Yamazaki Blog
2009/03/29 バングラの嵐
こんなことがバングラでも起こるんだと涙している山崎です。
今日は午後はHISツアー用の備品などを中心に買出し。
ところが・・・、なんとこんな日になろうとは・・・。
買出しはやっぱり市場を回るわけですが・・・。
「コンコン(咳がとまらん)」
16時過ぎから、雲行きが怪しくなってきました。
空で雷がぴかっ、と光る。なかなか雨は降ってこないのですが、
これは間違いなく来ますね。狭い市場の路地からも空が光る様子が見えます。
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夜にもなり、あと1つ、ニューマーケットでお買い物というところまで来て・・・。
うーん、空が雷で光り始めて2時間経過してもまだ降らない。
意外と踏ん張りますね。バングラの空。
そして、ニューマーケットへ行くのにCNGにQAマムンとモインと3人で乗り込んで、10分後。
「ざーーーーーー(雨の音)」
来ましたーーー。最悪です。CNGで雨風に吹かれると最悪!
CNGは屋根はあるけど、ふきっさらしに近いので、普通にぬれます。
病み上がりにはマジできつい。寒い。帰りたい!
そして雷!
(ピカっ)
そして、「ドドーン!」
まじで落ちるのかよ!!!そこら中に雷が落ちている、ああ近い。
にも関わらず、道路は嵐の中で帰る車、CNG、リキシャで渋滞。
我先に前に進もうとする姿勢に、嵐が相俟って、パニック映画で郊外に出る道路の様相。
そんな中で、乗っているCNGのエンジンが止まる!
「マジで!!!(多分、そんな感じで言っているんだろう)」
と叫ぶ、モインとマムン、そして私。
吹きさらしで雨にぬれる3人、道路の真ん中、後ろから鳴らされる複数のクラクション!
ドライバーは必死にエンジンをかけるも、かからない。
「@!?@&%!」
もうドライバーも何言っているかわからない。何でもいいから、前に進んでくれ!
と願っていたら、2分後くらいにエンジンがかかりました。ほっ。
そして30分くらいそんな状況が過ぎ、目的地、ニューマーケットに到着。
![]()
そのころには、お気に入りのジーンズの色も濡れて変色してました。
雨風は強くなり、雷は落ちる、落ちる。
しかし、ここでそんな嵐に、新たな付加価値が待っているとは・・・。
(ピカっ)
「ドーーン!」
「ザーーー!」
「カーン?(金属音)」 (へっ?)
「わーいわーい」 (へっ?)
「イテッ!!!!」
なんと、ヒョウ!空から氷の塊が落ちてきた!
バングラは暑いんじゃなかったのか!そうだ!ヒョウには関係ないのか!
でっかい氷の塊がようしゃなく降ってくる。
「イテッ!」
確かに高校時代より標的は大きくなって確率はあがったかもしれないけど、
何でこんなに自分にヒットするんだ!降ってくるっていうより、むしろ良いカモ(標的)。
一方で、子供たちは空からの贈り物(ただの氷の塊だけど)に大喜び!
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ニューマーケットは、氷で喜ぶ人々、氷に当たり悲鳴を上げる人々、
雷と雨とで、阿鼻叫喚。モインもマムンも笑うしかない。
![]()
戦い続けて30分後、ニューマーケット内の店に到着。
で、モインさん、何を買いに来たの?
![]()
どーん、鉛筆ですか・・・。そりゃないぜ・・・・。
1時間半戦い続けて、宝箱あけたら、鉛筆ですか・・・。
この後、2時間かかって工場帰りました。
(勿論、鉛筆だけじゃないですよー。買ったのは。)
バングラに来たのはもう10回を超えますが、
まだまだ知らないことありますね。奥が深い・・・。
What's up
2009/03/28 TOYOTAとリキシャ
早くも故郷の味が恋しくなってきた山崎です。
こちらに来ていきなり工場は2日連続で休み。
といっても、モインやバサンをはじめとしたマネジメントとは会議やら工場訪問やらで、
毎日顔を合わせています。
今日もちょっと遠出しある工場を訪ねたのですが、
僕の楽しみの一つは、色々な移動手段から街を眺めること。
この街には、車やバスだけでなく、ご存知、「リキシャ」(名前の由来は日本の人力車)や
CNG(三輪車の天然ガスで動くタクシー)など、
それぞれのスピード感を持った乗り物が沢山あります。
それぞれの乗り物で見えてくる街の風景も全く違うんですよねー。
そんな街の中で目立つのは、やはり模様が美しいリキシャと、そしてTOYOTAの車。
まさにこの写真、ニューヨークタイムスのコラムニストだったフリードマンが書いた
「レクサスとオリーブの木」を象徴するような写真ですね。
綺麗な車は8割方TOYOTAと言っていいほど。勿論全て中古車です。
皆さんが乗ったTOYOTAの車はなんと、バングラデシュにもきているんですね。
いつかのときは、ある工場の知り合いにTOYOTA車にのせてもらったら、
カーナビがついていて、一生懸命、ナビは埼玉県付近で自分の居場所を探してました。
「これはどこを指しているんだ(工場マネジメント)」
「うーん、山口の実家の近くだね」
そりゃ・・・ナビもまさか遠く異国の地、バングラデシュにいるとなんか思わないだろう・・・。
ってな感じで、世界中どこへ行っても、特に途上国ではTOYOTA車が多いんですよね。
しかしこれが意外に私たちにも影響していたりします。
あるアフリカの途上国での話ですが、
「日本人は皆もの作りが得意なんだろう(アフリカの小国の工場長)」
「どうして?(山崎)」
「だって、TOYOTAの車とか、SONYのカメラとか壊れないじゃないか!」
「・・・・」
「うちの工場で何とかいいものを作ってくれないか?」
本当にこんなことを結構言われたりします。
今は色々大変ですが、TOYOTAが作り出している日本のイメージって大きいと感じます。
TOYOTAに頼ってばかりじゃなくて、
いつかマザーハウスも世界中の途上国に進出して、
マザーハウスがきてくれたら良いものが・・・と言ってもらえるようになりたい。
いつもそう思ったりしています。
2009/03/26 バングラへ・・・
風邪もすっかり治り、睡眠不足が解消したので気合が入っている山崎です。
2ヶ月振りに来たバングラデシュは、暑い!
東京では雪も降ったみたいですが、こちらは雪どころか30度を超える暑さになってます。
バングラデシュに行くときには、直行便はなく、9割方が香港経由で行きます。
そうするとだいたい10時間弱くらいの時間を飛行機で過ごすことになります。
大の飛行機嫌いの山口と違い、私は結構飛行機好き。
というのも、だまっていても、ご飯は出てくるし、
映画は最新のものがやっているし、眠りたいときに眠れる・・・。
そして最近は、本を買い込んで一気に乱読するのが、楽しみになっています。
今回も、文庫本化された「死ぬかと思った1」、
インド経済に関する本、そして白石一文の小説を買い込み、
東京→香港、香港→ダッカの飛行機の中で一気に読みました。
いや、「死ぬかと思った1」はくだらなすぎて、飛行機の中で一人笑いをこらえるのに必死でした。
最近、再び本の熱が出てきた気がします。
一時期、本を読むことに本当に興味がなくなり、特に小説は読まなくなっていました。
たまに本屋さんで立ち読みしても、あまり惹かれない。最後まで読みたいと思わない。
でも最近、何かの心境の変化なのか、小説が面白くなってきました。
小説を読んでどう感じるか、というのは、本の心情描写とかのレベルもあるのですが、
その時の「自分」の状況と言うのも大いに関係してくる感じがします。
その時々で、自分の心にすーっと入ってくる小説というのがあるんですよね。
まだ何ともよくわかっていないのですが・・・。
逆に言うと、自分の好きな小説とか、良かったと思う小説を誰かに教えるというのは、
ちょっとこっぱずかしい気がします。心の中を見透かされている気がするのです。
ということで、最近の小説で何が良かったということはここでは言わないことにします(笑)。
最後に、いつも眺めている、工場から見たバングラデシュの道路の風景。
今日は独立記念日なので、道がすいてました。
ここから見るバングラデシュの光景が一番カオスだなーって思いながら、
そのカオスの中で見られる秩序が大好きだったりします。
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2009/03/24 病は気から??
気づいたら風邪をひいていた山崎です。
病は気からといいますが・・・、この仕事をしてからというもの、
気を抜くと風邪を引く、みたいなことが多かったのですが・・・。
今回は、気合が入っていたのに風邪をひいてしまいました。
昨日の夜から寒気がしだし、早めに寝たにも関わらず、今朝起きたら全身が痛い。
38度以上の熱がある。でも今日は5つのミーティングが・・・。
這って10時半に出社し、何とか気合でミーティングに出席しました。
11時から、一緒にコラボしているS社とのミート。
デザインであれやこれや盛り上がる。
風邪ひいているので、自分で何を言っているかわからなくなる・・・。
12時45分から某百貨店で役員のご紹介を受ける。
美味しいケーキをご馳走になり、ちょっと復活。
ここのバイヤーさんは心から一緒に仕事をしたいと思える方々。
14時から某デザイン系ショップさんとミーティング。
遅刻すれすれで走り息があがり、ちょっとつらくなる。
16時半から一緒に旅行ツアーを作っているH社さんと最後のミート。
先方の担当者さんの相変わらずはつらつとした姿に、元気をもらう。
19時半から某大手アパレル営業さん他数名とディナー。
面白い方々とのディナーで心から笑い、元気になる。
といった感じで、いつの間にか風邪は治っていました。
家路に着きながら、本当に元気になってるーって驚きました。
もしかしたら自分にとっての特効薬は、
仕事??でも本当に病は気から・・・ですね。
2009/03/19 香港の思い出
香港で少しだけいいものを食べられた山崎です。
香港に短期ですが出張に出ていて、今日戻ってきました。
実は香港は自分にとっては、地図がなくても町を歩くことが出来るくらい、知っている街。
それは、海外では最も滞在日数が長く、訪問回数も多い都市だから。
その分だけ思い出も沢山あります。
元々、香港に長期滞在するきっかけとなったのは、米系投資銀行での長期出張。
ある出来事から海外勤務を強く希望していて、それを実現してくれたのでした。
そして香港のオフィスに渡ったのが2006年。
世界の金融シティの1つである「香港」で働く・・・。
期待に胸を膨らませながら、いつもは電話でしかほとんど一緒に仕事をしなかった
香港オフィスの皆と一緒に仕事をすることになりました。
しかし・・・。
いい経験にはなったのですが、そのゆったりとした仕事の仕方に正直戸惑いを覚えていました。
エコノミストという仕事柄もあるでしょうが、本当にゆったり。
日本では、朝6時から終電までがむしゃらに働いて、
強烈にアウトプットを求められ続けてきた自分は非常に戸惑いました。
忙しくない時には夕食時には帰れる。
最初はチームのメンバーも一緒に夕食に付き合ってくれていましたが、
長期滞在の中で毎日付き合わせるわけにもいかない。
そうすると、異国の地。夜は一人、暇なわけです。どんどんつまらなくなっていく。
そんな自分が選んだ時間の使い方・・・。
それは、公園でサッカーでした。ちょっと昔サッカーをしていたこともあるし、
現地の日常風景に混じりたい、そう思っていた自分にとって、新しい。そう思えたのです。
でも簡単ではなかった。
香港島の或る公園には開放されているフットサル場があって、
小学生くらいから大学生くらいまでの男の子が毎日のように集まってサッカーをしていました。
でも、ほとんどが移民の貧しい子供たち。
だからと言っては失礼ですが、本当に1日中サッカーをしている。
上半身裸になって、汗だくになってボールを追っかけている。
たまたまそれを知った自分は、何とかしてここに加わりたいと思ったのでした。
しかし、知っての通り、サッカーはチームプレイ。
その場でサッカーチームを作るわけですが、
当然広東語ができない自分はコミュニケーションが取れない。
(中には移民の子で、広東語も出来ない子もいます)。
最初は無理にチームに入れてもらってプレイするわけですが、
当然、ボールは回ってこないわけです。
(比較するのもおこがましいですが、サッカーでブラジル留学した中澤選手なども同じようなことを言ってました。きっと皆そうなんでしょうね・・・。)
言葉がわかるわけじゃないので、とにかくプレイで見せるしかない。
でもボールが回ってこない・・・。ボールこないとプレイできない。
だから、いいポジションを取っている時は、とにかく大きい声をあげる。
ボールが来るまで大きい声をあげる。
そうすると、最初は勘違いして、ボールを渡すんです。
そう勘違いです。仲間だと勘違いする。無視していた存在に間違ってボールを渡してしまう。
で、ボールが来て、なんとなくゴールを決めたりする。
そんなことが何回かあると、そのうちチームとしてパスをしてくれたりするようになり・・・
休憩時間に、どこから来たの?って聞いてくれたりするようになり・・・
ゴールを決めたら讃えあうようになったり。
言葉や立場、年齢の壁を越えた気がしました。
途上国では(香港を途上国としていいのかわかりませんが)、
まず声を大きく上げること、これが大事なのです。
とにかく、自分がいるということをアピールすること。
引っ込み思案の日本人には、結構苦手だったりするのですが・・・。
途上国だけではありません。
マザーハウスの社内会議でもスタッフ、特に新しく入ったスタッフに言うこと、
それは一番最初に発言すること、質問すること。
とにかく、何でもいいから素直に思ったこと、最初だったら言いやすいわけです。
そこで何も言わなかったら、いなかったも同然。ずっと存在を認めてもらえない。
そんな香港の街は、貧富の差など、本当に問題だらけで
大嫌いだけど、大好き。そんな存在です。
長期滞在の間、仕事の後の居場所を少し見つけられたことからの経験は
大きかった気がします。
香港へ来る度、あの子供たちは今どうしているだろう。
まだボールを追っかけているのか、気になります。
そういえばロナウジーニョにそっくりだった奴がいたな~
いつか、公園を覗いてみようと思います(ボールを蹴りたくなるかもしれませんが笑)。
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