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ジュエリーマザーハウスの日々。

このマガジンでは、ジュエリーマザーハウスの最新情報とともに、都会の中でふと 肩の力を抜いて笑顔になれるようなあたたかい日々の様子をご紹介していきます。

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第23回 ジュエリーマザーハウスの日々。

スリランカで感じた石の重み

2017.08.08
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青坂 大阪店

みなさまこんにちは。大阪店店長の青坂と申します。
私は先週FV(Factory Visit)でスリランカに行ってまいりました!
FVというのは、店長全員がマザーハウスの生産地を訪れることができ、現地のモノづくりを体感できるという社内企画です。
私がなぜスリランカを選んだかというと、生産地の中でスリランカが一番新しい国ということもあって、社内的にみても情報量が一番少ないと感じていました。
もっとたくさんの知識を吸収して、スリランカジュエリーの魅力を伝えたいと思ったからです。

スリランカではカラーストーンを使ったジュエリーを作っているのですが、
原石の採掘から石の研磨、ジュエリーを1つずつ形づくっていく過程を目の当たりにし、今まで表面上だけであった知識が色づいて立体になっていくことが大変嬉しく、とてもわくわくする体験ができました。

工房があるコロンボは、スリランカの西部に位置しており、経済的な中心都市でもあります。
空港から約1時間ほど車に揺られながらたどりつきました。
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工房では、職人兼マネージャーでもあるカスンに教わりながら宝石を台座部分のツメにとめる挑戦をしてきました!
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(職人のカスン)

コンコンと小さいハンマーで繊細に角度をかえて数回叩くと台座のツメ部分がきれいにはまっていきます。
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強すぎても石を傷つけてしまうし、弱すぎても石がぬけ落ちてしまう、微細な技術を必要とするまさに職人がなせる業だと体感しました。
みているのとやってみるのとでは全然違っていて、思い通りにいかないもどかしさを感じました。
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カスンに今後の目標を伺ったところ、
「どんなに難しい商品でもクオリティーには自信がある。品質をそのままに生産性を上げること。忙しくても苦ではない。」と言っていた姿が印象的でした。
この日、販売チーム側から日本での販売状況の発表などを行っていたのですが、発表の前の午前中が最も忙しい時間で、前日は徹夜をしていたということが会話の中で分かったのです。
しんどい素振りを一切見せず、自分の仕事に真摯に向き合う姿勢、私たちの話しに真剣に耳を傾けてくれている姿にとても感動しました。
休みの日もジュエリーづくりを行なう程、職人としての誇りを持っていて、真面目なカスンですが、お休みの日は愛娘にこんな優しい笑顔がこぼれていました。
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(左:娘リサリー、右:カスン)

滞在中に現地の暮らしや文化を体験しよう!ということでホームステイを1日させてもらったのですが、そのお家がカスンと同工房で事務をしているラシカ夫婦のご自宅でした。
工房から約1時間半。バスとトゥクトゥクを乗り継いでたどり着きました。
集落一帯に親戚などの身内が住んでいるらしく、ドアが開けっぱなしでみんな挨拶しながら気軽にご近所の自宅にも入れる様子でした。
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私も何軒か挨拶まわりに行かせていただきました。
私の母が7人兄弟なので親戚が多く、みんなで集まってわいわいと過ごした昔を思い出し、懐かしく感じました。
小さい子供もみんなで可愛がって遊んであげるなど、家族の人数が多かった頃の日本はこんな感じだったのかなと思いました。
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スリランカから帰国してお店に立っている今、
職人の技術を体感できたこと、職人やその家族のみんなに会えたことによって、
スリランカのジュエリーたちがより立体に今まで以上に輝きが増したように感じます。
長い年月を経て様々な色へと変化した原石たちと職人やそこに関わる全ての人によって生み出されるジュエリーたち。
想いがこもった世界にたった一つのジュエリーとお客様を結びつけるお手伝いをもっとしていきたいと感じました。
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(ホームステイ先の職人カスン宅にて)

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