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モノづくりの現場からお届けする生産者便り

インド・ネパールの担当として、1年の半分以上を現地で過ごす田口ちひろ。モノづくりを職人たちのすぐそばで見つめているからこそ見える途上国の姿や、途上国駐在における心得・苦難など、リアルな声をお届けします。

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第77回 モノづくりの現場からお届けする生産者便り

インド・コルカタ工房のいま

2021.06.28

こんにちは、田口です。

5月に新型コロナの感染拡大が広がり、
一時は陽性率が30%を越えていた、西ベンガル州ですが、
非常に厳しいロックダウンの効果もあり、
6月に入り徐々に収束し、現時点で、陽性率は3.5%まで下がりました。

ロックダウンはまだ終わっていないものの、
交通機関も先週から少しずつ解除されているようで、
染色を終えたカディ糸が、
ずっとムルシダバードの村に送ることができずにいたのですが、
やっと、村へ運ぶことができたそうです(ほっ。。。)。

もともと計画していた時期には遅れてしまいますが、
秋が深まる前には、新しい生地のコレクションをお店にお届けできそうです。

そして、コルカタ工房のスタッフみんなに関しては、
体調を崩すことなく、元気に過ごせています。

幸いにも、ワクチンの接種(1回目)の手配を会社で行うことが出来、
先日、全員が接種を完了しました。

会場は、学校のようにも見えますが。。
スタッフも心なしか緊張していた模様。


(今回工房のスタッフが受けたワクチンは、
2回目の接種に約2.5か月あいだを開ける必要があるそうで、
本当に安心できる状況になるのは、9月以降になりそうです)

インドは、都市部ではワクチンの接種が進んでいるようですが、
村のほうはまだまだ、だそうで、
統計によると、すでに3億回分のワクチンがインドでは行われているそうですが、
それでも、まだ人口の20%(1回目のワクチンが終わっている割合、2回目まで終わっているのはわずか4%)。

そして、モディ政権の方針により、
当初、近隣諸国に輸出予定だったワクチンも、
インド国内への接種を優先させているため、
多くのワクチン輸出が止まっている状況。

バングラやネパールへのワクチン輸出も止まっており、
各国の職人たちの状況を思うと、
コルカタ工房の状況を手放しに喜ぶことはで出来ません。

一刻も早く、すべての生産国の職人たちが、
安心してものづくりに精を出せる日が来てほしい。

そして、各国の職人たちが日本を訪れ、
イベントでお客様とお会いできる日が、また来てほしい。

その日は必ず来ると信じて、
今出来ることを、精いっぱい行いたい。

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