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モノづくりの現場からお届けする生産者便り

インド・ネパールの担当として、1年の半分以上を現地で過ごす田口ちひろ。モノづくりを職人たちのすぐそばで見つめているからこそ見える途上国の姿や、途上国駐在における心得・苦難など、リアルな声をお届けします。

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第8回 モノづくりの現場からお届けする生産者便り

燃料危機のネパール②犬の日

2015.11.12

先週お伝えした燃料危機が、今週も続いているネパールです。

一緒にストールを生産しているスーマンは先日、
「ガソリンスタンドの列に36時間待ち続けて(車を列においておく)、
15リットルのガソリンを手に入れたんだよ、クレイジーだけどそれでも手に入っただけラッキーだよ」
と話していました。

そう、実は彼は本当にラッキーでした。

なぜなら11月10日付で、
ネパール石油供給公社は、燃料の備蓄が著しく不足しているとして、
一般車両に対するガソリン及びディーゼルオイルの配給を行わないことを発表したのです。

もう、並んでも手に入らない。。。
(ただし、「ブラックマーケット」と呼ばれるルートで一般でも手に入る燃料があります。
それは通常の5倍の値段なのですが。)

そしてこのタイミングで、
二番目に大きなお祭り「ティハール」が始まろうとしています。

本番は明日からですが、
今日は「ククル(犬) ティカ(お祈り)」の名前の通り、
犬を祝福するための日です。

ネパール中の犬がティカと呼ばれる赤い祝福の印をおでこ(?)につけられて、
マリーゴールドの花輪で飾られていました。

IMG_1847
この子も、
IMG_1854
この子も、
IMG_1850
みんな飾り付けられて、
かわいい!!

ネパールでは、犬は人間の仲間として考えられており、
ペットとして犬を飼っている家庭も多いです。
(バングラデシュは、野犬だらけで、逆にペットとして犬を飼う家庭はとても少ないように見えます)

いつも寄り添ってくれる犬に、
感謝の気持ちをこめて、ペットの犬もそうでない犬も、
今日1日祝福されるのです。

そしてこのティハールは5日間続き、
カラスの日
犬の日(←いまここ)
ラクシュミーの神様の日
牛の日
兄弟姉妹の日
と、毎日異なる意味をもってお祈りが行われます。

燃料危機をもろともせずに、
お祭りを続けるネパールの人たちに、
不思議な感動を覚えてしまいます。。

しかし、この祭りが終われば、
例年では停電時間が一気に増えて、
寒さも増し、燃料不足がこのまま続けば、健康被害にも発展しかねません。

インドとネパールはそれぞれに批判声明を出しており、
国境沿いの地域の情勢はさらに悪くなっていると報道されています。

一体どうなるのか。。

不安な気持ちを残しつつ、
バングラデシュへ短期出張にいってきます!

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