雄大な自然に囲まれ、シルクやウール、カシミヤなど、多様な天然素材の魅力を活かしたストールをお届けしている国・ネパール。職人たちと日々やりとりをしながら、商品開発を担当するスタッフ・牛留が、ひとつひとつのストールの向こう側にあるモノづくりのストーリーを綴ります。
コラム一覧をみるナマステ!ストール開発担当の牛留です。
この頃ようやく暖かくなり、
南国鹿児島生まれの私もようやく、すんなり朝起きられるようになりました。
このご時世なので、土日は近所のお散歩がルーティンになったのですが、
近所の梅がなかなか見事で、お散歩に時間がかかるのが、嬉しい悩みです。
そんなお散歩の楽しい春にぴったりのストールが、
ネパールからお店に届いています。
今年のネパールのチャレンジの1つは「日本の春」をストールで表現すること。
ちょうど、本当に今の日本の季節のように、季節が巡って、
木々や花々が少しずつ色づいていく美しさを表現したかったんです。
ネパールも、日本のように四季がある国なのですが、
花を愛でるシーズン、というよりは、
プチお祭りシーズンなので、華やかな(色がとにかくビビッド!笑)民族衣装をみんなで着て、
家族や地域のみんなと踊って歌って楽しむ季節です。
(コロナ前に工場でお祭りをしたときのみんなのお洋服。
このときは民族ごとのお祭りではなかったので、正装まではしていませんが、それでもはなやか~)
そのため、まずは、私がなぜ「春のやわらかい色を表現したい!」と
意気込んでいるのか、を伝えることから、今年の春夏ストールの開発は始まりました。
日本はこんな花が咲いてね、すごくきれいなんだよ。
このやわらかい色を出したいな~。と遠隔で伝えて
もう少し赤味を引いて、もっと柄をまばらに描いて、
などとても細かい調整をお願いする日々。
私がストール担当になってから、すごく細かいお願いが多くなった、と
1か月に1回はあきれ顔で言われてしまうのですが(笑)
この開発中は特に、本当に細かい依頼が多すぎて
「わからないからネパールに早く来て!」と毎日言われる始末。
あきれ顔をしながらも、私が簡単にはひかないことも知っているネパールのみんなが
丁寧に色を重ねて表現してくれた春のストール。
発売してから1か月たつ今でも、いまだに恐る恐る各店の報告メールを見ているのですが
「まだ少し寒いけど、春の気分楽しみたくて、ストール選びました!」とか
「やわらかな色味が、贈り物にぴったり..!」
など、たくさんのお客様のお声をいただき、ネパールのみんなと大喜びしています。
ありがたいことに、ご好評をいただいて、一部店舗では欠品も出ているようで。。。
(特にMaiiro Stoleお待たせしています…申し訳ないです…)
少しお待たせしてしまいますが、全速力でネパールのみんなが
追加生産をしてくれているので、少々お待ちいただけますと幸いです。
追伸:
今回現地のネパールのカメラマンさんに、
生産風景の写真撮影の依頼をしたのですが、
微笑ましいオフショットをご紹介。。。
⇓Maiiro Stoleのハンドペイント職人。
僕が作ったんだよ~と見せてくれているものの、日差しがまぶしすぎて渋い顔
⇓検品ショット撮影中、カメラが少し気になってにやっとしているディディ
全体的にカメラを気にしないように作業してくれているのですが、
時折見せるこういう表情が彼女たちらしいな。と思って懐かしくなっている牛留です。
はやくネパールにいける日よ来い。。。!