Yamazaki Blog
2008/09/27 復活!
久々に復活です。山崎です。
ブログが復活・・・というのもあるのですが、
小田急新宿店が出来てオープン直後に風邪をひいてしまいました。
こんな本格的に風邪を引いたのは、マザーハウスに入社してから記憶にない・・・。
やっぱり「病は気から」というのですが、この仕事をしていると本当に痛感します。
どんなに無理しても、体を壊すことが無いんですよね。
勿論、何年か仕事をしてきて、調子崩しそうだなとか、ここは休んでおかないとなとか、
そういうタイミングではきちんと休んではいるのですが。
まだほっ、とするには全然早いのですが、小田急新宿店が出来た時、
一つ、大きなものを得た気がしました。そこでほっ、が出てしまったのかもしれません。
マザーハウスの小田急新宿店の真ん中には
「途上国から世界に通用するブランドをつくる」という理念が掲げられています。
日本一のターミナル駅に隣接する百貨店のいい場所に店を構えさせて頂き、
そしてその真ん中に私たちの理念が掲げられている。
消費社会が徐々に変わっている、そして私たち自身もようやくスタートラインについたなぁ、
そんな思いを持ちながら、OPEN前の店舗を眺めていました。
土、日、再び小田急新宿店に立って、お客様とお話しをさせていただこうと思っています。
ほとんど終日立っていると思いますので、是非、お近くにお立ち寄りの際には、よってみてください。
What's up
2008/09/07 代官山店開発ストーリー②
あと10日間しかない・・・。
この時点では、最低限の部材の発注とA42枚のデザインしか出来上がっていませんでした。
ただ今回の強みは、以前店舗作りに関わった人間が社内に沢山いたことでした。
引き続き代官山店の店長になる香川を始めとして、
1号店である入谷店から代官山店の立ち上げまで既に3回の店舗作りをこなしてきて、
知らず知らずのうちにストックが出来ていました。
代官山店で音だしを伴う作業が出来るのは朝8時~11時と、夜20時から22時の間のみ。
この時間、どれだけ効率よくこの経験者を回せるか、これが今回の設営の鍵となりました。
そして、店舗を作る度に買い足していった電動工具たち。
丸ノコ、インパクト、ジグソー、サンダー・・・ 使える人間だけでなく使える道具も揃っている。
以前までの店舗と比べると、本当に格段に作業速度が速くなったのを実感しました。
あともう一つ、私たちが今回もお世話になったのは入谷の木材屋さん。
1号店の入谷店を作ってから、1年。何度もわがままを言って困らせてきたのですが、
今回も一緒になっていろいろと考えてくれました。
事務所からダッシュで30秒のところにその木材屋さんはあるのですが、
駆け込むたび、色々とお願いばかり・・・。
「丸太を面白い形で乱立させたいんです!」
「何とか加工屋に聞いてみよう」
「来週の火曜日までに何とかならないですか・・・?」
「うーん、お休み明けだけどなんとかしてみよう」
ご主人は生粋の江戸っ子。行くと木材の歴史から、政治、経済に至るまで、
本当に色々なことを語ってくれます。
実は今回の丸太そのものの風合い(?)は、実は木材屋のご主人のアイディアでした。
(どんなものかは店を見てのお楽しみです)
思えば、店を作るのは4回目。私たちにも知らず知らずにうちに、リソースが蓄積されていたのでした。
やはり繰り返すこと、継続することは力をつける一番大事な要素ということを改めて認識させられました。
2008/09/03 代官山店開発ストーリー①
大変ご無沙汰です。山崎です。
先月1ヶ月は、アフリカ出張、マザーハウスイベント、アティフ来日、友人結婚式2次会、そして代官山店リニューアルオープンとイベントが目白押し・・・。おかげさまで眠っても会社の夢しか見ない生活を送っておりました。
マザーハウスの仕事をしていて、一番楽しく、そして一番しんどいのは、
マザーハウスイベントとそして店舗開発。この二つが一気に8月にきたのですから・・・・。
マザーハウスイベントは、本当にお客様は楽しんで頂けるのだろうか、
それだけのお金を払ってくる価値があったと思って頂けるのだろうかという不安が絶えずあること。
そして店舗開発は、絶対にデフォルトできない恐怖心と戦いながらの体力勝負になるということ。
8月21日にマザーハウスイベントが終了した瞬間、
9月1日に待ち受ける代官山店のリニューアルオープンに気持ちが完全にシフトしていました。
マザーハウスイベントの什器製作やドキュメンタリー製作、コンテンツ作りに関わってきただけに
その時点で、全く店舗開発には時間をかけておらず、最低限の部材の発注と
打ち合わせしかできていませんでした。
あと10日間しかない・・・。今回、リニューアルオープンということ、
今まで自らの手で店舗を作ってきたマザーハウスの最新店舗ということもあり、妥協はできない。
一方で20坪強のスペースをまた素人集団が10日で作らないといけない、
「間に合わないかもしれない」、その恐怖心と向き合う1週間が始まったのでした。
今回の店舗は私が一からデザインを起こした初めての店舗。
そして、店舗開発の総責任者も時間の関係で私が担当することになりました。
まず店作りは、理念・デザインという「何を伝えたいか?」という部分と、
ヒト・モノ・カネという「作るためのリソース」部分に分かれます。
これはどんなプロジェクトでも同じことです。要するに目的と資源を明確にすること。
まずは理念の部分ですが、
私たちが店舗作りなどで強調しているデザインイメージは「強さ」と「優しさ」。
社会的メッセージを発し、ビジネスや効率性に対して真摯な姿勢をとり続ける「強さ」と、
可能性を持っているにもかかわらず、
社会的な障壁のために力を発揮できない人々を何とかしたいという「優しさ」を両立するものこそが、
マザーハウスのビジネス。
加えて、マザーハウスの商品の持つナチュラル感を殺さずに店舗の雰囲気の中で生かすこと。
強さと優しさの表現、そしてナチュラル感、これを両立するために今回選んだのは、
強く、優しい木立ちをベースにした店舗でした。
壁際に凛と並ぶ木の丸太。
直線という人工的な要素を出来る限り排除し、自然界の持つ曲線をベースにした什器。
そこから生まれたかのように並ぶバッグたち。
またその中には、マザーハウスの意思を象徴するようなレッドの小物をちりばめて、
真ん中の柱には社会的イメージを表現した窓を持つ「マザーハウス」が立つ。
これが今回の店舗で伝えたかった世界観です。
ただ、この時点で出来上がっていたのは、「リアルな店舗」ではなく
A4の2枚紙に鉛筆で書かれていた絵と平面図だけでした・・・。
(次へ続く)
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