをしています。

今年の新作を考えているときに、
この手間のかかるストールは、
今のネパールの状況では難しいかもしれない、と正直弱音を吐きそうになっていました。

しかし、毎日やりとりをする中で、
こんな環境下でも、少しずつでも、モノづくりを真摯に続ける彼らに
「今年はコロナだから無理はしないでね。」
と配慮をしたつもりのコメントに対して、
「今、モノづくりを続けられることが幸せ。
今だからこそ、私たちのモノづくりを続けたい」と
とまっすぐ言われたときに、
今年だからこそ、彼らと一緒に、
新しいチャレンジをやってみたい。と思ったんです。
(もちろん、細心の注意を払いながら、ですが…!)

8月に再度1か月間のロックダウンが実施されたときは、
今年の秋冬は本当に何も生産できないかもしれない、
と正直ひやひやしましたが、
今回みなさまに無事にお届けできることになり、一安心です。

ブルーだけはもう少しお待たせしてしまいますが、
ぜひ実際にご覧いただけますとうれしいです。

このようなご時世ではありますが、
ぜひ少しでも、明るく楽しい気持ちで、
お出かけを楽しんでいただける、
そんな後押しになるストールになることを願って。

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