MOTHERHOUSE

MOTHERHOUSE MAGAZINE
山口絵理子の日々思うこと。

工場はじまり。

2015.12.27

久しぶりの工場は、やっぱり活気があって、エネルギーに満ちあふれていた。

私はセキュリティが高まった車にのって出社した。

「アッサラームアライクム〜」といって
工場に入ると、いたるところから、手を振ってきてくれた。

そうしているとすぐにモンジュラニ(縫製担当)がきて
「全く政府ったらさ!年寄りになっても何もしてくれないくせに
税金ばかりあげてさ!」となぜかいきなり世間話を
スタート。

「どうしたのさ、モンジュラニ。」と聞くと
頭にきているらしい。

そうしているとモニルがきた。
「あらモニル、ヘアスタイル変えたんだね!超似合ってるじゃん。」と
いうと、心底嬉しそうな顔をして、
「そうだよ。この前切ったんだよ。」
「いくらだった?」
「60tK(約60円)」
「げーー、まじでーー!やっぱり安いなあ。。。」
「日本は?」
「カットだけでも4、5000円するよ。」
「え!マダムのこんなぼさぼさな髪でも?!」とモンジュラニ
「・・・・。」私は沈黙。
そしたらモニルが、
「日本は水が高いんだよ!」と。
「・・・・。」

いきなり、ドシドシとサンプルルームにくるスタッフが絶えず、
なんとも言えない雑談に約1時間取られた。
でも心無しか、みんなが着ているものが結構おしゃれになっている。
なぜだ。バングラの経済発展?!
ブラウンのアウターにオリーブのストライプのシャツきたり、
色合わせとかも前より全然良くなってきているなあ。

雑談の中に、むかーし、見たスタッフがいた。
「あれ?」って聞くと
「戻ってきたんだ。」だそう。

マトリゴールは本当に戻り率が高いなあ。
家族の事情やヘッドハンティング
されて他社にうつっても、ものすごく高い確率で戻ってくる。
だから、最近はやめるってなってもあんまり悲しくなくなってきたんだ。

みんなと一緒に手を動かしながら、日本で色々と
コンセプトを考えてきた新作を作り始めた。
1年でいつも数回、幸せだなーって心から思う事があるんだけれど
今日はその内の一つだった。

(私は、やっぱりこれが1番幸せで、ずーっと
続けられたらあんまりそれ以上欲しいものないなあ。)
って思った。

少しスタートが遅れてしまったけれど、
春夏に向けて、軽やかに暑さをふっとばすような商品を
作ります!

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