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モノづくりの現場からお届けする生産者便り

インド・ネパールの担当として、1年の半分以上を現地で過ごす田口ちひろ。モノづくりを職人たちのすぐそばで見つめているからこそ見える途上国の姿や、途上国駐在における心得・苦難など、リアルな声をお届けします。

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第41回 モノづくりの現場からお届けする生産者便り

店長さんがネパールで感じたこと

2017.07.29

ナマステ、こんにちは、田口です。

前回お届けした、ネパールのファクトリービジットに参加した、
建川のレポート「ネパールに店長さんがやってきた!」に続いて、
今回は、この春から店長になった、岡本のレポートをお送りします。

岡本の実家は織物生産をしており、
織り機や生地に囲まれて育ったそうなのですが、
いったいどんなことを感じたのでしょうか。

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みなさま、こんにちは。
谷中店店長の岡本です。

ネパールに滞在中、
明日はどんな出会いがあるかなあと楽しみすぎて寝れなくなり、
朝早く目が覚めてしまう、
小学校の遠足のとき以来のそんな感覚に、
私自身、とてもびっくりしました。笑

今回のネパール滞在では、
蚕から繭に
繭を手紡ぎをして糸になり、
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そこから織って生地にして
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染めるという一つの
ストールが出来上がるまでを見てきました。

インフラが整っている大きな工場で
機械織りで早いスピード(日本の機械に比べると、ゆっくりでした)で
織っているところもあれば、
前回の建川のレポートにもあったように、
首都から3時間かけて想像を超えたような場所で、
ものづくりをしていたりもします。

ただ、どの場所でも共通していたのが、
職人さんがみんな誇りをもってとても楽しそうにしていること、
研究熱心ということでした。

そのなかでも特に印象に残っているのが
染め職人のマイラダイ。
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(マザーハウスのローシルクのストールを染めてくれています)

「これはなんでこうなっているの?」
「なんでこれはこうなの?」
という細かい質問をたくさんする私にも丁寧に教えてくれ
少し分かりづらいときには
動画を見せて「こうやってやるんだよ」と教えてくれました。
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染めの釜も、1つだけタイルが貼っているものがあり
「他の釜と違うね。なんで?」と聞くと
「これは商品が汚れないように自分でタイルを貼ったのさ!」と。

釜までカスタマイズしているとは・・・!

マイラダイのように
とても強い思いをもっている職人さんに会うたびに、
このネパールの地で一緒にものづくりをしてきた田口の存在と、
職人さんからの信頼感の大きさをとても感じました。

ここまでネパール事業が大きくなったのも、
私たちがネパールの地にこれたのも、
この信頼関係があるからこそ。

たくさんの職人さんに直接、会って話して
実際の目で見て触れることによって
今までより、よりネパールのことも、ストールのことも、
愛おしく思えました。

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(マイラダイの工房にて)

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