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山口絵理子の日々思うこと。

ついに。コルカタのカディシャツ。

2018.03.24

ついにインド、コルカタでやってきた新しいモノ作りの全てが
ウェブサイトにて、公開になりました。

途中、このブログやインスタで、
「もうやだー」とか泣き言いっぱいかきましたが、
その度にコメントでたくさんの方から応援してもらった。

それが本当に力になって、ここまでたどり着くことができました。

皆さんのおかげと数々の奇跡的な出会いによって、
新しい場所、インドのコルカタから、手紡ぎ・手織りのカディシャツを
3/31(土)より本店隣の「マザーハウス はなれ」と「オンラインストア」にて
販売できる見込みになりました。

私にとって、『コルカタ』って本当に特別な場所。

それは、マザーハウスの社名の由来になったマザーテレサさんが、
人生の大半を過ごし、彼女の挑戦の拠点になった場所だから、
人生のいつかは、向き合いたいなと思っていた場所だった。

でも、実際に「モノ作り」に結びつけた人は、もう1人いて、
インド独立の父、マハトマ・ガンジーさんだった。

彼が糸車を回している写真を見たことがありますか??

あの写真はインドがイギリスから独立した象徴的な写真です。

彼は「自活なくして自立なし」という哲学のもと、
当時植民地政策を押し進めていたイギリスから布製品を買うことをボイコットし、
その代わりに、自分たちの綿を自分たちで紡いで、織り、
その布をまとおう、そうすることで、多くの人に雇用が生まれ、
本当の自立を手にすることができると、唱えました。
そしてそのインドの手紡ぎ・手織りのその生地を「カディ」と呼びます。

実際に彼は、人生の後半、毎日カディの布をまとっていました。
着用していたカディは、『ガンジーの0番手』と呼ばれています。
当時は、まだ太いものしか紡げず、0番というのは一番太くて
さわったときに、まるで柔道着みたいだなーって思った。

現在、職人の技術は更に進化をとげ、300番手、あるいはそれ以上とも言われ、
手織りの世界最高番手レベルまで到達しています。

私は、この一連の物語を調べ、ガンジーの文献を読みあさり、
なんとしてでも、カディを日本のみんなに届けたいと思い、
その形に「シャツ」を選びました。

“ガンジーがまとっていたような、強くて、優しくて、自由を風をまとうような。”

そのために、単純に既存の工場にお願いすることはしなかった。
ここまで強い哲学を貫徹するために、自分たちの場所、自分たちのチームから
ちゃんとゆっくりでもいいからやろうって決めたんです。
だから、場所を交渉して決めて、機械を導入して、
面接からはじまった。

どうして、時間通りにこないんだよってイライラした日が懐かしい。

そして、なんでこんなおかしなシルエットになってしまうのだろうか?

なんで同じ間違いをするんだろう?

血圧高めな日々が続き、なかなかチームなんて呼べないバラバラな
状態も長かった。時々、バングラが天国に思えてしまった日々。

でも、今は、シャツができただけじゃなくて、
なにより、いいチームが、愛おしい小さな家が
コルカタにもできたって思える。

それが一番の誇りだし、財産だって思える。

みんなが言う。カディのことを「Fabric Of Freedom」だって。
自由を勝ち取った布、だからって。

でも、コルカタチームははじめての日本向け輸出に挑戦し、
はじめてこんなに高い品質ハードルを乗り越えてみせた。
そんな意味で、私には、自由と共に、誇りや作る本当の喜びも
込められた布だって思っている。

これだけ大量にモノに溢れた世の中で、シャツなんてどこのブランドも
そこまで大して変わらないと思う。
私もそう思っていた。

でも、ここで、作る意味があるものと出会えた。

哲学をまとうシャツを、私自身が感じたいと思った。

最後に、奇しくもまたマザーテレサの言葉に戻るけれど、
コルカタ事業をはじめて、はじめて彼女のマザーハウスを訪れた。

彼女が日本にきて言った言葉。「本当の貧困は精神的貧困です」って。

モノが提供できるものは、機能やファッションだけじゃない。
私は思うんです、「人の心が豊かになるものを作りたい」って。

このシャツに袖を通すことで強くて優しい、そんな気持ちになってもらえたら
最高に嬉しいです。

山口絵理子

カディシャツ特設ページはこちらから

写真は最高番手の糸を作る、おばあちゃん。
<紡ぎ>L1003721 のコピー

職人のリーダーと呼ばれるマスターウィーバーたちと。
master

ちょっとぼけてるけど、コルカタのみんなとガンジス川を背景に。
minna

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