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山口絵理子の日々思うこと。

2022‐2023

2022.12.31


今年は挑戦できたこともあったけれど、その裏でやり抜けなかったこともあったなあ。

挑戦という意味では銀座に自分の名前のお店を出したこと。

「1年契約」でオープンできた銀座東急プラザ入ってすぐの場所。

この前「契約延長をしたい」って言ってくださり、本気で嬉しかった。

あまりにも夢中で服作りをしている裏で、それは達成感も充実感もあったんだけれど、経営者としてはできなかったことも多い。

少しずつ何かが変わっていっているのを見抜けなかった。

それでもなんとか利益が出たのはスタッフみんなの力であり、経営者の力ではない。

でもここ数ヶ月は店頭に自分自身がいる時間も生まれてきて、徐々に、「感度」が高くなってきている。

ああ、ここがズレていたんだという気づきや、ああ、やっぱりこれはやってよかった、という思いや、ここが圧倒的に足りない、という反省など。

そして、小さな気づきの集約として、大きな戦略に落とし込んで刷新できる来年にしたいなあって、目標が今は渇望くらいになっているので来年は経営者として成果を残したいなってなんだか起業して初めてくらい気合が入っています。

ギアチェンジすべきものは意思決定を迅速にして、ブランドとしての体幹軸がはっきりとするような一年をプロダクトービジュアルー空間というクリエイティブ面で特に作り上げたい。

と仕事の上では反省も豊富も非常にこの上ないほど、はっきりしてるから、燃えている。

でも、やっぱり個人の人生を振り返ると、圧倒的に「母」としての時間が濃くて、達成感も不安も山ほど感じた一年だった。

先月娘が2歳に元気になったとき、あまりの達成感に私は保育園の帰り道をずっと号泣していた。

「よくぞよくぞ、何事もなく、12キロになり、こんなに笑い声をあげてくれている!!」と。。。

母という軸ができて、デザイナーと経営者という「線」だった感情の尺度は、3軸になり面となった気がする。

その三角形に引っ張られる自分自身はこの一年、なんだかトランポリンみたいに空中空回りを続けた日々も山ほどあったけれど、今までのジャンプよりも高く、面白い景色が人生に飛び込んできた一年だった。

来年は1月からバングラ、インドへ、そして来月末はデザイナーとして2回目のファッションショー、3月には経営者として会社が17周年で、4月には娘は「ひかり組」さんになる。

毎月、毎日、毎時間、自分の肩書きが変わるような日々を過ごしているし、これからもきっとそう。

でもそれらはバラバラなようでつながっていて、私自身の哲学の上からは外れることはない。そのつながりが面白くなってきた今年、経営とは総合芸術のようだなあと感じてきた。美しく全ての要素が自立的に主体的に動き成長する舞台を頭と心と手を使い描いていきたい。

実は今、ドキュメンタリーを撮ってくれているクルーの人がいるんだけれど、「肩書きに困りますよね・・・・七変化というか何者ですかね・・・」ってこの前言われて爆笑しちゃった。さらにスタッフが「山口さんはどんな人?」って質問された時に「うーーん、捉えどころがない」って真顔で答えていて、(なんだそれ・・・・。もうちょっと言い事言えよ!)って内心思いながらも爆笑した。

何者でもない、ただただ、私という個人でありたい、来年も。

よろしくお願いいたします!  Going my way!!      山口絵理子

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