Yamazaki Blog
2009/10/23 モノあまりの時代に
インド、デリーにいます山崎です。
デリーはすっかり涼しくなって、過ごしやすくなっていました。
4日後、バングラデシュに行き、HISツアーのお客様を迎え入れる準備をします。
ブログのコメントの数々、ありがとうございました。
コメントを含めて沢山の反響を頂き、本当に嬉しく思っています。
モノに溢れた時代。
統計を見ると、日本の女性は一人当たり10個のバッグを持っています。
私も社内でよく繰り返す言葉があります。それは
「一人当たり10個もバッグを持っている今、バッグなんてもういらないんだ。」
ということ。
勿論、そこで話が終わってしまったら、
ビジネスも終わって(笑)しまいますので、その後に続く言葉。
「そんな時代でも買ってもらうバッグを作ること。
買って意味のあるバッグの売り方をすること。
それを考えよう。」
そのために、デザイナーは途上国で埋もれた素材を見つけ出し、
コピーではなくオリジナルのデザインを作るために、毎日頭を抱えて、デザイン画や型紙、そしてサンプルを作っては壊し・・・という作業を求められています。
そして、販売側の会議でもよく出ている言葉。
「それって他でもやっているよね。」「それは全然オリジナリティがない。」
勿論、私たちがいつも新しい何かを生み出せているかどうか分かりませんが、
少なくても新しいカタチにはこだわってやっているスタッフは多いと思います。
例えば、HISさんと一緒にやらせて頂いているのエコバッグを弊社工場で作るツアーは、
途上国の工場で一緒に何かをつくるというツアーという意味では新しいものだったと思います。
先日もある方から質問を受けました。
「途上国でやるということ。」と「新しいことをする。」
どちらが大事なんでしょうか?
「新しいことを途上国ですること」、でも「社会にとって新しい」というのは本質だと思います。
と答えさせてもらいました。
なぜなら、私たちが立っているこの瞬間こそが、
新しいことの積み重ねによって紡がれてきた歴史の集大成だから。
目の前にある机も、日々話している言語も、
いつも元気づけてくれる音楽も、そしてこのバッグも、
全て誰かが開発し、改良を加えて、今に至っています。
それは人々が新しいものを、
社会にとってより価値があるものをと考えて発展させてきたカタチです。
社会にとって価値のあること、そしてまだ掘り起こされていない新しい価値は
沢山転がっていると信じています。
そして、マザーハウスにおいてはそのフィールドが「途上国」であるということ。
これからも「マザーハウス」が
新しい何かへのチャレンジが出来る会社になるようにしたいですね・・・。
まだまだこれからです。
コメント
マザーハウスさんのその守りにまわらない姿勢は
ベンチャーの強みなのかもしれないですね。
仕事をする世界は違いますが、見習わなければといつも思います。
そして、「モノあまり」は日本の場合どの業界でも言えることだと思います。
品質も横並びになりつつあり、差別化が難しくなるなか、
サービス(決して値引く意味ではなく)に重点を置くことも一つの選択肢だと最近感じています。
残念ながら、新しいことはいずれ古くなるし
クオリティも慣れてしまうと感動が少なくなりますし。
(もちろん、それを怠ってはいけないわけですが・・・)
やっぱりヒトが頑張らないとと思うこのごろです。
頑張ってくださいね!
あなた方の凄さには、息を呑んでしまいます。
凄すぎます・・・
よそのサイトで拝見したのですが、
バングラディッシュで会社を興すだけでも凄いのに、
「売上げの1割で学校をつくる」という目標まで掲げていらっしゃる・・
まるで、ちびっこな女の子が、工業高校の男子柔道部に入部し、そのうえ朝錬の前に一人猛稽古するくらい、ぶっとんでます・・・そんな女の子がいたら、元気玉にしてパワーを送ってあげたくなりますよね・・
フレー、フレー、マザーハウス♪
頑張れ頑張れ、山崎さん、山口さん♪
今の便利すぎる世の中に少し憂いております。 あまりにも物があふれているため、物を大切にしない風潮がある気がして、自分の子供や、孫の世代にはどのような世界になっているのか・・・。やっぱり心配です。 MHさんのように飽きのこないものを提供すれば、バックを10個も持つ必要がなくなり、それだけでごみの減量にもつながると思うのですが・・・ ただ自分もやっぱり100均とか利用しては廃棄しているのですよね。 矛盾してしまっているけど、気持ちとしてはいつも無駄なものは買わないようにこれからも気をつけてたいと思います。 MHさんのバックは大切に使います。 ダブル山さん頑張って!
それでも小さくまとまりはじめているように思います。
守りに入っているような気がします。
ストーリーを売るという発想も聞き飽きれば、逆に煙たくなりかねません。
発展途上国でやるということに関しても、そのこと自体がほんとにどこまで生かされているのか疑問な時があります。
本質的なチャレンジにはつながらず、ただハードルをあげてがんばっているだけにしかならなければ、意味がありません。
途上国での生産は他の企業でもするでしょうし、ちゃんと教えればどこの国の人でも仕事をおぼえることは出来ると思います。
そのことは何もよりも日本企業が今までもずっと海外でやってきたことでしょう。
「新しい素材を求めて」というのもそうです。
それこそ多くの企業がしてきたことでしょう。
ですが個人的には、そうやって無駄に外に刺激を求めさまようべきではないとも思います。
目的が違うのではないかと思います。
「バッグを作り、バッグを売ること」
このことへの焦点が強くなりすぎているからかもしれません。
ほんとに絵理子さんが望んだのは、最貧国の人たちを救うことだと思っていましたが、でも他の企業との差が少し待遇が良いことで終わってしまっては残念です。
そもそも「何のため」のバッグの生産だったのか。
そこが一番重要だと思っていましたが、そこがとても弱くなってきているように感じます。
普通の企業っぽくなってきたなと思います。
普通に素敵な企業という感じで。
絵理子さんが切り開いた世界に皆さんが風呂敷を広げて終わっているようにも思えます。
そして、新しい世界はもうあまり開かれていないような。
どこかで媚び始めているような。
あえて冷静な感想を述べました。
感受性のある方がいらっしゃいますことを望みます。
釈迦に説法かもしれませんが・・・
デザインの話ばかりでていますが、製造も物凄く大切ですよ。
同じレシピでも料理人によって、全く味が違うように、
同じ曲でも演奏者によって、全く違うように、
同じデザインでも、作った人によって全然違いますよ。
できれば、真面目に読んでくださいね。
書道の世界では「臨書(りんしょ)」というのが行われるんです。先人の字をそのまま模して練習するんです。チャイコフスキーコンクールのように、中国の西安碑林では米芾(べいふつ) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B1%B3%E3%83%95%E3%83%84 展や顔真卿展などが行われています。大名人の字体を模しつつ、いかに自分のソウルを乗せて描くかが重要となります。カバンの世界に置き換えれば、ダンヒルや吉田カバンの伝統に沿いつつ、いかに上品で、個性も少し入ったカバンが作れるかといったところでしょう。
史上、これらの展覧会(コンクール)には、沢山の日本の大名人が応募しました。が、中国は日本よりはるかに書家の地位が高い国です。また、人口も多いことも合わさり、日本の大書家はずっと予選落ちをしてきました。
が、5年前程前、日本の書家がグランプリ(1位)に選ばれたのです。それだけでなく西安市長賞や金賞など多くの賞をとりました。それからは当たり前のように、グランプリや市長賞に日本人が選ばれるようになりました。
さらに驚くべきなのは、グランプリや市長賞や金賞などをとった日本人たちは、全員、一つの書道グループに属しているのです。天真書法塾というところなのですが。そこの塾長(青木氏)の書は、中国で最も格式の高い寺のひとつ、草堂寺(鳩摩羅什の作った寺)の入り口に掲げられているようです。(中国は宗派間の隔てがなく、大学の学科のように学際交流や転科も多い。中国の華厳寺(日本の東大寺などの親寺にあたる)の住職は、草堂寺の住職さんには頭が上がらないようでした。中国随一の寺でも認められているようです。余談ながら、日蓮宗は草堂寺に寄付を申し込んでいるようですが、ご住職は、数枚の敷石の他は断っているようです。素晴らしい方ですよ。)
カバンも、上質のものはなんともいえないオーラ、輝きがあるように、書も良いものは輝いています。勝海舟が『氷川清話』でも書いてあるように、剣の道の上達には、坐禅をすることが近道です。天真書法塾では坐禅を最も重要視し、心の輝きを以って字を書いているようです。書道も、坐禅をすることで輝いた書が書けるなら、カバンも絶対同じだと思います。
で、長かった・・・・ネパール(カトマンズ)で青木氏の坐禅指導における秘蔵っ子(木村氏)が、学校の先生をしているんです。日本からあちらに行って、2年ほど経っているようです。
私は木村氏と親しいのですが、よければご紹介致します。マザーハウス様を心から応援していますので、狂的にお節介に書きましたが・・・
スルーして下さっても結構ですが。
僕は物事を飛躍的、革新的に変えることに拘るべきじゃない、と考えます。
それは時間の掛かる作業であるのが当然
でも、人は今までどおり今まで以上を期待するんでしょうけど。
だからと言って、わざわざ何かがあるのを承知で突っ込む必要性は感じませんし、時には一歩前に進んで二歩下がる的な状態も間違いではないと思いますから。
本当に大切なのは5年先10年先、もっと先、頑張ってください。
初めてカキコします。いつもMHを愛しています。
最近の山崎さんのブログは、マザーハウスに不安を煽ってる?!マザーハウスのブランドを信じれていない?! ように感じてしまいます。マザーハウスを愛する一顧客の戯言と捉えててください。この悩み、不安もMHのストーリーといえばそうかもしれません。なんか、最近の山口さん、山崎さん、また橋本店長のコメントを見ても、誰かが止まってしまいそうで、非常に不安に感じています。でも応援してるので頑張ってください。
いつの間にかモノよりカネが主役になってしまったので
現代の経済社会は本質が見えにくく、
ややこしくなっているように思います。
損得計算、合理主義がハバをきかせてしまって。
正にカネが主役のお仕事から、
モノが主役(有形無形の)のお仕事に鞍替えした山崎さん、
そのMHがどのような方向を目指すのか、注目しています。
お疲れ様です。
アラビア数字の普及するまで0という概念は無かったと聞いたことがあります。西洋ではまず1からというのが当たり前だったのでしょう。
マザーハウスは常に新しい概念を産み出し、それゆえに苦労も多いように見受けられます。でも、その壁が高いがゆえに、マザーハウスが他社との差別化に成功しているのではないでしょうか。
凡人の僕にはできないことです。
肩の力を抜きつつ、少しずつ前進できることをお祈りしています。
少しTogoshiの日記にコメントさせていただきましたが
僕の感じたことをちゃんと書かせてもらいます。
僕はマザーハウスの言っていることとやっていることのギャップにものすごい違和感をはじめからずっと感じていました。
それを何なのか知りたいというのもありましたが、分かってきた気がします。
まずかつてのみなさんのコメントを含め、マザーハウス全体に変な自己陶酔感や浮き足立ったものを感じていました。
そういうのは冷静な現実認識を狂わせるので注意が必要だと思います。
でも僕のコメント以後に書かれたみなさんのコメントは全部的を射ているなと思いました。
浮かれず地に足つけて着実に進んでいくことの大切さ、外に振り回されずしっかり内に還ることの大切さ。
直感的感覚的に感じるものはみなどこかで似ているのかもなと思います。
それと、安易に幻想を売り込むのはやめた方がいいと思います。
人々に変に期待感抱かせても、それは裏切り行為です。
フェアトレードや援助を馬鹿にして、さもすごそうな活動をしているかのように見せても、結局はただのありふれたビジネスをしているに過ぎないのですから。
実際に感じるのは、『チャレンジ精神旺盛な女の子がバッグ作りに目覚めて、行き当たりばったりでアジアで奮闘中』ぐらいなもんです。
貧しい国の人たちを何とか助けるための活動をしようとか、そんな意思はあまりそこまで感じられないことは分かりましたから。
バッグの「ついで」でそれがいいことにつながったらという程度なのでしょう。
分をわきまえることも大切ですので、それは正解だと思います。
けれどそれなのに、さもすごそうに売り込んで期待感ばかり煽るから、逆に感じが悪くもなります。
またあるいは、結局はマザーハウス自身が前提として途上国を途上国としてひとくくりにしている感じがします。
そこには長い長い文化と伝統とそれを支えてきた人たちがいて、素晴らしいものがあって当然なのに、敬意が払われて当然なのに、経済的なものさしで判断して遅れている人間たちと見下している感じがします。
けれどでもその中には自分たちの気に入るものがあるかもねという、自分たち視点にすぎなく思えます。
ミッションを読むと特にそう感じます。
結局は自分たちの価値観にあったにすぎない「いいもの」を作り出そうとしているにすぎないのに。
だからこそ「日本向け」に作っているのでしょうし。
現地の人たちは結局はマザーハウスや日本の消費者のための労働力でしかないのでしょう。
少なくとも現地の人たちのためのマザーハウスとかってものでは全然無いことは分かります。
それなのに途上国にとても素敵なことしているかのような、偽りを売っている感じがいい感じがしませんでした。
『チャレンジ精神旺盛な…』ぐらいな方がまだ素直に頑張ってねって思えます。
もう少し謙虚になってみてはいかがでしょうか。
世の中の価値観が大きく動こうとしている今、
評論家は必要ないと私は感じています。
言葉ではなく行動で示すのが大事かと。
行動している人は
むやみに人の行動をあれこれ言いません。
行動することの大変さ・尊さを知っていますから。
世の中の価値観が大きく動こうとしてる時に
マザーハウスのあり方はほんとにこれでいいのかと
問いかけているに過ぎません。
僕の言葉を評論家としか思えない程度の人こそ
実際の行動を知らないのでしょう。
口出しするなというその言葉こそ
安っぽい自己防衛にしか聞こえません。
物事とちゃんと向き合えていない人間の言葉です。
何も見えていない人間の言葉です。
そんな表面的な一般論のほうが必要とされていません。
日本人に良くある
事なかれ主義の無関心主義者でしょうか。
それともただの都合のいい無責任な傍観者か。
ちなみにあなたのコメントにも
口出しするとすれば
これからはカネの時代でもモノの時代でもなく
ココロの時代です。
心のあり方がとてつもなく重要になってくるからこそ
身をもって知っているからこそ
僕は僕なりの意見を述べているのです。
今朝(11月17日)の日経新聞の記事、拝見いたしました。
ベンチャーキャピタルや上場についての、地に足のついたお考えに
いつもながら敬服いたしました。(と言っても、この記事で、
またVCからの問い合わせが増えるんでしょうね・・・)
マザーハウスさんのますますのご発展をお祈りいたしております。
山崎さま HIS「マザーハウスの旅」に参加させていただいた千葉太といいます。御礼が遅くなりました。大変素晴らしい体験をさせていただきました。ありがとうございました。とりわけ、山崎さんや山口さんと現地マネージャーや工員の方々の微笑ましい?光景が、一番印象に残りました。これまでの山崎さんたちの大変な苦労がしのばれます。松下幸之助氏の発言とマザーハウスさんの発言(山崎さんと山口さんの発言)が非常に似ているのが、衝撃的です。もちろん肯定的に。またお話をお聞かせ下さい、現場を見せてください。ありがとうございました。
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