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マザーハウスの歩み

マザーハウスの原点はバングラデシュ。そこでぶつかった数々の壁、悔し涙、そして挑戦。
その場で考え、試行錯誤し、挑戦していったその連続の先に今のマザーハウスがあります。
その試行錯誤のリアルをお伝えする本連載、7日間連続でお伝えします。

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第4回 マザーハウスの歩み

第4回 自分たちのお店をつくる(全7回<毎日連載>)

2015.11.12

販売拡大のジレンマ

お客様の温かい声を勇気に変えて臨んだ卸先開拓。
ありがたいことに順調に拡大し、気づけば大手百貨店含め10店舗にまで広がりました。
ウェブサイトでの販売は、すぐに売切れが続出し、予約販売を行うまでになりました。

4月30日の朝、日本経済新聞一面のコラム「春秋」にマザーハウスの記事が掲載されると、
商品を扱いたい、という大手百貨店からの引き合いの電話がひっきりなしに鳴り、
ウェブサイトでのオーダーがたくさんくるようになりました。

売上は2006年に比べて10倍に増えました。
売上増加を実績として、「ジュート6ポンド」という生地の、
二年間の日本専売契約を得ました。
売上だけではなく、販売数の増加に伴い、スタッフの数も増えていきました。

日本側では、新たに副社長として、山口と共にマザーハウスを設立した
元外資系投資銀行のエコノミストをしていた山崎大祐が入社しました。
販売員、インターン・アルバイトも徐々に増え、
都内に事務所と倉庫を構えるまでになりました。
バングラデシュ側の工員も、当初の4人から40人と約10倍に増えました。

山口は、大きくなる会社、工場を見て、
自分の夢に着実に近づいているという感覚を覚えました。
しかし、それと同時にある種の戸惑いもありました。
これまでは、お買上頂いたお客様の名前はほぼ憶えていましたが、
卸先での販売量が増えるにつれ、直接お目にかかることのできないお客様が
多くなっていったのです。

マザーハウスは常にお客様とともに成長してきた会社です。
ブログにコメントをつけて、励ましてくれるお客様の言葉に
どれだけ勇気をもらったかわかりません。
もっと一人ひとりのお客様を大事に、顔を見て、話して、伝えて、
商品を手に持ってもらいたい。
そして、そのお客様の声を生産者に伝え、生産者の誇りと
よりよい商品つくりに活かしたい。
マザーハウスは大きな決断をしました。

「そうだ、お店を持とう。自分たちのお店を」

直営店をつくる

そこから、一斉に物件探しが始まりました。
表参道、自由が丘、吉祥寺、恵比寿、
おしゃれなショップが立ち並ぶ地域に何度も足を運び、
何件もの物件をスタッフで手分けをして内見しました。

しかし、気に入った物件を調べてみると、どの物件も大きな投資がかかります。
決定打が出ないまま時間だけが過ぎていきました。
それと平行して、倉庫として借りていた東京都台東区入谷にある倉庫では
日々検品、配送作業、時には深夜まで会議が行われました。

「そんな夜遅くまで働いていると体壊すよ!」
隣のおじいちゃんが笑います。
イベント用の什器を作っていると、
「私の家具も直してくれない?」と覗きにくるご近所さん。
道具がないというと、「あそこの家にあるよ」と教えくれる人。
そんな日々の中でのコミュニケーションは、どこかバングラデシュに似たものがあり、
マザーハウスを暖かい気持ちにさせました。
都心で失っているものがここ、下町入谷には生きていました。

「この倉庫を店舗にしよう。」

すぐに店舗へと改造する作業が始まりました。
不安もありましたが、最終的に一号店はアドバイザーの協力のもと、
想いを込めて自分たちの手で作ることになりました。

デザインコンセプトは「HOUSE」。
お客様が第二の家に帰ってきたような、ほっとできる、
自然体になれる場所を目指しました。
ブランドカラーの赤と自然な木の色がイメージカラーです。
天井を剥がし、床に木を敷き、本物の家を店舗内に作りました。
家の中は、マザーハウスが最も大事にしているもの-夢-を表現するスペースにしました。
-やる気に満ちた生産者の顔、ジュートの魅力、これまでの道のり-
マザーハウスの思いが詰まった「HOUSE」の完成です。

2007年8月21日。
マザーハウス第一号店が東京都台東区入谷にオープンしました。
直営店によりお客様との距離は近くなりました。
今ではお店でのお客様との関係が、商品開発、販売員教育、オペレーション、
全てにおいてマザーハウスを成長させる場になっています。

第5回に続きます)

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