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MOTHERHOUSE MAGAZINE
山口絵理子の日々思うこと。

やる??

2018.05.10

スラマッシアン。

今、ジョグジャカルタにいて、クリスマス向けのジュエリーを作っている。

コルカタから、ジョグジャカルタに来ると、「お、意外と涼しいな」と思ったが
今日一日でその浅はかな期待は裏切られた。

サンプル制作だけでどれくらいの汗を人間が流すことができるだろうかギネスに
挑戦している感じがした。

今回、気温以上にホットなものがある。
それは、またここで0を1にするモノ作りの挑戦をしたいのだ。

私は、荷物にそのために必要な秘密のモノたちを詰め込んで、ここジョグジャに来た。

「できたらいいなあ〜」

この案は、1年以上前から私の頭にあったもの。

それをついに試すときが来たんだ。

はりきって、アグスさんという職人さんの工房に行く。

最初に作ってくれたサンプルは、「いたたた」という感じのものだった。

「頑張る方向性が違う気がする・・・。」

それがサンプルを見た最初の感覚だった。

「うーん、多分何かが違うよね。考え方自体を試そう。」

いくつかのパターンで、目標にしているモノにどれが近いかを
洗いだす作業を今日はしていたのだ。

それはそれは、山ほど疑問文が降ってきて、
山ほど私たちも答えをもっていなくて、
半信半疑で半歩進めてみて、やりなおし、みたいなことを
繰り返していたのだった。

アグスさんは作っているところを人に見られるのが嫌いだ。
写真も緊張する。

でもそんなアグスさんも、何度も変更する私に最後は
「ほら、また変わった。」とジロリとにらみをきかせた。

これがまた、彼の眼光するどすぎて、絶対に昔やんちゃだったと
私はふんでいる。

この目つきは半端じゃないな、と胸の中で思いながら
私は笑顔で「うん!ファイナル♪」と叫んだ。

新しいことは、やってみないと分からない。

ただ、スタートする段階で1つだけ分かることがある。

「やれるまでやる??」

この質問は、やると決めた時点で答えられるのだ。

イエスと即答できるなら、やったほうがいいと私はいつも思う。

なかなかのサンプルがアグスさんから上がってきた時に
コルカタにいるスヤシさん、田口からラインやwhat’s upが
鳴った。

「大問題が起きている。」

暑い部屋で更に変な汗も加わった。

(まいったなあ〜。一歩進んだと思ったのになあ〜)

先週のコルカタ工場を思い出す。

まあ、でもやっぱり、「やれるまでやるし。」

心でそう思った。

今、ジョグジャカルタでやっている挑戦も、コルカタの大問題も
どんな経営者の先輩に聞いたって完璧な答えはないと思う。

なぜなら、新しいことだからだ。

新しいことだから「やってみなきゃ分からないよね」に尽きる。

その姿勢は時として非効率で、時間がかかる。
ということは、お金もすごくかかる。

でも何のために、企業は利益を出すのだろうか。

挑戦をするためじゃないだろうか。

そしてその挑戦が、お金ではなく、
新しい景色、今より少しでも笑顔が多い景色を
きっと見せてくれるはずだと思うから進みたいんだ。

インスタグラムより自社工房にて。
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