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モノづくりの現場からお届けする生産者便り

インド・ネパールの担当として、1年の半分以上を現地で過ごす田口ちひろ。モノづくりを職人たちのすぐそばで見つめているからこそ見える途上国の姿や、途上国駐在における心得・苦難など、リアルな声をお届けします。

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第59回 モノづくりの現場からお届けする生産者便り

期待と緊張

2018.06.24

今週は日本に戻り、
秋冬アイテムの最終確認(しかし、最後にはならず、ぎりぎりのタイムリミットで修正をすることになった)、
今後の戦略会議などであっという間に日曜夜に。。

これから羽田空港に向かい、ネパールに行きます。

普段は「ちょっとそこまで行ってくるか」ぐらいの感覚で、
空港で何食べようかな、、といつもの私なら思っているのですが、
今回は、とっても緊張しています。

なぜなら、今日は私一人ではなく、
新人ネパール担当になる、牛留(うしどめ)が一緒だから。

彼女は新卒で一昨年入社し、
池袋店長を経て、今月からネパール担当になったのです。

牛留(通称「うっしー」)は、
手前味噌ですが、とてもいい子で賢くて、
ネパール担当を希望してくれたとき、
本当に嬉しかったし、心強く感じています。

これまで私がネパールで行っていた業務を、
彼女に全力でこれから引き継ぐために、二人でネパールに向かうのですが、
期待がある分、同じぐらい心配になってきました。

大事な牛留を、
治安が安定しているとはいえ、
本人の希望とはいえ、
ネパールで一人ぼっちにしていいのだろうか。。

私自身が24歳のときからネパールで一人体制で
なんとかやってきましたが、
しんどさや寂しさを感じなかったとは言えないし、
危険な目に合わなかったのは、運が良かっただけなのかもしれない。

昨年、社外取締役の遠藤先生がネパールにいらした際に、
「今後、自分の後任の子が出来たら、同じつらい思いをすると思うと勧める気になれない」と
正直に相談してみたら、
「崖から突き落とす気持ちでないといけないんだ」と
仰っていたのですが、本当にその通りだな・・と思い返します。

何かあったら、私がコルカタからいつでもネパールに行くし、
いまは現地にもサリナをはじめ、
信頼できるモノづくりパートナーたちがいる。

「モノづくり側に行きたい」という、
牛留の想いをネパールで存分に発揮して、
彼女らしいやり方で、ネパールでの次のステップを生み出してほしい。

そう、思っているのですが、
やっぱり心配で、私にしては本当に珍しく、
さきほどからずっと、胃が痛いです。いってきます。
(牛留も、もうすぐマガジンを始めますので、応援お願いします!)

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