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MOTHERHOUSE MAGAZINE
山口絵理子の日々思うこと。

エプロンの色について

2016.01.26

今、工場でみんながきるエプロンを別注で作ってもらっている。

もともと担当ごとに、エプロンをしていたり、
ヘアキャップをしていたり、結構バラバラだった。

しかもこれまでも何度か白いエプロンを用意していた。
はじめてじゃない。
でも別注ははじめて。
オーダーメイドで色もサイズもスペックも決めている。

でも、とにかく猛暑になると、
エプロンはどこかにハンギングされている。

だから続かなかった。

わかる。もう全裸で仕事したいと思うくらいのうなる暑さなのだ。

しかーし、今度は季節限定エプロンとは言わせない。
なんせ、バングラバージョン、ノースリーブなんだから。
工場移転したし、本気の本気でエプロンを作ることになった。

「本当に着るんだね?暑い時も。」

「自分たちの好きな色だったら着るよ!」という。

ほんまかいな。

「じゃあどんな色なの?」

「エメラルドグリーンさ!!」

「へ???エメラルドグリーン?!」

全くうちのカラーじゃない・・・・。

革で使ったこともないし。

「なんで好きなの??」

「きれいじゃないか!」と目をくりくりさせながら
みんなが言う。

そうか、そういうものって、理由はないよね。

大多数のベンガル人の瞳に何も言えず。

更に、モインさんが
「あの色に決めたんだ!」ってまたもや誰よりも
目を輝かせている。

そうか。ならよかった。

みんなが気持ちよく働くのが最終ゴールだ!

私は、最後はいつも目的思考なので、品質があがって
いいものができればブランドカラーなんて何でもいいと思う。

今日は、その別注ノースリーブエプロンの
ラフサンプルができたみたいで、エプロン工場の人が
もってきた。

じゃん。(まだ未完成でボタンやブランドネームなど色々ついていない)
IMG_1187

「わーい!着せて着せて!」と
最初はつれなかった私が1番はしゃぎ、着せてもらった。

「マダムにはでかい。Sサイズでさえもでかい。」と言われた。

「うるさいよ!XSをオーダーしたい。」

「だめだよ。例外はなしだ。」

「例外はなし・・・。」

規律正しいのか正しくないのか全く分からないマトリゴール。

私がしょんぼりしているとマムンさんが助け舟を。
「中に着込めば大丈夫だよ!」

(え・・・・。暑いからノースリーブのエプロンにしたのに・・・?!)

みんな優しそうで、冷たい。

そして、全ては、郷にはいれば郷に従え。

複雑な胸中、再びサンプルに戻ると、
この色が選ばれた理由が工場の権力構造からだと分かった。

モインさんという工場長、そしてNo.1のサンプルマスターが
好きな色だったのか。

既にエプロンにあわせるためにそのシャツを買ったのかな。。。。まさか・・。

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