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山口絵理子の日々思うこと。

product speaks

2022.01.13

昨日新しい新作の商品発表が終わった。

ずっと長い期間かけて作ってきたものをみんな(スタッフ)に共有するのは
とても緊張するんだけれど、それよりも今回のバッグは、とても大げさだけど、
自分自身と重なることが多くて、それが何より緊張した。

コロナだからオンラインだった。

みんなの表情や歓声はいつもとても励みだった。

だから、それがわからなくて、わからないのに、触らなければわからないようなプロダクトだったから尚更わからなかった。

でも、チャット上のコメントを見て救われた気持ちになったり、嬉しい気持ちになった。

「このバッグは山口さんの人生と重なる部分がありますか?」

という質問があった。

どうしたらこんなに鋭い質問ができるスタッフが育つのだろうか?笑。

うまく答えられなかった。

全体的に、今まで一番、「説明ができない」って思った。

私はいつも思ってきた。

デザイナーってもっと伝えることに力を入れる時代だよって。

だからyoutubeの個人のチャンネルも持つようにした。お客様に丁寧に説明して、初めて伝わるものがあるんだからって。

でも、今回は正直、一緒に作ってきてくれた仲間やリーダーのみんなが解説したり、解釈してくれる言葉があまりにも必要で、私自身はとても抽象的なフワフワしたことしか言えなかった気がして、発表が終わった時に第一声が「今まで一番説明できなかった!!!」って副社長の山崎に訴えていた。
自分自身が力を抜いてみて泳がせるように作ったプロダクト。
作っている時、「手」がキャッチした感覚だったり、無意識につなげた曲線や、陰影や全てのバランスを、どうやったら言葉で説明できるだろうか?!って脳内で焦ってしまって。
言語が感覚に圧倒的に追いついていない、って痛感した。

確かに話すことが苦手な私だけれど、ここまで感覚と差が開いてしまったんだね、、、、って気付かされた日だった。

できる限り、感情を分解して、伝えようと努力して、これまでの人生を歩いてきて、異国のみんなにも拙い言葉だけれどそれでも「話す、説明する」ことが何かを生み出す一歩だと思ってきたのに。

「ものを見て、それぞれで意図を解釈してもらえたら嬉しい」って思った。

Product Speaks.

うん、Productのみんなの方が雄弁なんだ。

多分今年はそんな年になる。

追伸:そんな感じなので、動画の方ももしかしたら続けられないかなって思っている。その分、いいもの作りたいとも思っている。また、色々こうして言葉にできることはしていきたいな。 see you.

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