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モノづくりの現場からお届けする生産者便り

インド・ネパールの担当として、1年の半分以上を現地で過ごす田口ちひろ。モノづくりを職人たちのすぐそばで見つめているからこそ見える途上国の姿や、途上国駐在における心得・苦難など、リアルな声をお届けします。

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第61回 モノづくりの現場からお届けする生産者便り

不完全な中の美しさ

2018.07.18

こんにちは、田口です。

一時帰国で東京にいるのですが、
文字通り、インド並みの気温の高さが続いていますね。。
くれぐれも体調等、お気をつけてください。

さて先週土曜日から、
シャツ・ストール専門店の
「マザーハウスはなれ」にて、企画展がスタートしました。

『五感で楽しむファブリック展-インドのブロックプリント』

「ブロックプリント」、ご存じでしょうか?

インドの伝統技術のひとつで、
布に模様をつける手法なのですが、
なんとその起源はインダス文明にさかのぼり、
今から4500年前から存在していたそうです。

その後、大航海時代にインドから世界各地に広まり、
日本語では「更紗(さらさ)」と呼ばれています。

やり方は、とってもシンプルで、
手で彫られた木版に染料をつけて、
ぺったんぺったんと、
判子を押すように、模様を押していくのです。

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(すべてが手作業!)

今年からコルカタでカディシャツを作るなかで、
偶然にも、このブロックプリントを続けている工房と出会いました。

その工房は本当に小規模で、
職人さんも4名のみなのですが、
25年以上働いています。
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「仕事をする中で、なにが一番楽しいですか?」と聞いたら、
「この作業自体が楽しいんだよ!!」と。

ものづくりが効率化・工業化していくなかで、
「この手仕事を続けていきたい」という想いに共感して、
工房にあるたくさんの木版の中から、
日本の生活のシーンでも使いやすい、
チェック模様を、デザイナー山口が現地で選び、
オリジナルカラーで生地を作りました。

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(手作業で彫られた模様なので、太い線、細い線があります)

先週末から、シャツ・ストール専門店「はなれ」にて
お取り扱いをしています。

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メンズシャツは、動きやすいように後ろにタックが入った、半袖シャツを。

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レディースは、はじめてのシャツワンピースを。
羽織ってデニムパンツに合わせても可愛いです。

よく見ると、模様の入り方は1着ずつ異なるのですが、
工房のオーナーのニランジェさんに、
「ブロックプリントの魅力は何だと思いますか?」と聞いたときに言っていた、
「機械プリントのように、均一にすべて同じの模様は出ないけれど、
手作業だからこそ、ブロックプリントには不完全な美しさが宿っていると思う」
という言葉を、体現しているように思います。

数量限定生産で、
マザーハウスはなれ谷中はなれにて、ご用意しています。

そして、発売に先駆けて、
7月14日に、このブロックプリントの発表と、
インド・コルカタの工房のリアルな様子をお伝えする、
トークイベントを行いました♪

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今回は、コルカタ駐在スタッフ後藤も登壇!
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工房のスタッフとのエピソードや、
前職(彼女はパタンナーとして日本で勤務していた経験があります)と比較して、
カディシャツの難しさはどこにあるのか?といった彼女から見える視点を、
率直に話してもらいました。

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そして、ブロックプリントの工房の様子を映像で見ていただいた後、

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実際に工房で使用していた木版を実際に見ていただき、

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実際に、プリントの体験をしていただきました!

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ぎゅっと力をこめる必要があって、意外と大変なのです!

生地を作っている様子の映像や、
木版は、お店で手に取ってご覧いただけます。

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無料の展示となりますので、
ぜひ、お気軽に遊びにいらしてください♪

このコラムに関連するイベント

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五感で楽しむファブリック展-インドのブロックプリント-

7月 14(土)

~8/17(金)

マザーハウスはなれ 無料

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