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ぜひ行ってほしい!世界のこの街

マザーハウススタッフが訪れたことのある、世界のお気に入りの街をリレー形式でご紹介していく「ぜひ街!」。変わり者が多い?マザーハウススタッフの旅先は、これまた個性的です。
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第108回 ぜひ行ってほしい!世界のこの街

かつては都があった!歴史情緒が漂う街 向日市(日本)

2018.05.17
nozu

WRITTEN BY

野津 亮太 アトレ吉祥寺店

みなさまこんにちは。
今年の二月からマザーハウスの一員になりました、野津亮太と申します。
入社から1ヶ月間は本店で、現在はアトレ吉祥寺店に勤務しております。

私からは自分の故郷でもある、京都府の向日市(むこうし)について紹介させて頂きます!
京都というと日本を代表する観光地で、旅行で訪れたことがある方も多いと思います。
ですが、祇園や伏見稲荷、清水寺や嵐山といった観光名所はほぼ京都市内にあり、
京都旅行に出かける際には、「とりあえず市内を回ればいいんとちゃう?」
になると思います。

実際、一回の旅行で京都市内を巡るのは大変ですが、
京都旅行で少し外れた場所にも行ってみたい!と思う方々に、
京都のちょっとマイナーで、でも歴史上で重要な役割を担っていた場所、
向日市を紹介したいと思います。

この街のおすすめポイント

1. 歴史をつなぐ古都 長岡京跡地散策
2. 桜の季節は必見! 噴水公園通りの桜並木
3. 初詣の定番 向日神社


 
 
 
おすすめポイント1
歴史をつなぐ古都、長岡京跡地散策

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みなさまは平城京と平安京の間に、
京都府内に10年間だけ都があったことをご存知でしょうか。
そこが、今回ご紹介する長岡京です。

規模は平安京に匹敵する広さで(東西4.3km、南北5.3km)、
10年間と短い期間の都にも関わらず、大規模な都市が作られています。
この土地を都にするぞ!という当時の人たちの本気度がうかがえますね。
後の平安京を作る際も、建築のノウハウの基盤となっているそうです。

長岡京が784年から794年の10年間と短いのは、
疫病や政局の悪化などの悪い事が続き、ここは縁起が悪いと都を移したそうです…残念。

都としては短命で、調査発掘が不十分だったころは「幻の都」とも呼ばれていました。
現在は調査も進み、実際に在った都とされていますが、まさに隠れた日本の歴史ですね。
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『日本書紀』に次いで編さんされた歴史書『続日本紀』では、
長岡京時代の政局の苦難が書かれています。
長岡京の跡地は、阪急西向日(にしむこう)駅の周辺に点在していますので、
平安時代初期の古典や歴史に関心がある方は、
マニアックにはなりますが、ぜひ向日市へお越しください!
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長岡京大極殿跡には、自分が幼い頃遊具として遊んだ、謎の物体があります。
調べてみると、宝幢(ほうどう=のぼり旗)を支える柱の復元ということが判りました。

遊具にしては高さも微妙で何をするものかわからなかったのですが、
子供の頃はどんな物でも遊びに変えられる力があったので、楽しい遊具となっていました。

現在、跡地はこのような公園になっております。
子供の頃によく遊んだ場所が、その昔は都だったという想像が
自分はなかなか付きませんね。
 
 
 
おすすめポイント2
桜の季節は必見!噴水公園通りの桜並木

阪急西向日駅の東口から東へ坂を下っていくと、
大きな噴水がシンボルの「噴水通り」につながります。
この通りは桜の季節になると、道の左右に植えられている桜が咲き、
綺麗な桜のトンネルを作ります。
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規模は小さいですが、桜並木が作るトンネルは春の楽しみでした。
普通の住宅街なので観光の際は注意ですが、穴場の桜スポットとしておすすめです!

ちなみにこのあたりも、道が碁盤上になっていて、
先ほど紹介した都の名残が感じられます。
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水面に浮かぶ桜に風情を感じます。
噴水は常時出ているわけでは無いですが、時間が来ると水が出て、
木陰にもなっているので夏は涼しい憩いの場です。
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おすすめポイント3
初詣の定番 向日神社

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こちらは阪急西向日駅の西側にある坂を上っていったところにあります。
向日神社は、なんと明治神宮の本殿のモデルになっています。
大晦日から元旦の間は、初詣で参拝する人の列で大いに賑わいます。

神社に行く前の参道は、上っていくにつれて傾斜が急になり、
自転車で上ろうとするとペダルが漕げなくなるくらいの急勾配です。
隣に私の出身校である小学校があり、
部活動の練習で練習メニューに参道ダッシュがあった事を
上るたびに思い出します。
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向日神社の境内の裏には、勝山公園という広い公園があります。
普段子供たちの遊び場になっている、丘のような盛り上がった場所があるのですが、
そこは「元稲荷古墳」という古墳時代の前期に作られた、この地域最大の古墳でした。

住んでいると馴染みすぎて見落としがちだったのですが、
向日市にはいろんな歴史があちこちに散らばっていて、面白い街です。

「そういえば、こんなこともあった…」旅のこぼれ話

向日市の隣が「長岡京市」という名前で、
長岡京が向日市にあったということがわかりづらくなってしまっています。
もちろん、長岡京市も長岡京の範囲に含まれているのですが、
この記事を読んでいただいた方は、
「長岡京っていう都があって、その中心地は向日市にあるんだ~」
と覚えて頂ければ幸いです。

私が中学校のころに通っていた塾の先生から、
「向日市の紹介をするときは、絶対にここに都があったことを伝えなさい」
という使命を受けているので、今回ご紹介させて頂きました。
拙い文章ではありますが、ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

また、写真提供は自分の家族にお願いしました(急にお願いしてごめんなさい)。
実家のかわいい愛犬を連れながら撮ってくれました。ありがとう!

最後に3ポイント自己紹介

野津 亮太 / のづ りょうた
・野球が好きで、小学校のころから広島東洋カープの大ファンです!小さい頃はカープは弱かったので、周りの阪神ファンの友達からからかわれていました。最近強くなってとても嬉しいです。
・大学では近代文学専攻で、夢野久作の作品で卒業論文を執筆しました。
・最近バイクを買いました。おすすめのツーリングスポットを募集中です。

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