つかれたなあ〜。
今回の出張はファイナル&微修正に近いため、
毎日がピリピリモード。
一緒にやっているホクミアが、1つだけ穴をあける箇所に
見事に2つ穴をあけ、
朝から「は?」みたいな感じではじまった。
モルシェドは、超ド級の難しい型紙を仕上げているため、
あまり話しかけないで私は手を進めている。
そんな今日、なめし工場でトラブル勃発。
トラブルっていっても革ではなく、人間関係。
大の大人のベンガル人二人を前に私とマムンさんは
仲介に入る。
(早くサンプルやらなきゃいけないんだから
さっさと仲直りしてよね〜)と私は内心思っていた。
延々とお互いの不満を聞いて、
最後彼らが漸く帰っていった。
そしてマムンさんが大声で
「It’s not my job!」と叫んだ。
久々の雄叫びだった。
「ほんっとにそう!子供に付き合ってる暇なんてない!!」と
私は強く同感の声をあげマムンさんの肩を抱き、
鼻息洗い私とマムンさんはお互いのいるべきテーブルに
戻っていった。
いつもの工場、いつものトラブル、
もう何度こんな日々を過ごしてきただろうか。
でも、乗り越える度に、絆が深くなっていく事、
私たちは知っている。