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MOTHERHOUSE MAGAZINE
山口絵理子の日々思うこと。

ショルダー君。

2015.09.18

インドネシアの日々はとっても気持ちがいい
温度。日本はまだ雨が続いているみたいだけれど、
今日もたくさんのお客様がお店に来て頂いて
様子を知って、本当に嬉しいなと思っています。

本日お店に到着した新しい商品をお知らせします。

アンティークレザーといって
少しビンテージの風合いが感じられる
私たちオリジナルのレザーがあります。

この秋のカタログを飾ったのが、
この革で作った大きなボストンバッグ。
でも実はサイズとしてはボストンバッグの
4分の1くらいですが、開発には同じくらい
時間を費やしたものがあります。

それが、小さなショルダーバックです。
こちら。

frontt
すごくシンプル。

でもこの立方体、作り方は異常に複雑なんです。

サイドから見たらよく分かるかな。

sidee

上半身と下半身で、全く作り方が違うんです。

リングを境に、マチの構造が分かれてきます。
リングより下にはマチとは違うもう一枚のレザーを
はさむことで、正面から見た時に「ぽっちゃりさん」から
「しゅっとさん」に見えるんです。

多分、リングより上の構造で
全部作っていたら、このバッグはずっとずっと女性っぽい。

そしてずっとずっと簡単。

でも、この見た目上では「微差」が醸し出すフォルムは、
バッグにメンズっぽさを与えてくれて、
「普通じゃない普通感」がある。
それが私が出したかったもの。

でもそういうニュアンス的なことを、最近は
工場のサンプルチームはとても理解してくれるようになって
きて、それが本当に嬉しい。

「ここの構造って生産ではとっても難しいよ。」
「でもさ、これがもし普通の構造だったらどう?」
「・・・うん。そうだね。ちょっと縫製チームに
話すよ。」

そんな風に、前よりずっと受け入れるスピードが
早くって。

そして、形としてこだわったのは、シンプルだから
こその縦横比率。

マザーハウスの縦横比率は大事にしているものが
あるんです。

私が好きな比率は、一言でいうと『素直』な比率です。
偉そうじゃなくて、でもきちんと
意見を言うような、上品な主張をする比率。

言葉がうまくないのだけれど、伝わったら嬉しいです。
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