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MOTHERHOUSE MAGAZINE
山口絵理子の日々思うこと。

10周年。

2016.03.06

関東、関西での10周年イベントにお越し下さった
皆さん、そして参加はできなかったけれど、
応援してくださっているたくさんの皆さん、
10年間、本当にありがとうございました。

10周年を、お客さんと一緒に、そして夢を同じくする
スタッフと一緒にお祝いできたことは私にとっては
ミラクルなことで、10年前は夢にも思いませんでした。

何お話しようかなーってお風呂で考えていたら
それだけでボロボロ涙がでてきて自分でも不思議だなあって
思うくらいだった。

あんまり頭では大変だったこととか覚えていないのに・・・。

今回のイベントは、私たちの商品が入場券みたいな
ものだったから、お客さんの列は、バッグやストールの
列みたいだった。
この10年間で作ってきたモノたちだった。

それを見ながら、ハッとした。

商品ごとに、作っていた時の工場と
そこで働いていたスタッフと、当時の自分が
フラッシュバックしてきて、あの時見えていた
世界とまるで違うものが今見えているなーって。

10年間、スタッフが成長することには圧倒されてきたけれど
自分自身は、正直あんまり、どこが成長したとかは
モノ作りのノウハウは別にして、感じていなかった。
私は一度も上司をもったことがないので、
評価とかは常にする側で、受けたこともないから分からない。

でも、お客さんのバッグ見ながら、
確かに昔の自分より今は広くて大きい世界が
見えているなあって思った。

昔の自分には、世界の魅力がそこまで分からなかった。
バングラにとじこもっていたから、というのもあるけれど、
世界中がこんなに多様性に溢れていて、それぞれがそれぞれの
個性を持っていて、思っている以上に力強いこと、
心からは理解していなかった。

今は、世界に飛び出していくことが、単なる
気合いとか情熱とかというより、
ものすごく具体的に、その個性的な色を如何に伝えられるかって
考えられる。

そして販売としても、地域の色を理解しながら
私たちが如何に日本のおもてなしや、スタッフの笑顔という
共通項を伝播していけるか、具体的にイメージできる。

そしてそれを私以上に考えられるたくさんのスタッフがいる。

「途上国から世界に通用するブランドをつくる」

ボヤっとした夢だったものが、今はすごく、くっきり見えるようになった。

夢がリアルになる過程って、カメラのピントを合わせていくことと
ちょっと似てるなあ。

最初は何がどこにあるのかさっぱり分からないけれど、
どこかな?って目を凝らし焦点を絞り続けていたら、
きっと見えてくるものがある。

最後に、まるで無計画で、迷いながら、危なっかしい私たちの道のりを、
支えてくれた多くの皆さん、本当に本当にありがとうございました。
そして、もしよければ、次の10年も、
新しい世界への冒険や感動を一緒に感じられたらと思っています。

冒険

マザーハウス 山口絵理子より

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