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ぜひ行ってほしい!世界のこの街

マザーハウススタッフが訪れたことのある、世界のお気に入りの街をリレー形式でご紹介していく「ぜひ街!」。変わり者が多い?マザーハウススタッフの旅先は、これまた個性的です。
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第104回 ぜひ行ってほしい!世界のこの街

世界で最も美しい谷 ランタン(ネパール)

2018.04.13
yamashita

WRITTEN BY

山下 和希 横浜元町店

みなさま、こんにちは!
横浜元町店の山下です。

今回ご紹介する舞台はマザーハウスでもモノづくりをしているネパール。
そのなかでも、北西部にあるランタン渓谷へのトレッキングルートです。

幼少期に阿蘇の大自然に育まれたことにより、自然探索が大好きな私。
ある日「最高の場所から星空を眺めてみたい!」という衝動に駆られ、
8日間のヒマラヤトレッキングに行ってきました。

トレッキングと聞けば、「高度な技術と十分な体力が必要なのでは…?」と
心配に思われるかもしれませんが、トレッキングの意味は「山道を歩く」こと。
村々を転々としながら、山の中をのんびり歩き、同時に自然を満喫する。
「山頂を目指す」登山に比べ、非常に楽なので、初心者の方にもおすすめです。

山々に囲まれる国だけあって、ネパールのトレッキングルートは、
一生かかっても行き尽くせないほど。
今回は中でも、冒険家ティルマン(英)が
「世界で最も美しい谷のひとつ」と残したとされる、カトマンドゥ北部の
緑溢れるランタンルートをご紹介します。

この街のおすすめポイント

1. まさに絶景。肌で感じる大自然
2. 身体中に染み渡る。至福のチベット料理
3. 息をのむほど美しい。満天の星空


 
 
おすすめポイント1
まさに絶景。肌で感じる大自然

首都カトマンドゥからバスで7時間ほどのところにある
シャブルベシで身支度を整え、いざ出発です。
トレッキングの道具は、カトマンドゥや出発地点となる街で
容易に揃えられるので、渡航時は軽装でも問題ありません。
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(山間にバザールが立ち並ぶシャブルベシ)

トレッキングコースは、そのほとんどが獣道のようなもの。
車の入ることができない山道を、自分の足で進んでいきます。

トレッキングガイドは、カトマンドゥの旅行代理店で簡単に手配することができます。
くれぐれもひとりで乗り込むことのないよう…。
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(山道は、人ひとり通るのがやっと。一歩間違えれば谷底です)
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(あまりの美しさに吸い込まれそうになります…危ない危ない)

街を出てほんの数時間で、人工物の一切ない 幻想的な世界へ。
聞こえてくるのは、風の音、川のせせらぎ、鳥のさえずり、何かが枯枝を踏む音…。
気に入った場所で休憩をとって自然を満喫しながら、自分のペースで先を目指すことが
できるのもトレッキングの魅力です。
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(まるで、童話の世界に紛れ込んでしまったようです)
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(野生のサルたちが迎えてくれました。お邪魔します)

3日ほど渓谷を進んで森を抜けると、どこまでも続く絶景が広がります。
まさに圧巻です。どこを切り取っても絵になります。
カメラ好きの方は、うずうずすること間違いなしです!

標高4000m以上に生息するヤク。最近では野生種のほとんどが姿を消し、毛皮や乳製品のため
家畜として育てられています。勇ましい外見とは裏腹に、非常に温厚で優しい動物です。
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(出来立てのヤクチーズ。偶然見つけたチーズ工房でひと欠片いただきました)

人々の営みを支えてくれる動物は、ヤクだけではありません。
車のないこの地域では、ロバが貴重な輸送手段。
村人・登山者たちの生活を、働き者の彼らが支えてくれています。
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人工物のいっさいない大自然の中、人間の無力さをひしひしと感じ、
植物に動物に、日々生かされているんだなぁ…と、そのありがたみを
身をもって感じることができました。

ネパールの大自然が、みなさんの日常生活の見え方も
大きく変えてくれることでしょう。
 
 
 
おすすめポイント2
身体中に染み渡る。至福のチベット料理

食事も、トレッキング中の楽しみのひとつ。
オススメのロッジ飯(ネワール・チベット料理)を紹介します!
※ネワールは、カトマンドゥに古くから住む部族の名称です。

「Dhal Bhat Talkari」
ダル(豆のスープ)、バート(ご飯)、タルカリ(おかず)を組み合わせた
味噌汁・ご飯のような、ネパール全土で見られる典型的な家庭料理です。
スープもご飯もおかずもおかわり自由。トレッキングで疲れた身体に、
エネルギーを与えてくれます。これで翌日の山道もへっちゃらです。
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「Bhuteko Bhat」
ブテコ(炒めた)バート(ご飯)。ネパール版 炒飯です。
長粒種のお米は日本の米に比べて水分含有量が少なく、最強のパラッ具合。
タイ米に比べるとモチっとしているからか、見た目以上にお腹に貯まる優れもの。
野菜と玉子焼、チーズ…と不思議な具材達ですが、一度食べると病みつきになる味わいです!
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「Fried MOMO」
チベット料理の代表格とも言えるモモ(餃子のようなもの)の揚げ物。
通常の蒸したモモこそ有名ですが、その味わいを、一風変わった食感で楽しむことができます。
高山地帯ということもあり、中には道中見かけた山菜がぎっしり詰まっています。
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その日の夕飯は、宿に到着した時にオーダーするシステム。
どこのロッジも、非常に開放的なキッチンで作ってくれるため、
お手伝いをしながら、レシピを教わることだって出来ちゃいます。
(教わったレシピをもとに、自宅でダルバートを再現できないか現在特訓中です笑)
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(その日 山から採ってきた山菜を夕飯用に仕分けるマダム、と私の洗濯物たち)

おすすめポイント3
息をのむほど美しい。満天の星空

自然、食事に満たされながら、歩き続けること5日。
目的の「最高の星空スポット」にたどり着きます。
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(最後の目的地 Kyangjin Gompa。 可愛らしい家々を雄大な山々が囲みます)

夜になると…

7000m級の山々に縁取られた、満天の星空が…!
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いくつもの流星が空を切り、星の瞬く音が聞こえてきそうです。
心の底から「生きててよかった…」と思える絶景でした。

さすがは「世界のヒマラヤ」…とことん自然を満喫することができます。
ネパールの山々も、エベレストだけではありません。ハードルを感じられる
かもしれませんが、死ぬまでに一度はぜひ訪れていただきたい場所です!

「そういえば、こんなこともあった…」旅のこぼれ話

標高が高くなると、お肉を食べることが難しくなってきます。
食肉用に動物を育てることが難しくなることが理由です。
肉好きな自分にとって、体力を消耗しながらのベジ生活はまさに苦行。

自分史上最大の肉欲しさに悶々としていたある日、ロッジの亭主が
「チキンだよ!久々にお目にかかるだろう!」とダルバートを
振舞ってくれました。もう溢れんばかりの嬉涙を目に浮かべ、
口いっぱいに頬張ると…あれ、これって…油揚げじゃん!

「どうだい、「(畑の)肉」美味しいだろう!(ドヤ顔)」と亭主。

あいにく肉を食すことは出来ませんでしたが、
亭主のユーモラスな人柄に、(文字通り)一杯食わされました。

最後に3ポイント自己紹介

山下 和希 / やました かずき
・熊本で生まれ、長崎>神戸>愛知>東京 と桜前線のような人生です。
・「海と山、どっちが好き?」という質問には、いまだに答えが出せません。
・最近のマイブームは、陶器・土。会津本郷焼が気になっています。

横浜元町店より店舗改装のお知らせ

横浜元町店は、この度 お店の2階を改装いたしました。
マザーハウスのモノづくりをより深く知っていただける場所として、
バッグの誕生秘話や職人の手仕事に触れていただけるコンテンツをご用意しています。
皆さまのご来店を、スタッフ一同心よりお待ち申し上げております!
詳しくはこちら:横浜エリア周年イベントについて

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