MOTHERHOUSE

ワンショルダーから
バックパックに
一瞬で変化する心地よさを

マザーハウスの代表作
2wayバッグの「yozora」に、
新モデルが登場しました。

2wayの使用感はそのままに、
シボのある革で仕上げ、
使いやすい機能を追求しました。

ライフスタイルに合わせて
ひとつのバッグが変化する。

使い心地の良さをお楽しみください。

DETAILS

用途に合わせた
最適なポケットスペース

サイズ別にポケットを最適化。Mサイズは荷物が多めの日常使いに、Lサイズはビジネスに最適なポケットに。たくさんの持ち物もバッグの中に定位置があれば探す時間も減らせます。

2wayどちらでも
美しいフォルム

革の質感や型紙のサイズ調整など、細部の工夫で2wayどちらの形状でも美しいフォルムにしました。バックパックにした時のフォルムは丸みがあり、ワークスタイルにもカジュアルにもコーディネートしやすくなっています。

Millingレザーで
マットな風合いに

柔らかさとシボが特徴のMillingレザーを大きく切り出して、ぜいたくに使用しました。革のしなやかさと最小限の縫い目が、バックパックにした時の丸みを帯びた美しいフォルムを生み出します。

DESIGNER'S VOICE

2015年の発売から
ご好評いただいている「yozora」シリーズ。
新モデルの特徴や制作にかける想いを、
チーフデザイナー山口にききました。

山口絵理子のプロフィール

飛行機から眺めた夜空の美しさをバッグで表現したくて

もともとYozoraはリニューアルしたいという思いがあったんですか?

山口
銀座店でお客様とお話をしていた時に、お客様がヨゾラに求めていたのは空の軽さだったのかなと改めて感じることがありました。今振り返ってみると、コロナ禍でのモノづくりは、工場の技術力や成長を伝えたい気持ちが強くでていたと思います。
もう少しお客様と生産者の真ん中に立って「本当に快適に仕事に行けるか?」「快適にシュシュッとバッグの形を変えられるか?」というところに、もう一回しっかり向き合おうと思ったんです。

最初のヨゾラシリーズの登場は2015年のことでした。ヨゾラシリーズで一貫して大切にしていることはありますか?

山口
最初のヨゾラをつくろうと思ったきっかけは、地下鉄で2WAYバッグを持った人が、大変そうに肩がけからバックパックの形に切り替えているのを見かけたことでした。「これは解決せねば!」と思ったんです。
その時開発した、シュシュっと切り替わる2WAY構造は今でも引き継いでいて、何度考えてもあれ以上は本当にないなと思えます。

大切にしていることに対して、今回ならではの変化を加えたところはどこでしょうか?

山口
今回、特にお伝えしたいのは色と革ですね。

それでははじめに、色へのこだわりから教えてもらえますか?

山口
はい。今回の色はYozoraの原点に戻った感覚があります。
2年ぶりに海外の生産国へ飛行機で向かう時に、空を眺めながら「途上国と先進国を包み込む夜空の美しさを革で表現したい」と感じました。

ヨゾラというシリーズの名前の由来になった想いですよね?

山口
そうですそうです。
改めて夜空の美しさを、ということで、今回は特にブルーにこだわっています。ブルー系は、実は工場に何十種類もサンプルがあって、一番やっかいな色(笑)。
2015年に比べて、今の時代はもっと元気で、鮮やかさが求められているんじゃないかとチームで話して、今回のブルーにしました。
色の彩度や明度こそが時代を映すなと思っていて。来年にはきっと変わっているんじゃないかなって思います。

それではもう1つのポイント、革についてはいかがでしょうか?

山口
今までのヨゾラは光沢感がある革にしていました。それは元々のヨゾラのデザインにフィットしていたと思います。
一方で新しいヨゾラでは、シボがあるマットな印象の革にしました。
今できるベストのレザーで、新しいヨゾラができたと思っています。

革を変えるきっかけはあったんですか?

山口
革を考えるヒントのひとつは、ヨゾラは思っていた以上にバックパックの形状でお使いいただいているとわかったことです。
「背負われている姿をもっと美しくするにはどうしたらいいだろう?」と考えるきっかけになりました。
シボ革になったことで、バックパックの形になったときもふわりとした丸みが保てたり、シワが目立たなくなっています。

お客様の使い方から革が考えられているんですね。

山口
そうですね。革の種類もそうですし、その革の魅力を最大限に引き出す工夫もしています。
背中での美しさを実現するために、実は背中に接する面と、バッグの正面に見える面は少しレザーの形が変えてあります。見ても気づけないくらいに。
そして、レザーの中に貼られている芯材も、バッグの見た目のシンプルさからは想像できないような、微妙な調整がされています。
パッと見て感じる「美しいな」という情緒的な直観と、2WAYをシュシュっと切り替えられたらいいのにな…っていうお客様の課題解決が掛け算になったからこそ、ヨゾラは長くご支持いただけたんじゃないかと。だから、その掛け算を壊しちゃいけないなと思っています。

最後に、新しいヨゾラを通してお客様にお伝えしたい想い、メッセージはありますか?

山口
やっぱり軽さです。もともと鞄は重いものを入れるので、鞄の負担を極限まで軽くしたくて。そして2WAYが気軽に切り替えられるということ。
重量という意味でも、気分という意味でも、2つの軽さが重なることでお客様が歩みだす次の一歩を軽くできたらいいなと思っています。

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ご紹介した商品はこちら

yozora 2 Way Bag (Milling)