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ぜひ行ってほしい!世界のこの街

マザーハウススタッフが訪れたことのある、世界のお気に入りの街をリレー形式でご紹介していく「ぜひ街!」。変わり者が多い?マザーハウススタッフの旅先は、これまた個性的です。
次のお休みの旅行に、一味違う旅先はいかがですか?

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第148回 ぜひ行ってほしい!世界のこの街

フランス国外で唯一公認されたモネの庭がある街 室戸市(高知県)

2020.01.30
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WRITTEN BY

松本知沙/まつもとちさ 丸ビル店

みなさんこんにちは!丸ビル店の松本です。
私がお店にいて一番好きなことはお客様のバッグのケアをさせていただくこと。
「こんなバッグがあったんだな」「毎日使ってくださっているのかな」と
お客様のバッグへの愛情が私にも届く瞬間です。

さて、今回ご紹介させていただくのは高知県室戸市。
私はマザーハウスに勤めるまでの5年半、香川県高松市に住んでいました。
香川在住の間にほぼ毎月訪れていたのが高知県。
それぞれの街に魅力がありますが今回はまだまだ知られざる街、
そして私の好きがぎゅっとつまった室戸市をご紹介します。


この街のおすすめポイント

1.自然の偉大さに度々ため息、『室戸ユネスコ世界ジオパーク』
2.学校まるごと水族館!?地域の人たちの愛情がつまった廃校水族館
3.フランスの印象派画家モネの家がこんなところに!?

 
 
おすすめポイント1
自然の偉大さに度々ため息、『室戸ユネスコ世界ジオパーク』

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室戸市は全域が世界ジオパークに認定されている街です。
※ジオパーク:
世界的に貴重な地質遺産を地元の人が大切に守り、
継続的に教育や観光に活かしている地域

「羽根」「吉良川」「室戸」「室戸岬」「佐喜浜」の
5つに区画されている中でよく私が訪れていたのが「室戸岬」周辺。
海岸沿いには大地震により幾度も隆起を繰り返してできた
数々の奇岩がごろごろとあります。

岩のしま模様は「タービダイト層」といい、
海底に砂や泥が層になって堆積した跡で、地震によって地上へと現れ出ています。
地球の歴史が目の前に広がり、地球に住んでいることを認識できる場所です。
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遊歩道から少し中に入ると、亜熱帯植物樹林があります。
中でも「アコウ」という木は岩を抱きしめるようにして根を張っています。
木から感じる生命力、まさにパワースポットです。
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亜熱帯植物樹林の近くには室戸岬展望台があります。
Vの字のように突き出た地形の室戸岬は
展望台からぐるりと約300度太平洋が広がり、
水平線を見渡すことができます。
また、室戸岬では日の出も日の入りも見られることで知られています。
太陽は東から昇り西に沈む、逆方角なのになぜ…
と私はなかなか理解に苦しみました。
   
   
   
おすすめポイント2
学校まるごと水族館!?地域の人たちの愛情が詰まった廃校水族館

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四国は少子高齢化が進んでいる地域ですが、
高知県は日本でも3番目に高齢化率が高く、
すでに65歳以上の方が32%以上となっています。
子どもの減少に伴い学校が統合・閉校してしまうことも。
しかし、そんなネガティブに思われる現状に対しても
明るくユーモアたっぷりに機転を利かせ、
前向きに手を取り合えるのが土佐人。

みんなの思い出の場所を残すことと、
地域の活性化拠点となることを目的に
2018年に開館された「むろと水族館」。
この水族館にはイルカやラッコといった
よくみる水族館のアイドルはいません!
むろと廃校水族館で展示されている海の生き物は
サメやカメをはじめ室戸の海の生き物。
地元漁師さんや定置網にかかったものなので、
友人談によると訪れる度に違うものが展示されているという話。

小学校のこんなところやあんなところ!?に海の生き物が展示されています。
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サメやカメがゆらゆらと泳いでいたのは、なんと25mプール!

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この予定表にも室戸の人のチャーミングさが感じられますね。
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こちらは地元の鮮魚店からもらったミンククジラの骨だそう。。。

他にも教室の児童用の小さな椅子に座ったり、
保健室で視力検査や身長を測ったりと
学校らしさがちりばめられています。
大人にとっては懐かしく、子どもにとってはなじみのある場所に
海の生き物がいる!と、みんなが思わず笑顔になれる場所です。
   
   
   
おすすめポイント3
フランスの印象派画家モネの家がこんなところに!?『北川村「モネの庭」マルモッタン』

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むろと廃校水族館から車で約30分、室戸市の隣にある北川村には、印象派の画家クロード・モネが晩年にフランスのジヴェルニー村に
作り上げた庭を再現した場所があります。
フランス国外で「モネの庭」という名称が許可されているのはなんとここだけ。
村民の方やスタッフの方が何度もフランスまで足を運んで
苗の移植などの地道な取り組みの末に出来上がった庭だそう。
モネは時間や季節を変えて何度も同じ風景を捉えた連作が有名ですが、
この庭で時を過ごすと、モネがなぜそのようなことを残したのか
という想いに触れることができる気がします。
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時間とともに移り変わる木々の葉の色や影の伸び、
空気の澄み方や肌に吹く風の温度。
同じ風景の中にはいろいろな変化があり
自然の豊かさがあることに気づかされます。
大きく深呼吸をすると、柔らかく優しい気持ちに包まれる場所です。
6月下旬から10月下旬にはモネの作品にもよく登場する青い睡蓮も見られます。また、それぞれの時期によって違う花が出迎えてくれるそうです。睡蓮を鑑賞するのであれば午前中がおすすめですが、
空間の変化を一番感じ取れる夕方が個人的にはとっても魅力的でした。
   
   

「そういえば、こんなこともあった…」旅のこぼれ話

・室戸市出身の友人の実家に泊まらせていただいた時のこと。
キッチンには大きな冷蔵庫。さらにその隣に小さな冷凍庫があり、なんと中には、凍ったマグロが!
実家のマグロ用冷凍庫は室戸市あるあるだそうです。

・「たっすいがはいかん」
これは居酒屋などのビールの宣伝ポスターによく書かれているキャッチコピー。
私は「お酒は飲んでも飲まれるな!」という意味かと思っていたのですが「たすい」は土佐弁で「弱弱しい」「張り合いがない」という意味を表し、「キレがないビールはだめ」をという意味なのだそう。
お酒を愛する高知県民をよく表してるな、と感じました。
   
   

最後に3ポイント自己紹介

松本知沙 / まつもとちさ
・旅先で必ず立ち寄るのは地元スーパー!ご当地調味料を買って味を再現するのが好きです。
・京都府出身、なんだかんだ一番の好物はお好み焼きとビールです。
・四国ラブ、関西ラブ!お客様の話しぶりに敏感で、この2つの地域ご出身と分かればテンションが上がって大声になります。

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