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MOTHERHOUSE MAGAZINE
山口絵理子の日々思うこと。

デザイン

2017.02.15

私の数少ない友人の1人。
香港のデザイナーさんとプライベートで仲良くさせて
もらっている。

夜中まで話すこともあるんだけれど、
彼女は今、東京のあるデザイン事務所で働いている。
ぼそっと
「日本のデザイン業界もとっても大変。デザイナーって
どこの国も地位が低いって感じるんだよね。」って
言っていた。

聞くと、東京ではなかなかひどい環境で働いているらしく
目に涙をうかべてクリエイティブとは甚だしく乖離した
過酷な体育会系の状況で歯を食いしばっている。

彼女は日本語ができないのに日本語でまくしたてる上司のことなど。

「まじおかしいよ。それ!もうそんなオフィス行かなくていい!!」と
私はレストランで大声をあげてしまった。

更に、日本は変なところで年功序列だったりポジションが
モノを言う比重が大きいとなげいていた。

個々人のクリエイティビティを引き出そうという姿勢が
経営になかったら、本当につぶれてしまう大きな可能性を
もっているデザイナーのみなさん。

国内は勿論だけれど、海外の人のクリエイティビティを
引き出すって日本人にとって、日本人の経営者にとって
本当に遠い道のりだなあって思った。

仕事のこととは一転、デザインのこととなると
満面の笑みで話す彼女をみながら、
本当に色々考えさせられた。

マネジメントとデザインが分離している多くの日本企業。
「ああ、私、がんばんなきゃなあ・・・・」って
素直に思ったのだ。

なんていうか「表現」や「つくる力」の価値の捉え方を
根本的に変えないと・・・・。もやもやもや。
とりあえず彼女にハーブティーを送ろうと決めた。。。できることから苦笑。

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