To Nepal ネパールへ
二カ国目に進出
途上国から世界に通用するブランドをつくる。
そんな目標を掲げ、会社を立ち上げて3年。
2008年春に行ったH.I.S.とのバングラデシュ共同ツアーを機に、「日本人が、喜んでくれる」と現地の工員たちの結束力は強まり、技術力もぐんぐん伸びた。
開発を担当している日本のスタッフ、後藤もずいぶん成長し、山口と同じステージに立って業務に携われるようになった。

世界中の途上国から商品を発信しようと考えていた山口は、そろそろ次なるステップを踏み出す時期と、第二の生産拠点を探すべく日本と海外を往復していた。
マザーハウスが進出する意義があり、地理的に現状との相乗効果が望め、なにより自分がピンと来る場所はどこだろう? アフリカにも行ってみたが、広大すぎる上に遠い。言語も文化も多様すぎる。マザーハウスの理念を浸透させ、ビジネス展開まで持っていくには、また手探りでゼロからスタートしなくてはならない。すでに会社として動き始めているマザーハウスが、今、選択すべき場所ではない。
やはりアジアか。
そこでカンボジアに行ってみたが、すでに多くの外国人がビジネスを定着させている。マザーハウスがやらなくてはいけないと思わせる何かがない。