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モノづくりの現場からお届けする生産者便り

インド・ネパールの担当として、1年の半分以上を現地で過ごす田口ちひろ。モノづくりを職人たちのすぐそばで見つめているからこそ見える途上国の姿や、途上国駐在における心得・苦難など、リアルな声をお届けします。

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第9回 モノづくりの現場からお届けする生産者便り

燃料危機のネパール③ レストランと太陽の神様

2015.11.19

ナマステ、田口です。

朝晩の冷え込みが、現地もだんだん厳しくなってきました。
実はまだまだ、ネパールでは燃料危機は続いています。

カトマンズ市内の病院では、
薬や酸素ボンベが不足し、
通常の6~7割の患者受け入れしかできていないと報道されていますが、
良いお知らせは、ようやく、学校は昨日から再開して、
久しぶりにスクールバスに乗って通学する学生たちを見ることができました。

私は日本に帰国する前の追い込み(?)で、
各工場をぐるぐる回る日々を過ごしていますが、
ひとつ悲しいことが。

個人的に、カトマンズ市内で一番おいしくて安いと思っている日本食レストラン「絆」が
燃料危機が理由(だと思うのです)で、
閉まっていました。。

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「絆」がだめならと、
老舗の「桃太郎」に行ってみましたが、
こちらもシャッターが閉まっていました。

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嗚呼、燃料さえあれば、親子丼食べれたはずなのに。。!!

「もう日本帰国するんだから、我慢すればいいじゃない」と思われるかもしれませんが、
日々の食事が心身共にエネルギーの源なので、
ダッシュで移動することが増える帰国前にこそ、日本食が必要になるのです。
(ちなみに、絆の親子丼は、ネパール人の夫婦が作っているのですが、
ごはんも味付けも、とっても美味しいです)

別の日に、フードコートがあるレストランに行ったら、
お店の裏のほうで、炊き出しのように鶏肉の出汁をとっていました。

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たくましい。。

そんななか、工場から社宅への帰り道で、
またもや、祭りを目撃。

すごい人!!
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「チャート」と呼ばれる、
インドに近いタライ地域の人たちが主にお祝いするお祭りだそうで、
太陽の神様に対して、日の出と日の入りに祈りをささげるのだそうです。

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川にお花やお菓子、ろうそくを供えて、
沈んでいく夕陽にむかってみんな祈っていました。

「太陽の神様、早くカトマンズでおいしい親子丼が食べられるようにしてください。。」

心の中で、私もそっとお祈りしてみました。

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