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山口絵理子の日々思うこと。

ミャンマーへの旅。

2018.07.27

久しぶりのブログになってしまった。

ベルリンから帰国してから、私は三ヶ国周遊の出張にでています。

最初の国はミャンマーでした。

ミャンマーを囲む全ての国で生産を展開しているため、
近くに感じてはいたものの、今まで一度も行ったことはなかった国。

近くに感じたエピソードの一つは、ロヒンギャの問題でした。

イスラムと仏教、二つの宗教の間で起きたアイデンティティの問題。

歴史や政治を考える暇もなく、目の前のものづくりに必死だったのですが、
今回ミャンマーを訪れて、そうした文脈で生産地を考える
時間をもらったようにも思います。

ミャンマーではいきなりものづくりをすぐにスタートすることには
ならないと思いますが、それでも今の私にとって
非常に大きいインプットになりました。

こんなに近くに、これだけ豊かな素材をもっている国がいる。

それなのに、政治や民族の問題で、ミャンマーのものづくりと
言っても、なかなか経済の根幹をなすまでにはいたっていない
はがゆさも感じました。

一番印象に残っているのは、「人」でした。

ビジネスとして深く関わったらきっと違った側面も見えてくると
思うけれど、本当に素敵で、気持ちがいい人ばかりだった。

ものづくりの工房で職人さんが
「観光が全てなんだ。観光客が来なければ、何を作ったって
売れるわけがない。でも観光は政治次第。
ロヒンギャの問題で激減した今、本当に僕たち以外の工房も
厳しい状況にある。」と語っていた姿が心にずっと残っている。

自分たちができることってなんだろう。

初心に帰る旅は、日記にたくさん書いたので、いつかお話できる
機会があればいいなと思っていますし、まだまだミャンマー初心者の
私。

時間をかけて、地方をめぐり、国を理解していきたい。

そう思わせるほどの魅力と、奥の深さを感じた国でした。

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