Yamazaki Blog
2009/05/23 先輩方からもらった勇気
今日は私は立教大学で講演+パネルディスカッションに
講演者、そしてパネリストとして参加してきました。
テーマは「ソーシャルビジネス」。
私以外のパネリストは、
アミタ株式会社の熊野社長、株式会社いろどりの横石副社長という、
ビジネスの上では大先輩。
お二方とも既にこのビジネスで社会的なインパクトだけでなく、
経済的にもインパクトをもたれています。
結論から言うと、今まで参加したパネルディスカッションで一番楽しく、
両先輩に囲まれて、非常に居心地がよく、思いっきり自分の意見を言ってきてしまいました。
そして、自分は参加者にも関わらず、他のお二人の言葉に、
壇上で何度も何度もうなずいてしまいました。
社会起業家やソーシャルビジネスというキーワードが、
ビジネスの世界でホットイシューになって来ているなぁと痛感させられたのは、
その参加者の多さ。教室いっぱい、300名くらいのお客様がきていたかと思います。
一方でテーマが「ソーシャルビジネス」だったにも関わらず、
私を含めて、パネリスト3人が口にした同じ言葉、
それは「ソーシャルビジネス」というキーワードが本当に存在するのか、ということでした。
確かに社会的課題をビジネスで解決するという手法はフォーカスを集めています。
しかし、どんなビジネスも本来であれば社会的なニーズを満たす手段であり、
最後はお客様の満足に帰着するものです。
お客様=社会に認められなければ、企業は生きていくことは出来ないのです。
ビジネスという手段が最終的に社会に貢献することがありますが、
「社会的にいいことをしたい」という漠然とした思いから生まれるビジネスは
目的にはならない。ということだと思います。
熊野さんが仰っていた言葉、
「ビジネスを継続していたら社会に還元していた」 とか、
横石さんが仰っていた言葉、
「過疎化地域を何とかしたいって思ったら、ビジネスが生まれていた」とか、
口にされていた言葉がビジネスの本質なんだと思います。
私たちマザーハウスも、
寄付じゃない自立を途上国で生み出す=誇りを生み出すビジネス
ということで手段としてマザーハウスを作り出したことを紹介しました。
本来であれば、ビジネスそのものが社会的価値を生み出す手段でなくてはならないのです。
そして、アミタの熊野さんが企業家について、
「自分のやっていることは(社会的に)正しいのか」
「自分がいないほうがビジネスは回るのではないか」
という苦しみを絶えず抱えてきた、葛藤してきたとおっしゃった時、
僕は壇上なのに涙が出そうになりました。
そして私もその次のコメントで、
「私も10回以上、辞めてやるって言ったことがあります」
とつい告白してしました。
「楽しすぎて辞められないんですけどね。」
と付け加えましたが。これは本当に事実です。
また始めたばかりですが、哲学的な葛藤やエゴやビジネスに対する恐怖心、
一方でビジネスの純粋なる楽しさ、社会的なインパクトを持てる可能性、
私自身、本当に多くのものを日々感じています。
それでも、私たちはまだスタートラインについたばかり。
やっぱりご経験されている方の言葉は、
頭ではなく、心にすっと染みわたるものでした。
既に多くの社会的インパクトを持っている
お二方の言葉を聞いて、参加していた私が大きな勇気をもらいました。
また明日からがんばろう。絶対に負けない。
コメント
本日は楽しいお話ありがとうございました。
山崎さんの講演は単独では初めてで、山口さんと一緒のであれば、初めてマザーハウスの存在を知ったグロービスでの講演以来のことでしたが、山崎さんはホントお話上手だなーって思いました。
聞いていて、“何をしているのか”よりも、“何をしたいのか”というのがすごく伝わってきました。
ソーシャルビジネスという概念について、3名ともいろいろご意見をおっしゃっていました。
恐らく、その仕事に携わってらっしゃったからこそわかることもあるのだろうと思い聞きました。
大変難しい議論だったと思いますので、僕には理解するのにまだまだ時間がかかると思います。
ソーシャルビジネスという概念は、漠然としていて、すごく難しいですが、でもこういう手法から世界を良い方向に導ける可能性があるのだということを世間に示すにはすごくわかりやすくて良い言葉だとも思います。
ビジネスの手法から社会をより良い方向へ導いていく。
山崎さんのお話を聞いていて、自分も早くこういうことをやりたいなあと強い気持ちを持たせて頂きました。
P.S.
なんか講演が始まる直前に壇上にいる山崎さんと目が合って、会釈していただいた感じがしたのがうれしかったです!
(って自分に対してじゃなかったかもしれないですが(笑))
偉大な先輩方に逢えるのは、人生の上でとても大切な時間ですよね。
会って話しているその瞬間にも、
『あ?!今、俺、成長している。』と気が付くものです。
でも、山崎さんが、
「10回以上辞めてやる!」と言った事があるのですか??
意外です。
・・・そりゃぁ・・・生きてりゃ、色々ありますよね。
是非また、ゆっくりお話を伺いたくなりました。
初めまして、山崎さんのブログは興味深く拝見していました。 先日22日の新宿での山口さんの講演に参加し、著書を読ませていただきまして思うところがありました。 山口さんは凄い人だー!と感心していたけど、実は裏の支配者の山崎さんの力も凄そうだな~って思いました。なんとなくですけど。 これからも山口さんならびにスタッフの方々と更に素敵な会社にしてください 応援しています
講演+パネルディスカッション、お疲れさまでした!
昨日、えりこちゃんから「今日は山崎は講演で・・・」と聞きました。
山崎さんだけでなく、参加されていらした熊野社長さん、横石副社長さんのおっしゃることに安心しました。
山崎さんの講演、今度、聞いてみたいですー♪
個人的には「ソーシャル・ビジネス」「フェア・トレード」などという言葉自体があることに疑問を持っていますが、そういう言葉が出てくるほどに、現在の経済状態っておかしいんですよね。
あー、でも、山崎さんがこれから何回「辞めてやる!」というのかも楽しみだったりして。笑
なんとなく「ソーシャルビジネス」って、NPOよりも、大きな力で社会を動かしていける「事業形態」っていうイメージをもっていました。
自分が感じている社会の閉塞感を打破するための一つのヒントがみつかるんじゃないかと思い、講演会を傍聴しにうかがいました。
講演を聴き終わって、みなさん共通しておっしゃっていた「ソーシャルビジネスをやろう!と思って始めるのはおかしい」というご発言が気になっていましたが、このブログの記事に書かれておられたことで腑に落ちました。
山﨑さんのお話を初めておうかがいしたのですが、夢を熱く語られている姿に感動しました。とてもいい刺激をいただきました。
司会の先生が、会場からひとりでも多くのプレイヤーが出てくることを期待していますとおっしゃっていましたが、日本でも問題意識を持って、自分からそれを解決していこうとチャレンジする人が増えていって欲しい、自分もそういう活動をしていけたらなと思いました。
ありがとうございました。
昨日は素晴らしい講演をありがとうございました。
私は恐縮ながら、「マザーハウス」をこの講演で初めて知りましたが、困難な事業を形にしているその内容と過程にとても感動しました。
講演の中で、「アジアを一つの単位とした視点でみている」とのお言葉は非常に共感を覚え、いつか自分もこの視点から世界に積極的な働きかけをしていく事業をしたいと切実に思います。
ありがとうございました。
昨日の立教大学での講演に参加しました。私も元SFCで、山口さんとは同い年になります。お二人共同じ大学で、卒業後にマザーハウスのような活動を着実にされている事を本などを読んで知り、本当に心を揺さぶられました。これからも応援していますし、私も頑張りたいと思います。
先日の講演はお疲れ様でした。
講演から後の懇親会にかけて、社会起業家と言う概念はともかく、そもそも何をしたかったのかと言うところから実際にビジネスになっていく話が、とても楽しかったですね。
私は現場の人間として、皆さんの話されていた中の”関係性”と言う部分に、強く興味を持ちました。
単純なビジネスとしても、上流工程からお客様へ行渡るまでの関係性、ストーリーは大事だと思うのですが、ことソーシャルビジネスについては、市場で選択されていく動機付けにも、その事の起こりがお客様に伝わることがやはり重要で、製品・サービスとしてレベルが高い上に、ストーリーも伝えられると言う仕組みを、MHもアミタさんも大事にしていることが、良くわかりました。
にしむらさん>
講演を聴いてくださりありがとうございます。「ソーシャルビジネス」という言葉が新しいビジネスの見方を生んだということについては、否定はしません。言葉が可能性を生むことは沢山あると思います。ただ、もし今のソーシャルビジネスを社会的と見るならば、沢山社会的な会社はあるとは思います。
あと、気づいたので会釈はさせて頂きましたー。
Leonさん>
やはり人生の先輩の言葉は重みがありました。
うーん、辞めてやるとは言ったかな・・・もう忘れました笑。
夢タンクさん>
応援頂きありがとうございます。「裏の支配者」ですかー、厳しいですね笑。マザーハウスはこれからの会社です。今後とも宜しくお願いいたします。
あっこさん>
お店に来て下さったみたいですね。山口からお伺いしました。ありがとうございます。あっこさんとは色々とお話をさせて頂いているので、真意を分かって下さるのは本当に嬉しいです。
ちなみに、もう辞めてやるは言いません笑。どうせ辞めませんから。
jinnoさん>
ありがとうございます。大事なことは、最後に仰っていただいたこと、チャレンジする方が一人でも多く出て、そこから社会の価値観の多様性が生まれてくることなんだと個人的には思います。
峯島浩輔さん>
ありがとうございます。仰るとおり、やはり私たちはそろそろ本気でアジア人であるという気持ちを持つ時代にきているのだと思っています。アジアは本当に近いです。
EMIKO.Tさん>
ありがとうございます。私たちもまだまだスタートラインについたばかりです。これからも宜しくお願いします。
菊池健さん>
ありがとうございます。色々とお話しさせて頂き共有する部分もありましたね。本当に私にとっては、両先輩のお話が非常に勉強になる部分がありました。私たちマザーハウスはまだまだですね・・・。
山崎さん
先日のフォーラムでは、誠に、ありがとうございました。
講演では、18歳のときからアジアへ関わりたいとの思いが原点と伺い、感動しました。
簡単にですが、ブログに写真とともに、会場風景を記しました。
http://fp.cocolog-nifty.com/se/2009/05/21-11b3.html
お忙しい様子と思いますが、今後とも、よろしくお願い申し上げます。
田辺さん>
ありがとうございます。早速写真、見させてもらいました、ちょっと恥ずかしいですね~。今後も色々とオーバーラップすることがあろうかと思いますが、宜しくお願いします。
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