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パパ役員が語る 子育て経営学のすすめ

子育てと仕事の両立に走り回っているのは、ママばかりではありません。
パパたちも、ヨチヨチ歩きのベンチャーとヨチヨチ歩きの子供たちを相手に奮闘しています。
ベンチャー役員、そしてパパである戌亥がリアルな日常とそこからの学びを紹介。
涙あり(?)、笑いあり(!)の火曜日定期連載です。

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第4回 パパ役員が語る 子育て経営学のすすめ

時間管理 その2

2015.12.01

こんにちは。マザーハウスのパパ役員戌亥です。
 
 
今回は第2回に引き続きの「時間の使い方」のお話。
ただし、わたし自身ではなく、
家族全体について考えたお話です。

下の子が産まれ、なるべく家事に参加するようになった昨今。
やってみて思いますが、本当に大変ですねえ。
仕事よりもはるかに大変。

いつも主体はママなので、わたしは大きなことは言えないのですが、
たまにママに代わって上のむすこを迎えに行き、
下のむすめと二人を寝かしつけるところまでやると、
日々のママの大変さが身に染みて感じられます。とにかく大変、大変。

18:00にはお迎えに行って、うちに帰れば18:30。
下の子は20時、上の子も21時には寝かせたいので
(それより遅いこともしばしばですが、、、ごめん)
リードタイムは1.5~2.5時間しかなく、怒涛の時間が始まります。

この僅かな時間の間に、やるべきタスクは以下の通り。
ミッションは「子供たちが健やかに眠りに付くこと」。

・上の子の着替えを洗濯して干す。
・上の子、下の子二人にご飯を食べさせる。
(わたしは料理をしませんけど、ママの場合は調理までしないといけない!)
・ご飯の後片付け。
・二人の子供をお風呂に入れる。
(二人はあまりに大変なので、最近上の子は察して一人でシャワーを浴びます)
・二人の子の歯を磨く。(下の子も上の歯・下の歯が生えてきました)

Oh Too Much TASK !!!

世の中の働くママさんは概ねこれらを毎日されているのだと思うのですが、
仕事を終えてから、毎日このタスクをこなすのは
本当にハードではないでしょうか?
うちのママもそうですが、
「毎日が戦い」「もうへとへと」というのは大いに頷けます。

そんなママの負担を少しでも和らげるべく、
わたしもできるだけのことはしてきました。
食器洗い、洗濯物干し・たたみ、お風呂洗いなど、なるべくのことは。
それでも慣れないものですから、
何をしてもママより時間は掛かります。
そのたびに、
「自分の要領が悪い。もっと効率化するんだ。
食器洗いにかける時間はひとつ当たり平均10秒以内!!」
「立派なパパとしてやり切るぞ!根性が足りない。ママは毎日やってるんだぞ!!」
と言い聞かせてやってきました。

しかし、そんな経験が数回重なったある日、
深夜キッチンで一人片付けをしていたとき、
なぜか急にこれまでとは違う考えが浮かんできたのです。

これをママは毎日やってるんだよな。
それは感謝すべきことではあるけども、
一日平均2時間、毎回ほぼ同じルーティン業務をしていると考えれば、

<投入時間> 月間:60時間、年間:730時間 ※年中無休365日稼動の想定
<ルーティン時間割合> 25% ※1日の所定労働時間を8時間と考えた場合

対労働時間比率25%が高いのか低いのかは判断が分かれそうだが、
最も問題なのは、特に手を打たなければ、
ママがするにせよ、わたしが手伝うにせよ、
いずれにしてもこのルーティン業務は10年以上続きそうなことだ。

これがもし会社なら、もっと効率化する方法を考えるよな。
機械化とか外注化とか。
なぜ家事だけはこれまでそう考えなかったんだろう?
これまではママに日頃の負担を押し付けて、自分はたまに手伝って
”がんばった”気になっているだけ。何も根本的に解決していない。
たまに現場に来て、ちょっと何かして満足して帰ってしまうダメ経営者のようだ。
わたしがやるべきは現場の状態を見て、
根本的な解決策を提案することじゃないのか??

この日は一人薄明かりのキッチンにいたためか、
なんだかどんどん考えてしまいました。
そして、翌日にはもうどうしても抑えられずママに提案。

「家事はできるだけ省力化しよう。たとえば、食器洗浄機を買うのもいい。どうかな?
あるいは、最近は家事代行サービスもかなり一般に広まっている。
家事代行なんて贅沢、もったいないと思わず、まずは数日でも試してみない??」

その後、いくらか話し合いはありましたが、現在は状況に合わせて、
家事代行サービスをお願いしたり、そもそもやらなくてよい家事は削減したりして、
以前よりは平和な家庭環境になった気がします。
(実際、ママが手一杯だとぴりぴりしますから、子供にもよくないのです、、、)

チームの大黒柱であるパパ(この考えが旧世代的ですが笑)ができることは、
日々のママのフォローや気遣いももちろん大事だけど、それだけじゃない。
常に全体観を持って、チーム全体の生産性アップを心掛けることも、
リーダーに課せられた任務なのだ、
とあらためて感じた出来事なのでした。
 
 
ママ、子供たち、これからも一緒に話し合いながらがんばろう。

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戌亥一幸(マザーハウス常務執行役員)
1975年奈良県生まれ。大学卒業後、大手アパレルメーカー勤務。
2010年、マザーハウスに転職し、商品戦略担当に。2013年より、現職。
2015年に女児が産まれ、現在、一男一女の父。
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