Yamazaki Blog
2009/10/14 ファッション業界の激変
明日から大阪、そしてインド、バングラデシュと出張が続く山崎です。
ブログのコメントにもありましたが、先日事務所でも大激論になったのが、
ヨウジヤマモトの会社更生法の適用について。
噂では聞いていましたが・・・、日本を代表するメゾン系の破綻に大衝撃でした。
モード系ファッションだけでなく、数々のアパレルブランドの経営難が聞こえてきます。
経営が順調なブランドでも、価格帯を下げたサブラインを作るなど、
顧客の裾野を広げるのに必死になっています。
先日、「Forever21」に行って来ました。
開店直後も行ってみたのですが、あまりの人に全く商品を見ることが出来ず、だったので、
今回は一人にも関わらず、ゆっくり価格や商品も見てきました。
(たぶん、男一人あんなところでゆっくりしていたら、かなり浮いてたとは思いますが)
アウターが1000円台、財布が1050円、バッグが2000円台・・・・。
わかってはいたものの、商品、そしてそれを買うお客様を目の当たりにすると衝撃ですね。
あれだけの商品があの価格で回転している。
買う方は、3回着て捨ててしまっても、元は取れる。
売るほうだけでなくて、買うもファストファッション化します。
売るほうにモノに対する思い入れが無いように、買うほうにも思い入れはないでしょう。
そう考えると、市場は完全に二極化する。
「モノに思い入れを持たない」中で「多様性、変化」だけを見せるファストファッションと、
「モノの背景を理解して」、「こだわり」を見せていく、ストーリー、こだわり提供型ファッション。
この影響はもの作りをしていないセレクトショップから出はじめると思います。
特にお客様にあったスタイル提案が出来たり、定員さんの人間性が優れていて
お客様に応援していただけるような店舗だったりしないと、生き残っていけないでしょう。
実際に私が服を買う店は、2店舗しかない、小さなアパレルショップですが、
1年に2回くらい行って、シーズンの服をまとめ買いしてます。
いつも行くと2時間くらい話してしまいます。
Forever21やH&Mを初めとしたファストファッションが、
ファッション業界を壊してしまわないか、正直心配ですが、
対極にいる私たちが新しい価値を提供できなければいけないという強い気持ちを持って、
闘っていきたいと思います。
この分野、話したいことは沢山ありますねー。
コメント
今朝の新聞には紳士服チェーンがスーツを5800円で売る記事が出ていました。
スーパーでは1万円以下のスーツが売られており、1シーズンだけ着ることを前提にしているようです。
かつてはテーラーメイドしかなく、高級なものだったはずが、今では只の消費財です。ファッションと言う移り変わりの早い物故ではなく、荷電製品なども、もはや大半の消費者は「安い事」にしか関心を示さなくなっているのでしょう。
物造りをする側にはとても怖い事ですが、この流れはユニクロが高い売り上げを誇り、百貨店に寒風が吹いている現状をみれば、動かし難い現実であり、そのマインドに馴れてしまっている若い世代は、将来にわたってもう一つの対局には振り向かない(振り向けない)のではないでしょうか。
MHの思いや言葉は何処まで届く?
私は、ファストファッションやプライベートブランドなどの、「安けりゃいい」みたいな風潮は嫌いです。
実際、消費者がそこに食いついているのは現状ですが。。
大手企業の価格破壊や、大型ショッピングモールの乱立は、その地域の中小企業に多大な影響を与えます。
その結果、地域経済は疲弊し、地域に元気がなくなります。
事業所の99%が中小企業、雇用ベースで見ると80%が中小企業で働いています。
>Motyさん
>>若い世代は、将来にわたってもう一つの対局には振り向かない(振り向けない)のではないでしょうか。
>>MHの思いや言葉は何処まで届く?
私は26歳ですが、MHの想いは届いています。
時間はかかっても、いずれ多くの若者も共感していくと思います。というか、そう願います。
商売というものは、元々「困ったことに応えるため」に始まりました。
人口も減少し、市場が縮小する中で、それが改めて問われてくるんじゃないかなと思います。
なんでもありの商売は終わって、ただの金儲けの商売は淘汰されていくと思います。
これからの時代、本来の「困ったことに応える」商売(企業)とストーリー性のあるものを売る、山口さんの言葉をお借りすると「ストーリーとモノをセット」で売る商売(企業)だけが生き残っていくと思いますし、そうであってほしいと思います。
まとまりのないコメントですみません。
いつもブログを拝見しております。
MHを心から応援しております。
明日は山口さんの講演会に、仕事を抜け出して(笑)行ってきます♪
こちらは以前からよく見させてもらってたんですが、今回初めて投稿させていただきます。
何年か前にカナダで、昔アパレル関係の仕事をされていた人と話す機会がありました。
その方は、もう十年も前に多くの人が丈夫で長持ちするヨーロッパ系のブランドから、安くって流行の先端をいく様なアメリカ型のブランドに乗り換えていくのを見たそうです。
本当に良い物、ではなく雑誌に載ってるようなものが人の興味を得る時代に変わったんだと。。
山崎さん達のMHは、H&Mなど今ではポピュラーな多くのファストブランドと商品の原産国を共にするわけですが、今回どのように感じられたのかお聞きしてみたいです。
さて近く帰国できるので(本当はツアーにも参加してみたかったのですがタイミングが合わなかったんで)その時に機会があったら講演などにも行ってみたいと思います。
頑張ってください。
ブログにコメントさせて頂いた者として、一言だけ。
>Forever21やH&Mを初めとしたファストファッションが、
>ファッション業界を壊してしまわないか、正直心配です
文章を拝見する限り、
副社長は「ファストファッション」をネガティブな物として、
捉えられている様にお見受けしますが、
一消費者としての当方は全く逆で、むしろポジティブな流れとして、
もっと言えば歓迎すべき流れだと言う考えです。
山崎さん 及び みなさんのコメントが、
とても勉強になります。
色々な視点から、色々な意見が有り、
「これが正解だ!」と言うモノは、もしかしたら無いのかもしれませんね。
ファストファッションの戦略を打ち出したのは、
ファッション業界そのものであり、時代の流れではないか?と感じています。
消費者が求めたというのも、勿論!?一理あるとは思いますが、
業界側(大企業)が生き残りをかけて、仕向けた様にも感じるからです。
『歴史は繰り返す』なんて言葉があるように、
景気が良くなってくれば、また高級ブランドが台頭してくるのかも??
業界に吹き荒れる嵐を乗り越えるには、
山崎さんの言うとおり、各会社の個性(ストーリー、こだわり提供型)が試されるのかも知れませんね(^_-)。
最近、表参道⇒原宿⇒渋谷 と歩かれたようなので…
はいったことないけど、ここ、あそこにあった高級ブティックがクローズ…日本撤退…ちょっとクセあって好きなブランドがことごとく無くなっていってます。
ユニクロは、売上を伸ばしていることよりも、いままでメンズ衣料の売上のほうが高く、今期はじめてレディースが売上上回ったことですねー
そして、今月やっとMH010_08購入!!新宿店ができたころ、山崎さんと話しながら散々迷って買わなかった商品 CRカラーが気になって☆
初めて手にした裏地にMHロゴのあるバッグ!もちろん初期のMH010オレンジも現役活躍中ですよ~
確かにファストファッションに対する疑問はあります。
ただ雇用情勢が厳しく、給与の安定化も厳しい昨今一消費者としては
『安くてもそれなりの品質でデザインが良い』服が手に入るなら
大歓迎、といった気がしてしまうのは否めません…。
いずれにせよ、価格競争に乗らずとも選ばれる商品があるお店が
最後には残っていくのであろうと思います。
人もしかり、ですね。
ファッションって、日常的につかっているから、それがアートなのか単なる消費財なのかその線引きが難しい気がする。
山崎様
お久し振りです。
私の業界にも大手を中心として「無料」が吹き荒れました。
コンサルタントは策を講じているようですが、私は今一つピンと来ず、却ってアドバイスの逆を行く予定です。
基本は「仕事は親切」です。
そして「世の中は自分のためにお金を出して実験してくれている」を手段として使っています。
勉強会の先生からの受け売りなんですけどね。(笑)
とても勉強になります。ありがとうございます。
私は商品を提供する側、企業が、お客様のことを考え、喜んでいただける・満足していただけるものを作る。という気持ちを心に持つことが一番大切なことだと思います。
そのような売り手として大切なことが根本にあれば、ファストファッションでも提供型ファッションでも、お客様が喜んでくれることには変わらないのではないかと。
それは、ファストファッションと提供型ファッションではターゲットにしている層が違うことにつながるし、
ファストファッションでも、デザイナーはきっとお客様のことを考えて商品を提供しようとしていると思います。
消費者である、私たちがどこに重きを置いて商品を購入するか、その選択肢が広がってきているということなのかなと思いました。
山崎様
初めてのコメントです。この分野、とても関心があります。
私も、ショッピングセンターでいつも唖然とします。安すぎるものは
どこから来て、どこへいくんだろう。そしてそれを買う人はそれをどう使おうとしているんだろう。と思います。
私はそれも不安で、あまり買えません。でも買った(安い)服も鞄も、棚に捨てずにしまっておいたら、なぜか数年後に「この服、今いける!」となって、再度自分の流行になります。それも、そんなにすごいおしゃれでもないんですが、周りの人に「いいね、いろいろ着てるね」と褒められます。
安すぎるもの自体に問題がありますが、もうちょっと「価値」を
あらゆるものに感じられるようにしないといけないし、2極化しても
安いほうも価値を捨てちゃいけないなぁと思います。
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