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山口絵理子の日々思うこと。

第二の家 in ジョグジャ

2017.06.25

イード(断食)が明けたジョグジャカルタの今日。

街はすっかり静まり返って、みんな親戚や家族と共に家でごちそうを食べている。

同じイード明けの日でもバングラデシュとは全く大違いだ。

正直、喧噪と危険な匂いが漂うバングラから見たら、
この穏やかで、大自然の中、扉なんて外出していたって閉めない
ジョグジャカルタの包容力は半端ないと感じる。

私たちは、今、この小さな街でジュエリーモノ作りがはじまって
2年、大きな一歩を踏み出そうとしている。

それは、「自社工房の建設」だ。

バングラデシュやネパールと違い、ジョグジャカルタでは
ジュエリー制作を職人の家で制作するというスタイルを貫いてきた。

それは、この地のスタイルだから、むしろ私たちがお宅訪問をして、
一軒一軒お邪魔しながら、職人の慣れた机の隣に立たせてもらって、
一緒に開発をしてきた。

その地の文化によって自分たちを可変させるというのは、
私が思うようにいかない現場でのモノ作りの経験から学んだ、
大きな哲学だ。

しかし、そんなジョグジャカルタのモノ作りも2年が経ち、
私たちは1つの決意をした。

「やっぱり、工房を作ろう」

目的は3つある。

1つ、5人の職人になったため、研磨や検品をより効率化していく。

2つ、様々な実験や、素材研究、デザイン開発のラボになる。

3つ、各家庭で作業をしている職人が、時々は集結でき、
話し合える環境を作る事。

何より3つ目が最も大事だ。

まるでピカソやゴッホがサロンで刺激を受けたように
集結できる場所はクリエイションの基点となる。

現在、工事は4割が終わっている。

チークの木材が集められ、日々工事が進む。

コンセプトは第二の家。
テラスのスペースを設け、ゴザを敷いてお昼が食べられる。

まさに「家」が、今生まれようとしている。

工房 のコピー

でも大事なのは、箱じゃなくって、中身だ。

運用にこそ命が宿る。

線から生まれたジョグジャカルタのジュエリーたち。

だからこそ、私たち自身が、有機的な線となろう。

金を溶かすムギさん、線細工なら任せろのワリヨさん、
研磨のアグスさんなど、それぞれが会った事がない職人が、
ここで結ばれ、技術を補い合い、切磋琢磨すること。

それが、更なる高みを目指すモノ作りへの大きな一歩になると
確信している。

「美しさ」に対する本当のこだわりは、
モノが生まれるずっと前から始まっているんだと私は思う。

どこで、だれが、どんな環境で、その手を、動かすのか。

ジュエリーこそ、そこに対して100%真っ正面から応えられなければ
本当の輝きなんて、絶対にあり得ない。

時間がかかっても、遠回りでも、真っ正面から、
曇りのない、本当に清々しいモノ作りを実現したい。

本当の温もりを届けるために。

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