Yamazaki Blog
2008/12/03 渋滞・・・そして
バングラデシュの名物といえば、渋滞。
同じダッカの中で移動するにも、本来だったら15分で移動できるところが
30分、1時間かかるのは当たり前。毎日のように渋滞にあってます。
こんななので、みんな遅刻の言い訳はTrafic Jam(渋滞)。

そして、渋滞とともに必ず付いてくるのは、ストリートの物乞いたち。
足を失った人、小さな子供、子供を抱えた女性、年が同じくらいの売り子。
1回の信号待ちで10分くらい待たされたりすることもざらですが、
何人もの物乞いが、私たちを外国人だと気づくと寄ってきます。
ここバングラデシュで私自身、物乞いに1回も何かを与えたことはありません。
人それぞれ考え方は違うとは思いますが、
物乞いに何かを与えることで、この社会を変えることはできないから。
失業率が40%とも言われるこのバングラデシュで、彼らが社会の底辺にいるのは、
努力していないからとか、そんな議論が通用しないレベルであるのは理解しています。
ただ目の前の物乞いの人たちを助けていくためには、
毎日寄ってくる100人の物乞いにお金を与えることではなく、
長い時間がかかっても、この国で理想のビジネスを作り上げること。
そこから、少しずつでも雇用を生み出し、一人でもそういう人を減らしたいと思っているのです。
しかしながら、
毎日、口に手を当て食べるものがないと寄ってくる物乞いの人々を見て、
正直、つらいところがあります。
少しでも聞く素振りを見せてしまったりすると、
自分が乗っているリキシャから絶対に離れようとしない、
自分の哲学からすると、絶対にお金を与えることはないわけですから、
自分のところにいくら来ても意味はないわけです。
だから、強い態度でNoを示さないといけない。
それが、1日何回、何十回と続くと、やっぱり自分的にも精神的にいやになってくるんですよね。
加えて、これを繰り返しているうちに、麻痺しそうで怖いとか思ったりします。
自分の中でも、答えが見つかっていない、そんな葛藤の一つ。
頭ではわかっていても、自分の哲学は明確であっても、
逃げることはできない、そんな毎日の一コマが、渋滞・・・そして、物乞いの姿です。
明日からも避けては通れない、そんな現実です。
コメント
僕の住んでいる周辺も物乞いがたくさんいます。時にはホテルの部屋に
訪ねてくる人たちも。でも、それに応じたらこの人たちはそれでいいと
思ってしまう、ひとまず食べる事ができる。だから僕は応じない。
世の中は多くの人が知恵と労力を持ち寄って付加価値を創造することで
繁栄する。厳しい言い方だけど、その「持ち寄り」をできない人にあげる
ものを僕は持っていない。
マザーハウスの企業活動の要はここにあると思う。付加価値を作る場を
用意し、適正な付加価値を市場に求め、得た利益で自立する。
物乞いを断るのは勇気がいる、でも、その勇気の積み重ねもまた目指す
社会形成のために欠かせないことだと思います。心労が重なると思いますが
踏ん張ってください。
目の前に辛く考えさせられる状況があり、
そこで、自分の信念を考えさせられる毎日。
状況が状況だけに、やはり、日本にいては想像もできない
環境にいらっしゃることが想像できます。
毎日、自問自答ですね。
でも、これを忘れては、何も得るものが無くなってしまうんですね。
山崎さんがバングラで成すべきことを成せるように、
お祈りしています。
僕も同じ経験があります。
その中でも一番衝撃的だったのが、
シンガポール・マレーシア国境
でした。
片やアジア第二の先進国シンガポール
片や東南アジアの途上国マレーシア
貧乏な人はみんな、シンガポール・マレーシア国境のジョホール・バル水道に集まります。
橋の上には多くの手のない人、子供、足のない人が、缶を持って待っています。
富と貧の境目には、こんな衝撃的な光景があるのか?と当時ビックリしましたし、今でも忘れられません。
100円くらいあげたいけど、あげてはいけない、それをあげたら彼らは物をもらうことだけでしか生活できなくなる。
難しい問題だと思います。
どうしたら解決できるのか?すごく悩ましいです。
> 長い時間がかかっても、この国で理想のビジネスを作り上げること。
> そこから、少しずつでも雇用を生み出し、一人でもそういう人を
> 減らしたいと思っているのです。
このビジョンを掲げて頑張っている皆さんを本当に尊敬しています。
言葉にするだけでなく実際行動に移すのは大変なことだと思いますが、
ぜひ頑張ってください。いつも応援しています!
山崎さん、お疲れ様です。
ブログ、いつも拝見させて頂いています。
自分もビジネスに身を置く者として、彼ら(途上国の人)には、ビジネスでこそ対等に関係を構築し、そして、ビジネスこそが彼らが誇りや、自身の生活を良くしようと向上心を持って取り組める環境を作れると信じています。
勿論、施し・援助が大事である事は弁えているつもりですが、現状、自分も色々な国を旅して、見てきた中で、援助よりも、ビジネスで取り組むべき土壌が整っていないと思うのです。
だから、社会人ととしての第一歩も国際機関ではなく、ビジネスという場所を選びましたが、いつか途上国の人々が自分達の手で生活を築いていけるよう、少しでも環境作りを手伝えればと考えています。
マザーハウスの活動を心から応援しています!
書き込みが途絶えたので忙しいんだろうなと思ってました。やはりそうでしたか?ご苦労様です。くれぐれも健康だけには気をつけてくださいね、「お水に注意!」渋滞は自分もジャカルタにいるころ悩まされました。いい精神勉強だと思って乗り切ってください。
皆さんコメントありがとうございます。
はらだっち01さん>
そう、頭では分かっているんですよね。おっしゃるとおりです。ただ、本当に小さくて何も知らない子供たちが、食べ物を必要としている姿を見ると、心が揺らぎます。19歳の時、初めて途上国を訪れてから9年がたちましたが、まだ自分の中で何かがゆれている気がしてます。
あっこさん>
そうですね、現場はまさに現場。毎日その環境に触れていると正直、葛藤はあります。
にしむらさん>
ジョホール・バル水道、行ったことないですね・・・。なるほど、確かにその格差が一番、違和感を感じる部分ですよね。香港など、貧富の差が激しくても、富める人と貧しい人のコミュニティが近いと非常に違和感がありました。本来、一緒に見るものではないものが共存している。私も機会があれば、是非行ってみたいと思います。
TRYさん>
今回の滞在で、新しいチャレンジが始まりつつあって、また一つ、自分たちで出来そうなことが増えそうな予感がしています。もう少しでお伝えできると思います!
rofuさん>
ありがとうございます!本当にそうなんですね。以前のブログでも少しお伝えしましたが、ビジネスのプラットフォームが全く無いんですね。今回もかなり弁護士さんのところに行きましたが、やはりビジネスの基本的なところで大変苦しみました。
ha_genzさん>
いつもありがとうございます。そしてもう帰ってきてしまいました!前々回に工場飯でヒットしたのですが、今回はぴんぴんしております。ありがとうございます!
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