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MOTHERHOUSE MAGAZINE
山口絵理子の日々思うこと。

出会いのジュエリー

2015.12.01

日本と打って変わってインドネシアの
ジョグジャの真夏を体験中。

といっても、いきなり豪雨!!

すごい自然の力いっぱい感じながら、
ジュエリー作りをこちらで頑張っています。

インドネシアのジュエリーを10月末からはじめて
こんなにもたくさんの方が選んで頂いていて、
正直、期待以上で、ジョグジャのみんなも
予想以上の忙しさで、、、今日ゴールドの配合から
やってくれているムギさんの肩や腰には、
湿布の跡が・・・・涙。

それでも笑顔で、一生懸命作ってくれる姿に
とても感動しています。

私自身の偏見ですが、そんなにオーダーが入ると
忙しくてもう嫌だよとか思ってしまうかなって
思ったんです。

でもジョグジャの人たちって、本当に作るのが
好きなんだなあって感じます。

「どうしてそんなにがんばるの?」と普通に聞いたら、

「ボクにはこれしかできないからさ。」って笑われた。

それって、すごく素敵な言葉だと思った。

「これしか」に込めてきた職人人生30年分。

それは謙遜でも悲観的なニュアンスでもなく、
とても誇りが感じられる言葉でした。

そして、とてもジョグジャっぽいなあって
思いました。

バングラだったらきっと「お客様がいるから」って
答える。
ネパールだったら、「仕事が好きだから」って答えるかも。

ジョグジャの人たちは、うんうん、多分
ゴールドやシルバーの職人さんは、1人で
やる仕事だからこそ、そこに
「職人」としての覚悟みたいなものを感じるんです。

バッグもストールも、1人だけで仕上げることは
できず、分担作業にはなります。
でもジュエリーは、分担でやったら異なる線が
表現されてしまうから、自己完結なんですね。

だからこそ、家という空間が工房でも
ピリッとした厳しさがどこか漂っています。

国には国の、村には村のやり方があって、
モノ作りも、十人十色。

それらを少しずつ学びながら、作る人の
人生を垣間みれるこの仕事に、改めて私は
やり甲斐と奥深さを感じます。

職人さんたちの家から、マザーハウスの全店まで。
そこからこんなにお客様に届くなんて
私には夢みたいに思えます。

更に小田急新宿店では16日から、ジュエリー専門の
期間限定店舗がはじまります。
ジュエリーのバイヤーさんが「欲しい!こんなのない!」って
言ってくれたんです・・・涙。

今思えば、マザーハウスにジュエリーが仲間入りするなんて
計画書にもなかったことだし、去年の今頃はぼんやりとする
見ていなかった未来像。

でも、出会いがふってきて、出会った意味を追い求めてたら
形が見えてきて、素材が見えてきて、、、、
そんな風に、流れに逆らわずに自然体で楽しんでいたら
今がありました。

全ての道のりで「これだ!」って決めつけてきたら
きっと出会いを無視してしまっていたと思う。

日々、ドアを全開にして、可能性を無限に感じながら
過ごすことで色んな人や素材や技術との出会いを
とても新鮮に好奇心と共に受け入れられてきました。

私は途上国を旅しながら、いつも思うのは
出会いを必然にしたいな、って思うんです。

モインさんたちと出会えてマトリゴールがあり、
サリナたちと出会えてあったかいストールがあるように。

多分、そんな風な気持ちにさせてくれるのは、
ジョグジャカルタはじめ、途上国の場所がもつ
魅力なのではないかなって今日ふと思いました。

開放的で空が広くて。

今日はまた色んな工房をお邪魔させてもらっていたら
出してもらったお茶にもその魅力がぎっしり!!!!
木や木の実や葉っぱで、「体があったまるわよ!」と。
もう汗だくの私なんだけれど(苦笑)。

te

世界の多様性、これからも形で表現していきたい。

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