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山口絵理子の日々思うこと。

今日、京都にお店ができます。

2017.08.04

京都にお店ができる。

起業当初の無謀なプランに、出店計画「京都」と書いたのは
2006年だった。

11年越しの夢が叶うとき、人はどんな感情になるのか。

今私はスリランカにいてジュエリーを作っているが
先月、京都に向かう新幹線で、
窓の外を見ていると、ふと客観的な自分がいて、
自分の感情の変化に興味を抱いていた。

これだけ待った念願の地、中途半端な場所は
「やっぱりもう少し待とう」ってみんなで議論してきた。

だからこそ、本当にいい場所との出会いに興奮した。

三条寺町。

そして、二階建てのお店にした。

二階にのぼると当時はまだ雑多に工具などが置かれていた。

DSC_0682

自分でも驚いた私の感情は、
誤解を恐れずにいうと格別の喜びや達成とか感じる暇もなく
ただただ真っ先に床の色が気になり、
その木材の色がイメージ通りのダークブラウンであったことに
安堵したのだった。

夢は叶うとか叶わないとかそういう類のものではないって私は
最近思う。

私は「自分思考」という本の中で「夢は雲だ」って書いたけれど、
改めてそれが自分にとっては正しかったことを認識した。

エンディングとは同時に、もう1つの物語のオープニングであることを
何度も実感したが京都のお店はまさにそうだ。

それは達成感とはニュアンスが違い、
見えていた地平線みたいなものが、ぐぐっと広がる感覚があり、
そしてその奥に、待っている様々な事象、出会いや刺激が
あるんだろうな、と漠然とでも強く感じる。
緊張感とも似ている。

私が京都店に対して個人的に思う事。

それは、「お店」という枠を超えて、この地に学び、
伝統に刺激を受けて、更にいいもの作りをしていきたいなと
いうこと。

先日は、京都市長さんにご挨拶に市役所にお邪魔させて
頂いた。

そこで待ってくれていたマザーハウスのバッグを持ってくれる
たくさんの方々、「待ってましたよ」って温かい声を
かけてくださる皆さん、「ようこそ京都の町へ」と
仰ってくれた市長さん。

こんな小さな会社の進出に、ここまで寛大に、
そして愛情をもって、受け入れてくださったことに
心から感動した。

私も私たちの意気込みを伝えさせて頂きました。
市長_懇談s

そしてオープニングの物語。
いつか、遠い将来かもしれないけれど
もし、地域、地元の皆さんに
お役に立てることがあればと、ぼんやりと考えている。

でも、まずは存分に、やまほど、学ばせて頂きたいと思う。

京都とは、日本とは、なんだろう。

途上国を舞台にするマザーハウスが、この地にお店を構えること、
そして22歳から13年間、海外にいるほうが長い私にとっても
素晴らしい「学びのお店」ができる。

いつもの通り、造作チームと協力して、店舗のデザインも
私たちらしさを保ちながらも、細部へのこだわりを
もちながら地域になじむよう心がけ、空間を作りました。

IMG_4720

オープン時の今はスリランカにいますが、
サンクスイベントはこのお店の近くでやりますので
皆さんにお会いできる事本当に楽しみにしています。

山口

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