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ジュエリーマザーハウスの日々。

このマガジンでは、ジュエリーマザーハウスの最新情報とともに、都会の中でふと 肩の力を抜いて笑顔になれるようなあたたかい日々の様子をご紹介していきます。

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第34回 ジュエリーマザーハウスの日々。

スリランカへ行ってきました vol,3

2018.08.16
hamanaka

WRITTEN BY

濵中 望帆 ジュエリーマザーハウス本店

こんにちは。
ジュエリーマザーハウス本店の濵中です。
本日は、“Factory Visit”のスリランカ編、最終回をお届けします。

スリランカ滞在の最終日、
私たちはモノづくりの川上まで遡り、宝石が採れる現場へと足を運びました。

コロンボから車で約2時間くらいかけて、採掘場のある“ラトゥナプラ”へ。

車にのりこみ、ゆらゆらと曲がる山道の中へと入っていくと・・・
そこは、自然豊かな山林の中。
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濡れた土の道を歩いた先には、畑がありました。
辺りは、鳥の鳴き声が響き渡ります。

こちらが、採掘のために手づくりでつくった井戸です。
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辺りの煙は、虫除けのために焚いていて、
この黒いビニールシートの中には、井戸から掘った土砂が入っています。
この中に原石が眠っているのだとか・・・

すると、なにやら突然雲行きがあやしくなってきました・・・

突然のスコールです!

土砂降りの中、小さな屋根のある場所へみんなで避難。
土砂降りのため、屋根の中で静かに雨が止むのを待ちます。
こうした一時的なスコールは、スリランカではよくあるそうです。

数分後、少し雨が弱まったので、
井戸の中の土砂を、ロープで地上に出す作業を見せてくれました。
作業中は、とてもひたむきに働いていました。
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採掘現場では、環境を破壊しないように、
政府が規制をしているので、大規模な開発はしていません。

こうしたロープを使うか、ポンプを利用して、
奥底にある土砂を、地上に出す作業を繰り返します。

井戸の中を覗いて見ると、
約2メートルほどの深さの井戸の底に、採掘しているおじさんがいました。
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井戸のそこは、横に広がる形で道をつくっていて、地中の土砂をかき集めています。
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こちらはその土砂です。
「この泥の中に、原石が眠っているのか・・・・」
とても不思議な気持ちです。

土砂を洗うため、井戸から数メートル先の川へ運びます。 

採掘をするおじさんが土砂をザルの中に入れて、川に入れました。
泥が、川に広がっていきます。
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勢いよく、ザルを何度も、何度も回しながら、
20秒くらいすると・・・ザルの中からたくさんの茶色い小石が見えてきました。
こうして、ザルの中の小石を綺麗に洗います。

そして川から上がり、ザルの中の小石を手でかき分けながら原石を探していきます。
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「もしかしたら、あの中に原石があるかもしれない・・・」
私たちは心の中で、ドキドキしながら期待が膨らみます。

そして数十秒後、ザルの中の手が止まり、一粒の黒い小石を差し出してくれました。
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私:「これは・・・何の石だろう?」

採掘を案内してくれたおじさん:
「これはね、宝石ではないんだよ。
でも、この石が出てくると、原石が採れる土壌だという証なんだ。
だから、ここを掘り進めていくんだ・・・」

私たちはその小さな黒い石を手にとり、まじまじと見つめました。
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しばらくすると、採掘をしていたおじさんの手が止まりました。

今回は原石は出てこなかったようです。
こうした作業を繰り返し、繰り返し行うのですが、
1日作業しても、1個も原石が見つからないこともあります。

私たちは、採掘現場の方々にお礼を言いました。
「原石を見つけるのは、地道で辛抱強く機会を待つ作業なのですね。お疲れ様でした。
作業の様子を見せてくださり、本当に、ありがとうございました。」

スリランカ滞在の最終日、
私たちは、「お店にあるジュエリーの貴重さ」をあらためて実感しました。

「一つ、一つ、手で掘って採られ、私たちの元へと届く宝石」

その価値は、尊いものでありがたいものであると。

採掘の現場を実見して、宝石は自然のもたらす希少な奇跡の石であることを
あらためて感じました。

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こうして3つのメインイベントは終わり、
私たちのスリランカの旅は、締めくくりました。

天然石を研磨していく過程を見て、
丁寧に時間をかけて、研磨をしていく流れを教えてもらう中で、
今まで見えてこなかった「難しい技術」や「地道な作業」であるという発見がありました。
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工房を見学する中で、お店にいて疑問に思っていたことを質問し、
ジュエリー製作は「非常に複雑な工程」を経て、美しさを追求していることがわかりました。
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時には、笑いあって過ごす時間もあり、職人たちとの距離が縮まりました。
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採掘現場のおじさんたちにも出会い、
自然の賜物である、宝石の価値をあらためて再認識しました。
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多くの現地の人々とたくさん話し合い、交流することを通して、
普段お店にいるだけではわからなかったであろう、
本当の意味で『モノづくりの現場』を知る、そして学ぶ、
とても貴重な5日間になりました。

このブログ以外にも、みなさまへ
まだまだお伝えしきれないほどの多くの出来事がありましたので、

お店にいらした際や、ブログなどを通してまたお伝えできれば、幸いです。

長編になりましたが、ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
最後はスリランカの感謝の言葉で、終わりたいと思います。

ストゥーティー!
(ありがとうございます!)

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