Yamazaki Blog
2010/06/23 ワールドカップ熱
やっぱりバングラは暑い、けど今回は食欲が落ちない山崎です。
今、世界で最も熱い戦いといえば、ワールドカップ。
なぜか、ワールドカップが始まる前に出国し、終わる頃に帰国するという
ありえない出張スケジュールが入っていました。
バングラデシュは残念ながら、現状の力では全くワールドカップに行く力もなく、
全く盛り上がりがないだろう・・・ここは静かに過ごそう・・・と思っていたら、
なんととてつもないワールドカップ熱にここバングラデシュもかかっています。
じゃあ、代表を出してないバングラデシュはどこのチームを応援するのか、
同じアジア代表の日本・・・だったらいいのですが、
なんとブラジルとアルゼンチンなのです。
なんと、街中は10メートルおきに両国の国旗がはためき、
MG工場もアルゼンチン戦の時には17時半にクローズ。慌ててみんな帰るという状況。
Twitterでも、なんでアルゼンチンとブラジルなの?って質問を受けたので、
現地でも色々とヒアリングしてみました。
なぜ、アルゼンチンとブラジルなのかといえば、
ペレとマラドーナがスーパースターとしてバングラデシュの人々の目に焼き付き、
語り継がれてきたからです。
南米選手の特徴でもありますが、貧しい中での立志伝的な象徴としても、
彼ら二人は貧困国のヒーローであるわけです。
未だにバングラデシュの街角では、マラドーナの写真とかも見かけますし。
またプラスして、彼らが活躍していた時期に、
テレビという情報源が限られた場所であったけれども、
バングラデシュに入ってきた時期でもあるのでしょう。
ブラウン管に映る海外の映像という驚きと共に、
そのブラウン管に映っていた彼らの姿が脳裏に焼き付いたということは
想像に難くありません。
後発国では、情報源が限られるため、
このように価値観が一極化するという特徴もあります。
現代化社会というのは、個人主義と表裏一体で、
そのもっとも重要なツールは情報の多様化です。
日本も以前、電気屋さんの前で巨人戦やプロレスなどが放送され、
人が集まることで同じ空間を共有し、
その中で王・長嶋や力道山などの「皆」のスーパースターが生まれました。
しかしその後、核家族化が進み、
子供は自分個人の部屋(個人スペース)を持つようになり、
自分の情報源や情報発信を隔離できるようになった一方、
情報ソースが多様化、携帯電話等の普及で共有していた情報発信装置が個人化され、
さらにはソーシャルメディアが普及し、
全国民が受発信を取捨選択できるようになりました。
完全に情報は個人のものとなり、価値観は選択して共有するものとなったのです。
バングラデシュではその点では、未だに電気屋の前で人だかりを作って、
同じ情報を共有するフェーズ、日本でいうと1950-60年代にあるといえます。
その共有するものが4年に1度のワールドカップ、
そしてアルゼンチンとブラジルの戦いということのようです。
でも今後、ネット・携帯が急速に普及してくればそのフェーズも
大きく変わるかもしれませんが・・・。
そんなことを移動中にはためく全くの異国の国旗を見ながら、
思ったりしてます。
次回以降のワールドカップ、どう変わるのか、
4年というスパンは社会の変化の鏡という意味で興味深いです。
日本を同じアジアとして応援してくれないかなぁ。
って、言っていたら、工場の皆が日本国旗を作ってくれました。
次回ワールドカップの日本一色に期待したいです。
コメント
お、久しぶりに「山崎さんらしい」面白い切り口ですね。そうそう、こういう切り口から見るのがあなたらしい。
工場のみんなが国旗を作ってくれたと言うことですが、バングラディシュの国旗は日本の国旗とよく似てません?起源を調べてみようかな?
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