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モノづくりの現場からお届けする生産者便り

インド・ネパールの担当として、1年の半分以上を現地で過ごす田口ちひろ。モノづくりを職人たちのすぐそばで見つめているからこそ見える途上国の姿や、途上国駐在における心得・苦難など、リアルな声をお届けします。

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第64回 モノづくりの現場からお届けする生産者便り

新しい出発

2018.09.06

一週間のコルカタ滞在で
怒涛の開発サンプルがあがり(カゲシュ、後藤さん、本当に頑張った!!)、
今から日本に帰ります。

今回は、
新しい工房スペースのレイアウト決め、
スヤシへのフィードバックミーティング、
新しい生地開発の議論、
品質管理の仕組みづくり、
それぞれちょっとずつ一歩ずつ進んだかな、、と思ったら、
最終日、トライアル期間を終えたスシルの給与設定でもめた。

給与や働き方は、
「デリーではこうだった」「コルカタではこうだ」と、
インド国内でも地域によって違い、
そのどれも経験がなく情報としても集められていないために、
自分の判断軸が全くはっきりしないのが、くやしい、というか情けない。

スタッフのみんなが安心して働ける環境、
職人たちが技術を磨いて、それぞれが成長していける環境、
より良い人生を一緒に歩んでいける環境をつくっていきたい気持ちの一方で、
まだまだ利益が出せていないなかで、
やりたいこと全部出来る訳がない、というもどかしい感覚は、
いつか解消されていくのだろうか。。?

・・という私の独り言はさておき、
明日、9月7日には、
「マザーハウスはなれ」が「ファブリックマザーハウス本店」になります。
(「谷中はなれ」は「ファブリックマザーハウス谷中店」に!)

ちょうど一年前の夏の終わりに、
サンクスイベントで「マザーハウスはなれ」を発表して、
お客様に床貼りや壁塗りをお手伝いいただいていた場所です。
(ご参加くださった皆様、応援してくださった皆様、本当にありがとうございます)

一年後、まさかインドでカディシャツを、
しかも自社工房で生産するようになるとは、
ネパールでは、牛留がサリナと本当に一生懸命に検品をして新作を届けようとしていることになるとは、
そしてなによりも、「ファブリックマザーハウス」という、
妄想だったブランドが、現実になるとは。。

正直、実感としてはまだ薄くて、
それよりも目の前のトラブルやら焦りで、
頭がパンク&発狂しそうですが、
本当のスタートは、ここから。

今までマザーハウスという、
大きな船に乗っていたところから、
ファブリックマザーハウスは、
明日から自分たちの船(今は丸太のいかだぐらい。。?)で海に出るような気分です。

何度でも言い足りないのですが、
これまで応援してくださったお客様があってこその、
ファブリックマザーハウス誕生です。

本当に本当に、ありがとうございます。

これまで培ってきたことを大切に、
そしてさらに新しい挑戦をしながら、
途上国から手しごとの新しい未来をつくっていきます。
今後とも、どうぞ宜しくお願いいたします。

ブランド誕生となる明日は、
副社長山崎の主催するマザーハウスカレッジで、
これまでのネパール&コルカタ事業と、
これからの野望について、お話しをさせていただきます。
(ずっと緊張していて、それで発狂寸前なのかもしれません。。)

また、9月22日(土)の東京サンクスイベント、
翌日9月23日(日)の大阪サンクスイベントには、
ネパールからシブさん、インドからスヤシさんが参加します。

シブさんは数日前にビザが無事にとれて、
いよいよ本当にあのシブさんが日本に来るのかぁ、、と考えるだけで涙がでそうです。
(一方、コルカタのスヤシはまだ心もとないので、
このイベントでビシバシ鍛えなければ・・・と
何故か鬼コーチのような気分になります)

ぜひ、遊びにいらしてください♪
皆さまとお会いできることを、今から楽しみにしています!

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