MOTHERHOUSE

MOTHERHOUSE MAGAZINE
山口絵理子の日々思うこと。

現場の大切さ。

2017.11.14

今日は4社の生産者のみなさんからお話を聞いたり
サンプルを見せて頂いたり、
ワークショップを訪問することができたとても
有意義な一日だった。

中でも、パキスタンの北側に住んでいる
種族の方がわざわざサンプルを見せに
イスラマバード経由で、ラホールまで会いに来てくれた。

大きなサンプルの箱からたくさんの
彼らのクリエイションを見せてくれた。

それぞれに語り尽くせない物語があり、
歴史があり、そして固有の特徴があり、
多様性に満ちている国であることを
実感しました。

夜には、ジュエリーの生産者を訪問し、
彼らの圧倒的な繊細なテクニックにも感動しました。

帰り道、生産者の一人の青年と話していた。

「パキスタンに来たらね、とても素敵な人たちばかりで
私は自分のイメージが間違っていたなあって
実感しているんだ。」

そしたら彼は
「僕たちが壊さなきゃいけないのは政治や権力じゃなくて
そういうイメージなんだよ。」

その一言がどれだけ中にいる人たちや若者が
この国の未来について戦い、志を高く持っているかを
物語っているように感じた。

現場に足を踏み入れるのはとても労力がいるけれど、
いないと分からない事は山ほどあって、
現場で感じる全ての風景、聞く言葉、見るものは
哲学を形成する本当に貴重なピースになる。

アクションは、多くの情報を聞いたり読んだりすることの
努力を一瞬で乗り越えてしまう。

そしてアクションから見えた景色は心に刻まれ、
精神的な支柱になる。

自分が大事にしてきたことを再確認できたような気がした。

たくさんの気づきに感謝だし、私自身が
たくさんの偏見をもっていたことをとても反省している。

明日はいよいよ講演会、たくさんの失敗を共有しようと思っています。
それは今の私に最低限、できることだと思うから。

写真:こんなにたくさんの女性が夜中に集まって
奥様会議をしているなんて、想像できますか?

市場

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