MOTHERHOUSE

MOTHERHOUSE MAGAZINE
山口絵理子の日々思うこと。

お蚕様

2017.06.03

今日はネパールのカトマンズで育てている蚕の村に行った。

市内から車で1時間程度、でもそこから歩いて山を登っていく。
結構なでこぼこ道でワイルドな旅だった。

最初案内されたところは普通の家で
「あれ?ここで?」と思ったんだけれど
2階にあがると、かわいい蚕たちが桑の葉を
むしゃむしゃ食べていたのだ!

さらに、そこからお腹いっぱいになった
蚕さんは繭を作る段階に入る。

本当に神秘的だった。。

ネパールの養蚕は、もともと日本から教わったとされていて、
更に、できあがった繭から絹糸やシルクの織り布を作る際にも
日本からの技術支援がものすごく重要な役割を果たしている。

今日行った養蚕農家の家だけでなくマザーハウスは
様々な農家の人たちから繭を買っている。

彼女たちはたくさんの繭を育て、カトマンズにある
マザーハウス提携工房に渡す。
そこでは繭を糸にして、織り機にかけて、
布を一日5メートルから10メートルくらい
織っていく。

できあがった布を今度は木の実や木の幹や花からとった
自然染料で染める。

完全に自然と共存した私たちのネパール生産に
おけるシルクの活用の方法。

商品もさることながら私はこのプロセスの美しさが
たまらないと思う。

機械を使わないからこそ、原材料から、
最後の染色まで関わる女性の数は非常に多く、
モノ作りが提供できる働く機会も多い。

商品については、
手仕事だから、ブレてしまったり、お蚕様の糸の
不均一さはみんなに好まれる優等生の顔をしていないけれど、
ネパールの太陽と気持ちいい風と大地の栄養を
いっぱい吸収した素直な顔をしていると思う。

正解がないモノ作りだからこそ、個性が理解し、
それが輝くモノ作りをしたい。

人間も同じ。

誰にでもある、その人の素敵なところ、
見つけられる人でありたい。

明日はカトマンズからニューデリーだ。

最終目的地。もっともっと学びたい。
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