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MOTHERHOUSE MAGAZINE
山口絵理子の日々思うこと。

いろんな青。

2016.06.23

全く関係ないですが週末を利用して石垣島に行ってきました。

私、講演会でいろいろな県には行くのですが、
いつも滞在時間4時間とかで飛行機で帰ってくるので、
正直日本のことは詳しくなくって、行ったことがない場所も
結構あります。

ずっと「石垣島」って行ってみたいなあって思ってた。

私のイメージは青い空と青い海って感じだった。

行ってみた感想。

「こんなにたくさんの青があったんだー」って思った。

海の青も何種類もあった。

そして、人生ではじめてのスキューバダイビングをしたら、
海底には緑から徐々に珊瑚の色になる青があった。

私は、小さい時から耳があまりよくなくって、
気圧が心配で、深いところまで潜るのはやめておこうってずっと
思っていたんだけれど、なんか飛行機でもだいぶ慣れてきたし、
潜ってみたい!と思ったのだ。

最初ものすごーく痛いし怖いし、酸素のやつは私には重過ぎて
ちょっともぐったら「だめです、やっぱりやめる・・・。」って
ダイビングのインストラクターさんに泣きつく。
(↓見てこのしぶしぶ感・・・)
isigaki2

「大丈夫ですよ!海底に行ったら忘れちゃうから!」
「いい加減なこと言わないでくださいよ!」(って本気で反論する私)
「落ち着いて深呼吸してください!」
「だって、沈んじゃったらどうしたらいいんですか?!」
「沈まないとダイビングじゃないんで!」
「・・・・涙。(反論できず)ちょっとずつ、やる。。。」
満面の笑みのインストラクターさんの顔は
弱虫な私には、怖い先生に見えた。

それでも、ちょっとずつもぐってみて、
はじめて海底に手が触れた。

今度は怖くてその手が離れられなかったけど、
前向いたら青くて小さな魚たちと珊瑚がいた。

彼らに会えたら、怖さも耳の痛みも吹っ飛んでしまった。

そしてゴーグルの中が
涙でいっぱいになっちゃって、すぐに見えなくなっちゃった。

それくらい、私、人生で1番感動した。

大人で海底で号泣するのは私くらいだ、みたいなことを
言われたけれど、本当に感動したんだもん。

「私、地球の半分しか、知らなかったんだあ・・・。」

地上にあがって、海を眺めながらそう思ったのだ。
isigaki

そしてもう一つ、
「自然って、私が思ってた色よりもずっとずっとビビッドで
カラフルだったんだ・・・。」って思った。

バッグの色を選ぶ時、自然にある色を選ぶ。
花の赤や、銀杏のグラデーションや、この夏出したばかりの
ヨゾラの夏色も、全て全て自然からの色だった。

でも、海底の色は今までなめし工場で出そうとも思わなかった
ビビッドな色だった。
なめし工場の技術者、チャンがそんなビビッドな色を出した時、
「だめだよ、すごくケミカルな色してる。」って一蹴していたけど
私が完全に間違ってた。
(チャンに謝りたい。)まっさきにそう思った。

もう何十カ国も行って、素晴らしい自然もアートも、アフリカの小国の
中の壁画だって見てきたし、ペルーのナスカの地上絵だって見たし
アリゾナもデンマークもルイジアナ美術館だって行った。
それなりに見ているつもりだったけど、こんなに近くに
こんなにカラフルで素晴らしい世界があったなんて。

翌日も再びダイビングをして、魚さんと一緒に遊びました。

おかげで筋肉痛だけど、私は作りたいものたちでいっぱいになった。
最後の帰る前に西表島にいって、今度はマングローブを見に行った。

今度は違うトレッキングのインストラクターさんがいた。
(山なら任せて!迷惑かけないぞ)って思ってた。

「お名前は?」
「やまぐちえりこです。」
「へー、やまぐちえりこさんっていますよね!バッグ作ってる人。」
「・・・。」

こんな最西端まで、バングラはつながっているのだった。
そして西表島の空もまた、透明感あって本当にきれいだった。
どんなに頑張っても近づけないけど、でも頑張る。

ヨゾラ、夏色出ました。
yozora summer

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