Social Action 02 サイクロン再来
「シドゥル」サイクロンの傷が
癒え切らない地にまたしても
一昨年の11月、バングラデシュ南西部を襲ったサイクロン「シドゥル」。
私達は当時すでにバングラデシュでビジネスを始めていた。
「この国でビジネスをしていて、そしてその国でこんなに重大な被害が出たというのに、何もせずに黙って見ていることは出来ない」
当時バングラに滞在していた山口は、知り合いと二人でこのシドゥルの被災地へ向かい、支援物資を届けてきた。用意したのはライスポット(炊飯器)と毛布。
米はあるが、ライスポットがないという声と、暑いと思われていて支援がないが、実は夜には冷え込むので毛布が欲しいという声を聞いたためだ。現地の協力者のトラックに乗せ、被災地に物資を渡しながら歩いた。
そのシドゥルの傷が癒え切らないその地に、またしても大型サイクロンが直撃した。
2009年5月25日。
その時私(後藤)は日本にいて、バングラデシュからの貨物の到着が遅れていることに気を揉んでいた。
天候不順により飛行機が飛んでいなかったのだ。
ほどなくして、その理由を知ることになる。
現地スタッフ主導の支援プラン
5月30日、バングラデシュへ出発。
もともとこのスケジュールで予定されていた出張だが、大きなタスクが追加された。
「アイラ被災地に行くこと」
バングラ入りしてすぐに、現地ディレクターモイン・生産マムンと今回のアクションに関するミーティングが持たれた。今回の支援活動がこれまでと異なる点は、現地スタッフの主導・アレンジメントにより行われたこと。私の到着までにモインが現地の新聞をスクラップし、情報収集をしており、それをもとに計画が立てられた。
実施日を決定し、実行メンバーを決める。
6月7日夜にダッカを出て、8日に支援を実行。
モインの姉妹にレッド・クレセント(イスラム教圏の赤十字社)に勤めている者がいて、彼女が現地のレッド・クレセントオフィスと連絡を取ってくれることになった。まずは被災地の街にあるレッド・クレセントオフィスに向かい、現状を聞き最も適した支援を行えるようアドバイスを得る。
重要なのは、実際に現地に赴きそこで現状を見て本当に必要なものを支援すること。
山口が行ったシドゥル被災地への支援でも実践されたことだ。