Yamazaki Blog
2010/02/25 4年に1度の挽回機会
久々のブログになってしまいました。山崎です。
2月は東京は雪も多く、春風と共に花粉が飛んでくることをすっかり忘れていました。
今日はとても暖かくて、春の到来を感じさせる1日でしたね。
いきなりですが、マザーハウスは3月9日(サンキューの日)をもって、4周年になります。
4年前、マザーハウスが登記の準備をしていた頃を思い出しながら、
もう一つ同時期に注目していたことを思い出しました。
それはトリノで行われた2006年の冬季オリンピックのこと。
スポーツ好きの私は、毎回オリンピックのたび、寝不足になりながらも
テレビに噛り付き、選手と共に一喜一憂します。
ちょうど、オリンピックの一つのサイクルがまわり、
この4年間で前回悔しい思いをした選手がその悔しさを挽回するために挑戦し、
前回の勝者はその誇りを守るために再度バンクーバーの舞台に立っている。
競技によっては、僅か数秒で勝者が決まってしまうスポーツもあります。
しかしその数十秒の間で頂点に立つために、どの選手も4年間努力をし続けてきています。
逆に言えば、その4年間の努力が僅か数秒の間に起こるミスで無くなってしまったりする。
全員がトップを目指しているけれども、僅か一人しか金メダルに手をかけることはできない。
勿論、参加することに意義があるということもわかってはいますが、
やはり勝者とその他の参加者の位置づけは、
世界最高峰のスポーツ祭典であるオリンピックでは全く違うものです。
見ていて本当にその勝負の世界で酷過ぎてつらく、見ていられないものもあります。
4年間の努力が僅か一瞬。そして、そのミス、そして敗北は4年後まで取り返せない。
私たちもこの4年間、チャレンジして大きな壁に跳ね返されたこともありました。
しかしながら、私たちは本当に恵まれていると思うのです。
それは、すぐにでも挽回のチャンスがめぐってくるから。
今日の失敗も明日には取り返せるかもしれない。
大きな失敗も1年後までには取り返せるかもしれない。
4年後まで待たなければいけない、オリンピック選手に比べ、
なんと恵まれていることか、本当に感じています。
マザーハウスも沢山の失敗をしてきながら、
この4年間、多くの人に支えられて、何度も再チャレンジをしてきました。
改めて4年間の間、支えてきてくださった皆様、本当にありがとうございます。
マザーハウスにとって、3月はチャレンジ、そして再チャレンジの月。
3月のアクション、是非楽しみにしていてください。
その第1弾のご紹介、横浜桜木町に3月19日OPENする「コレットマーレ」内に
マザーハウスがOPENします!
そして、戸越店店長だった木名瀬が新しいみなとみらい店の店長となります。
その店長が最初に挑戦するプロジェクトが
横浜の街から、途上国へミシンを送ろう!
~1本のジュートからミシンに変えるわらしべ長者に挑戦~
http://www.mother-house.jp/news/yokohama_open.php
です。一本のジュートが果たして、ミシンになるのか、ブログ等でも追っかけますので
是非注目してみてください。
What's up
2010/02/01 社会性と経済性の狭間で
年明けから、バングラ→ネパール→東京→福岡と亘り、
ようやく家の布団で寝れることに幸せを感じている山崎です。
先日、福岡で「社会性と経済性は両立するか」というテーマの下、
130人のお客様に集まっていただき、熱い議論を交わしてきました。
このテーマ、マザーハウスカレッジが
前回、大阪でも設定したテーマの延長でもあるのですが、
私自身は、本来であればこのテーマそのものは
問い掛けてもあまり意味がないものだと考えています。
それでもあえてこのテーマを設定したのは、
やはり対立軸を明確にする中で、激しい議論をしたいと思ったからなのです。
人は、他の人々とコミュニケーションをしながら、自分の居場所を確立し、
自己存在を内面、そして社会の中で高めていく社会的な生き物。
一方で、経済社会に生きるものとしては、
全ての社会的存在は経済性を伴わないことは出来ない。
そして、どんな社会的価値を体現するにも、残念ながら経済的なコストは発生します。
また、無限の社会的価値の可能性に対し、それを発揮させるための資源
(ヒト・モノ・カネ)は有限であり、その無限と有限を繋ぐ媒介が経済性なのです。
しかし、今正に、私たちは、この社会性と経済性において緊張状態に置かれています。
今回、ご一緒させていただきました福岡大学の田村教授の問い掛け。
「皆さん、経済性と社会性、定義はともかく、どちらが大事ですか?」
会場の140人は半分、半分に分かれました。
「皆さん、経済性(就職活動や食べていくこと)のために自分を犠牲にするを厭わない、
もしくは社会性のために自分を犠牲にすることを厭わない、どちらですか?」
やはり会場は半分半分に分かれましたが、
先ほどの回答と逆の答えの方がかなり多くいらっしゃいました。
個人でも、経済性を優先せざる得ないことがある。
同じように、社会全体でも経済性を優先せざるえないことがある。
実はそれは途上国でも起こっていることです。
危険だと知っていながら、稼ぐために、酷く劣悪な環境で働いている人々がいる。
押し付けているとはわかっていながら、経済生活において便利だからと言って、
安いコストでモノを作らせている先進国の人々がいる。
既に必要なモノにあふれている時代、
私たちは社会的存在として、経済性だけでなく、
グローバル社会に一緒に生きる人々の環境に目を向けなければいけない
そんな時期に来ているのではないでしょうか?
そんなことを、福岡で議論しながら、改めて感じたのでした。
福岡のラーメン、旨かった♪
次回は、大阪で「企業にCSRは必要か?」という挑戦的なテーマで、
2月5日、グロービス大阪校で、
パナソニック電工CSR室の布谷秀嗣様と議論させて頂きます。
詳細はこちら。
http://www.mother-house.jp/news/mhcollage_o_2.php
まだ席があるみたいですー。是非ご参加お待ちしています。
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