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モノづくりの現場からお届けする生産者便り

インド・ネパールの担当として、1年の半分以上を現地で過ごす田口ちひろ。モノづくりを職人たちのすぐそばで見つめているからこそ見える途上国の姿や、途上国駐在における心得・苦難など、リアルな声をお届けします。

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第56回 モノづくりの現場からお届けする生産者便り

コルカタ工房にて

2018.05.26

ナマステこんにちは、田口です。

インド・コルカタの自社工房に来ています。

次から次へと、色んな問題が起きた5月の自社工房ですが、
様々な話し合いを重ね、新しいスタッフが入り、
いま現在は、来月発売予定の新色のシャツをみんなで制作中です!!

正直、問題が起き続けていた5月上旬は、
「バングラのマトリゴールだったら・・・」
「モインさん、マムンさんがいてくれたらどんなに心強いだろう」と、
マトリゴールを思い出しては、
「ああだったら」「こうだったら」と考えてしまってばかりでした。

でも、どう想像したところで、
結局コルカタにモインさん、マムンさんはいないし、
そもそも、コルカタのスタッフは、
ダッカのマトリゴールのスタッフではないし、
働き方も、文化も、考え方も、違うのだから、
私を含めた、いまのメンバーで、自分たちなりの道をつくっていかなければ、
本当にベストな工場にはなれないんだ、という、
(今思うと)当たり前のことに、気が付きました。

コルカタに来て、工房の現場に自分の身を置いて、
スタッフみんなが真剣に生産している様子、
彼らの機微を見ているうちに、
自然と、そう思えてきたので、
迷ったときは、やっぱり現場が答えを教えてくれますね。

生産も販売も、ものを作る、売るだけでなくて、
そこにはそれぞれの人生がかかっていて、
その尊さや、重みを感じると、
怖気づいて前に進むことを躊躇したくなるけれど、
周りのみんなと自分を信じて、小さくても、一歩を進んでいきたいと思います。

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↑毎朝行っている、モーニングミーティング。

点呼のあと、生産した枚数や、今日の目標、
そして昨日のシャツの販売実績の発表!(どの番手とカラーが売れたかも伝えているんです)、
昨日見つけた品質改善ポイントの共有(by後藤)をしています。

日々の積み重ねが、私たちらしい工房の文化をきっと形作っていくはず。
(きっとまた、問題は色々起こるだろうけれど・・・)

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