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モノづくりの現場からお届けする生産者便り

インド・ネパールの担当として、1年の半分以上を現地で過ごす田口ちひろ。モノづくりを職人たちのすぐそばで見つめているからこそ見える途上国の姿や、途上国駐在における心得・苦難など、リアルな声をお届けします。

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第58回 モノづくりの現場からお届けする生産者便り

新体制での一週間

2018.06.08

今週のコルカタ工房は、
イレギュラー体制で運営しています。

大きな違いのひとつは、
これまで生産リーダー兼パタンナーを務めていたアビシェが、
彼の新しいキャリアステップのために、
工房を卒業したこと。

山口とともに、
カディシャツ自社工房立ち上げのすべて
(パターンの作成、縫製メンバー探し、生産管理、品質管理)に関わり、彼がいなければ、
工房のいまの姿はなかっただろうし、
シャツのパターンや仕様も変わっていたかもしれない。

彼と直接仕事をできた期間は私自身は短く、
寡黙なアビシェの内なる熱い思いや考えを、
直接知れるまでに至れなかったのですが、
丁寧な仕事ぶり(マルチタスクは苦手だけれど)、
細かい仕様へのこだわり、品質を妥協しない姿勢、そして相手を思いやる温かい人柄、
彼の要素が、いまの工房のベースをつくったと思う。

アビシェが、
「マザーハウスは自分にとって、第二の家のような存在だよ」と話していたと、
アビシェと2月から生産をみていた後藤から聞いたとき、
彼が愛情をもって工房立ち上げに向かってくれていたことを
改めて感じて、泣きそうになった。

デザイナーを目指す彼の、
新しい挑戦は心から応援したいし、
これまでの貢献に心からありがとうを伝えたい、

そう思って、彼の最終出勤日であった先週末、
シークレットでケーキを用意する予定だったのが、
なんと、アビシェは食あたりになってしまい、
まさかの、欠勤。。涙

なんだかそんなところもアビシェらしいなと、
思ってしまったけれど、
ちゃんとみんなで送別セレモニーをささやかにでも、
ぜったい行おうと思う。

そして、そんなキーパーソンアビシェがいなくなった後の、
大切な週に、マネジメントパートナーのスヤシが
家族旅行に出かけたのです。。!!

事前に決まっていた予定で、
アビシェのスケジュールのほうが後から決まったことなので、
もちろんスヤシに悪気はないのですが、
「こんな大事なときになぜいなんだスヤシーーー!!」と、
今週なんど、心の中で叫んだことか。。笑

日本から送ってもらった資材の荷物が失踪する、
生産予定のないオーダーが勘違いで作られていた事態が判明する、
縫製スタッフのモフィズルが原因不明の腰痛になる、
といったことが起きながら、
今日、なんとか新作シャツを含めた出荷ができて、
ほっと一安心です。。

1日が終わるたびに、
「あぁ、なんとか今日も乗り越えられた。。」と毎晩思った今週でしたが、
明日は最後のおたのしみ、
福岡店でのカディシャツお披露目イベントです♪

私はコルカタにいるので直接お目にかかれませんが、
福岡のお客様に、
私たちのカディシャツをお届けできること、
本当にうれしい一方、
関西をはじめ、さらにお店を増やしてお届けできるように、
生産性もっとあげなくては。。

スヤシが戻ってきたら作戦会議です。

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