Yamazaki Blog
2010/03/27 高校生ときっかけ
いつも温かいコメントくださりありがとうございます。
きちんと読ませて頂いて勉強になったり、勇気を頂いたりしています。
先日の連休中、新宿店に立っていたら、ちょうどHISさんと共同企画している
「バングラデシュ ~途上国の可能性を見つける旅~」のツアーに参加頂いた方々が、
成田空港から直接、マザーハウスのお店まで来てくださいました。
いつもこのツアーには、大学生からご年配の方まで、様々なバッググラウンドの方に
参加いただけるのが本当に嬉しいのですが、何と今回は高校生が参加していました。
「途上国の水の問題に強い興味があるから、
どうしてもバングラデシュに行きたかった。丁度春休みでここしかないと思って!」
以前、そのツアーの説明会にも来てくれた熱い高校生でした。
目を輝かせてバングラデシュツアーのことを語ってくれる姿をみて、
本当にこのツアーを企画して、そしてやってみて良かったなぁと心から感じたのでした。
自分が高校生だった頃を振り返ると、彼女とかのことばっか考えていて、
基本、あんまり社会とか遠い異国のこととか、考えることもなかったし、
そんなきっかけ(きっと溢れていたんでしょうが)に気付くこともなったなぁと。
敢えて言うなら、宇宙のことばっかり考えていて、
てっきり自分は物理の研究者になると思っていました。
でも日頃の生活はサッカーボールを追っかけ、
授業はほとんど寝てて、マックで65円のバーガーを食べ、
ゲーセンに行く、そんな生活をしてました。
でもそんな僕らの時代とは比較にならないくらい、今の高校生は自分できっかけを探し、
そのきっかけから社会に対する貢献の仕方を探し、
そして、実行できるだけの世界になってきている。
きっと、それが出来る高校生は、将来何倍もの差となって還ってくるんでしょうね。
でも、そんなきっかけはいつどこで転がっているかわからない。
僕のきっかけは、19歳の時、ベトナムのストリートチルドレンのドキュメンタリーを
撮りにいったことでした。あの時に聞いた子供たちの夢、
そしてその夢を語っている時の輝く目を見て、
「貧しいって一体なんだろう。可能性を信じるって何だろう。」
というところから、始まっています。
そして、その年の夏にアメリカを車で一周したことが、今も自分の礎の一つになっています。
その時も、それが自分の10年後につながるとは思っても見なかった。
あの時、ベトナムに行っていなかったら、この仕事はしていないと思います。
「きっかけ」はいつどこで出会えるかわからない。
だからこそ、動き、苦しみ、考え、そしてまた動く。
そんな中でいつかどこかで、「きっかけ」と出会うのでしょう。
私たちのツアーも誰かにとって、
そんなきっかけの一つになればいいなと思っています。
2010/03/23 恐怖心と向き合う
今日も新宿店に立たせて頂き、沢山のお客様とお話できて、
本当にありがとうございました。
4日連続でお店に立ったら、腰痛?が出てきて、
改めて店舗にいるスタッフの大変さを実感している山崎です。
先日、日経新聞を読んでいたら、プロ野球の往年の大選手、
豊田泰光さんのコラムが載っていました。
豊田さんのコラムは、人間味に溢れる豪快さと正直な言い回しがとても好きなのですが、
今回のコラムでは、開幕を迎えて初ヒットが出るまでの恐怖心が書かれていました。
というのも、若かりし頃は、開幕なんて何も怖くなったし、
開幕戦でヒットが打てないことなんてことも想像しなかったのが、
ある年の開幕戦でヒットが打てなくて、あれっと思った瞬間、
今年はヒットが一本も打てないんじゃないかという恐怖心が生まれたとのこと。
そして翌年から、毎年開幕戦を迎える不安を持つようになり、
色々と試行錯誤しながら、ヒット一本をスタートするとのことです。
私たちのお店も今回、みなとみらい店が6店舗目のお店、
そして、今まで作った期間限定ショップなどを入れると、
11店舗目のOPENということになります。
ある意味で、11年目の開幕戦が、3月19日、みなとみらい店のOPEN日でした。
いつもお客様に喜んでいただけるのであろうか、本当に面白い店舗が出来たのだろうか、
そして、お客様に来て頂けるのだろうか、そんなドキドキを抱えながら店をOPENしています。
そして、そのドキドキ、~恐怖心~は、店を作る毎に小さくなるどころか、大きくなっています。
1店舗目はただただ楽しくて仕方なかった。2店舗目もそうだった。3店舗目も・・・・。
それが、店をクローズする経験をするようになってから、
自分の判断は正しいのだろうか、このお店は本当にお客様にとって面白いのだろうか、
経験値がつみあがっていくにつれ、そんな恐怖心がちらつくようになりました。
でも、それで出店してこそ、本当の出店だと思っています。
ヒットを打てないかもしれない、そんな恐怖心に向き合いながら、
ヒットを打てるようになってこそ、本当の強打者になっていくプロセスなんだと思います。
経験すればするほど、知れば知るほど、その怖さをしる。
だからこそ、更に考え、準備し、その怖さを乗り越えようとする。
このプロセスこそが、店舗を更に良いものにしていく、最も重要なステップです。
確かに知らないということは、強いかもしれない。
でも知らないが故に出来ることは、最初は突破できても、その後確率論で言えば、
必ず大きな壁にぶち当たることになります。
今後、更に大きな恐怖心と向き合いながら、
それでもその恐怖心に負けない強い気持ち、そして何とか経験値を積み上げて
一つ一つ結果を残していきたいと思います。
みなとみらい店は、そんな気持ちで出来たお店です。
横浜に住んでいる方、そしてお近くにお立ち寄りの方は是非、少し覗いてみて下さい。
2010/03/22 遠い目標と目の前の感動
遅くなりましたが、横浜みなとみらい店にお越しくださった皆様、
お祝い言葉や花、お菓子などをお送り頂いた皆様、本当にありがとうございました。
横浜みなとみらい店は、
無事3月19日にみなとみらいコレットマーレ3階にOPENすることが出来ました。
横浜みなとみらい店は、
全てのマザーハウスの店舗の中でも最大のお店、
ファッションビル内での初めての出店、
そしてなにより横浜に出店したいと考えてから2年半越しの念願。
OPENするまでは、バタバタしていて、正直あまり実感がありませんでした。
でもOPENして3日間、ほとんど1日中店頭でお客様をお迎えして、
沢山のお客様にみなとみらい店に来て頂いて、
本当に多くのお客様が横浜にお店が出来ることを待って下さっていたんだということを、
心で感じることが出来て、実はあるお客様の前では恥ずかしながら涙を流してしまいました。
バングラデシュには1億4000万人の人がいて、
未だ多くの人が貧困状態にある。危険な環境で働いている。
そして、その先には更に世界の途上国で苦しんでいる人々がいる。
私たちは途上国の一人でも多くの人が安全・安心のある環境で働けるようにしたい。
そんな遠い目標を日々意識しながら、前に進んできました。
でもゴールのない遠い目標を意識しすぎて、
目の前の小さな小さな積み重ねを忘れかけていた気がします。
こんなファッションビル内のお店で沢山のお客様をお迎えできたことは、
間違いなく途上国でバッグを作っている皆の勇気になるし、希望になるのです。
実はそんな結果が一つ一つが大事なはずです。
私もたまに目標が遠すぎて、辛くなる時があります。
「途上国から世界に通用するブランドをつくる」
という理念は間違いなく遠い。何年かかるかわからない。
でも、そんな遠い目標は、小さな小さな達成の積み重ねであることを忘れてはいけない。
初めてのファッションビル内の出店は、そんな達成であると同時に、
新しいチャレンジへの第一歩です。
いつも支えて下さっている皆様、本当にありがとうございます。
皆様が応援して下さったからこそ、次のチャレンジに進むことができます。
そして、次なるチャレンジも共有できたらと思っています。
今後ともよろしくお願いいたします。
明日は代表山口と共に、
13時~17時に新宿店の店頭で皆様をお迎えさせて頂きます。
2010/03/16 ファッションとして
出店前、いつものように結構ぎりぎりにいる山崎です。
いよいよ3日後、桜木町駅隣の新築商業施設、「コレットマーレみなとみらい」の3階で、
マザーハウスみなとみらい店がスタートをきります。
マザーハウスにとっても、新築商業施設内に出すのは初めてのこと。
そして、今まで以上に私たちが「ファッション」として周りの店と比較されることになります。
この商業施設に入っている店舗、そして私たちが出店をする3階の顔ぶれを見ても、
そうそうたるファッションブランドが並んでいます。
「街を颯爽と歩く人々が持っている
かわいい、かっこいいバッグにMade in 途上国のラベルがある
そんなシーンの実現に人生をかけたい」
と起業当初に言葉を発したのは、弊社代表の山口です。
もちろん、店のOPENはスタートにしか過ぎません。
けれども、横浜の地でそんなファッションの本気勝負の場所に出店することが出来る
そんなことは起業当初、夢でしかありませんでした。
今日もフロアをぐるぐる回ってみて、こういった場所で単純にかわいい、かっこいいと
言ってもらえたら、バングラデシュ、そしてネパールの工場スタッフはどれだけ嬉しいだろうか、
と考えていました。
次回バングラデシュに行くときに、OPENの時の写真と映像、また持っていこうと思っています。
3月19日、20日とOPEN日に山口共々お店で皆さんをお迎えさせていただきます。
<山口・山崎店頭スケジュール>
3/19(金)18:00~20:00
3/20(土)14:00~16:00 16:30~18:00
みなとみらい店のオープンに至る秘話も、ちょっとお話しようと思ってます。
何といっても、2年越しの横浜愛成就ですから。
2010/03/09 4周年を迎えて
病み上がりに講演会をやったら、ハスキーボイスになってしまった山崎です。
今日は、3月9日(サンキュー)の日。
マザーハウス4回目の誕生日です。
山口と共に会社登記の書類と睨めっこしていたのが、
つい最近のように思いますが、もう4年も前の話になるのですね。
思い返せば色々とあったような気もするのですが、4年が来るのはあっという間。
改めて時が過ぎる早さを感じます。
一方で、先日も書きましたが、4年という区切りには何か特別なものを感じます。
大学が4年だったり、オリンピックが4年に1度開催されたり。
4年というのは何か同じフィールドで続けるという点において、
一つの時間的な基準になりうるということでしょう。
この4年の大事な区切りを迎えて、山口とも「こんな日が来るとは思わなかったねー」と
言い合ったりとか、最初の1個目のバッグを売った瞬間のこととか、
そういうことを思い出し、改めて大事な日を迎えたんだと感じていました。
でも何か、正直なところ、昔に比べるとこの創業記念日の喜びというのが
小さくなっている気がする・・・。今日、ランチ時にそう思っていました。
でも、ランチ時に皆に入社年月日を聞いた時に、その理由が少し見えた気がしました。
それは、今一緒に歩んでいる皆の入社年月日がばらばらだということ。
同じく、お客様とのお付き合いも、4年前からの方もいれば、
昨日始まった方もいるということ。
確かにどんなことにもスタートは大事かもしれない。
でもマザーハウスのスタートは山口としか共有してないかもしれないけど、
それが時間を追えば追うほど、共有できる人数が増えていき、
今この瞬間に起こることは、何十人というスタッフや、
支えてくださっているお客様と共有している。
あの時入ったんだねー。
とか、あの時あんなことがあったねとか
4年に限らなければ、本当に多くの人と思い出を共有出来るようになってる。
そんなスタッフやお客様が増えていることに喜びを感じました。
勿論、改めて過去を振り返る区切りがあってもいい。
でも、○○年過ぎたからとかではなく、
一人でも多くの方と、何かを共有して積み重ねていければいいと感じた4周年でした。
最後になりましたが、4年間あった様々な商品、そしてストーリーを
共有してきてくださった皆様、本当にありがとうございます。
これからも皆様と共に一緒に歩みを続けられたらと思っています。
今後とも宜しくお願い致します。
山崎
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