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MOTHERHOUSE MAGAZINE
山口絵理子の日々思うこと。

丸ビルと階段。

2017.10.27

「丸ビル出店、決まった。」

という連絡を山崎から受けたのは
バングラ工場にいたときでした。

「そうなんだ。よかった。」

そんなシンプルな会話があったのは半年前くらい。

嬉しかったというよりも、私にとっては安堵に近い気持ちだった。

やはり出店はスタートだから。

昨日、オープン前日で私の卓袱台返し炸裂。

「床をもっと濃くした方がいいと思うんだ。」

既に什器は搬入済み、商品さえも、きれいにディスレプイされている。

造作チームの西本とレジ裏で
床に塗料を試す。

「うん、やっぱりこっちのほうがいいと思うんだ。」

二人で一緒に決めて、
夜21時から床を濃くして一日で乾燥させるという激務を
西本・新谷コンビはやってくれました。
(毎日こんなんじゃありません!!!)

こだわりたい理由がある。

私にとって丸の内・東京は特別な存在でした。

日本に遊びにきた外国人の方、

地方から新幹線にのっていらっしゃった方、

日本の中心東京にお店があることは

グローバルに戦いたいなと思っている私たちにとっては

第一歩だと感じていたんです。

ただ、激戦区である東京。

そこに「これくらいのサイズじゃないと駄目なんです。」という私たちのこだわり。

お断りしたタイミングも多々ありましたが、
「丸ビルさん」という素晴らしい館さんからオファー頂き、いざ出店を決めたんです。

エレベーターをあがってすぐ(ここもこだわり立地ポイント★)
うちのロゴがありました。

間取りはほぼ正方形 (こだわりポイント★★)。

「ああ、、、、ついに来たかぁ・・・・。」

私は今度は安堵よりも、緊張を感じました。

11年積み上げてきたものたちが、全部試されるような、そんな気持ちです。

そして、学びをこのお店でどれだけ得られるだろうか、と考えました。

両方が大事なんです。

試してみて、だめなら学んでまた進む。

とてもシンプルなことをやっているから。

でもシンプルなことこそ、続けている人は少ない。

同じ年で起業した人たちも
同じ情熱で今もやっている人は少なくなった。

みんなやめたり、他の興味にうつったり、
会社から自分個人にテーマがうつったり・・・。

でも私はシンプルなことをリピートするのが好きです。

ぐるぐる同じサイクルを回り続けて11年。

シンプルだからこそ、自分たちが同じ場所をぐるぐるしているのか、
あるいは、同じ円でもちゃんとそれが螺旋階段になっているのかが
とてもよくわかるんです。

丸ビル出店というのは螺旋階段の段差が確実に
大きかったポイントです。

これを次の段へあがるためにフル活用できるかどうか、
私もお店のみんなも、おんなじ姿勢で
立ち向かっていきたい。

ブランドとは崩れるのは一夜ですが、
出来上がるのは決して一夜にはできないから。

たまに踊り場で、みんなで下を見て
「よく登ったなあ〜」って言い合えて、
たまに上を見て
「私たちまだまだ上があるぞ〜」って
笑い合える、
大変だし疲れるけど、でもやっぱり豊かな人生だなあって思います。

みんなに感謝、出会いにもタイミングにも感謝です。

さあ、今度は丸の内にも並ぶと思って、春の新作つくるぞ〜!!

丸ビル1

edf

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