Yamazaki Blog
2008/06/29 販売と生産は両輪
山崎です。突然ですが、明日からバングラデシュに出張します。
このビジネスをはじめてから3回目の出張、通算4回目の渡バングラデシュになります。
いきなりですが、販売と生産はこのビジネスにとっては両輪です。
どちらが欠けても、会社は前に進むことができず歩みを止めてしまいます。
基本的には山口が生産側(バングラデシュ)をメインに見ていて
私の方が販売側(日本)をメインにみていて、
毎日のようにスカイプとかチャットで情報交換をしています。
生産と販売、すなわち工場と店舗、この2つの現場間での情報を共有、
ようするに共鳴させることができれば一番最高なのですが、
まだまだ現実としては難しいところがあります。
山口がバングラに渡って1ヶ月、販売サイドの情報が滞っていく時期でもありますし、
このタイミングで多くの情報と共に現場に行くことは本当に価値のあることなのです。
もちろん、今回はそれだけでなく、ニュースのところにあるコピー問題など、
マネジメントとしては多くの課題に立ち向かうことになります。
それにしても、今回、マトリゴールの自社工場とご対面!まじで楽しみです。
昨日から店舗、WEBにも初!マトリゴール製の商品が並び始めました!
今回、代表の山口と話し合うべき課題も山積しています。
工場が動き出した今、自前工場、そして店舗があることでもっとできることがある。
もっとお客様にとって、面白いこと、そして新しい商品が作れるはずなのです。
この点では、私たちの挑戦は始まったばかりです。
それにしても、前回の出張では工場飯を調子乗り過ぎて食べ過ぎ、
途上国滞在で初めての食あたりになり、
「途上国発のブランド」、ならぬ「途上国初の食あたり」になってしまったので、
今回は気をつけようと思います・・・。あの油はまじでやばそうだったんですが。
でも工場の皆に勧められると調子乗って食べちゃうんだよなあ・・・。
向こうでも色々リポートしますー。
What's up
2008/06/23 街中で見かけるマザーハウスバッグ
最近、店舗を含めて外にいることが多いのですが、
そこで感じることは東京って本当に狭いなあということ。
先日は、以前の会社の元同僚、それも同じ部署にいた2人の同期の1人に
取引先のビルの1階でばったり会ってしまいました(ネガティブにではないですよ!)。
楽しく一緒にお茶をしたのですが、いやー本当に悪いことはできないですね・・・。
そして最近、うれしいことに
マザーハウスのバッグを持っている人をよく見かけるようになりました。
表参道とか、恵比寿とか、銀座とか、上野とか、中延とか、地元入谷とか、
もう書ききれないくらい、見かけています。
実はこれが本当に嬉しくて、声をかけそうになってしまうんですよ。
最初の頃は本当に声をかけてしまう寸前までいき、後ろをついていきそうになりました笑。
多分、本当に声をかけられたら、??? 誰ですかあなたは???
ってなってしまう可能性もあるので、結局は声はかけられていないんですが・・・。
このビジネスを始めた頃、私は前職で働きながら、
土日に応援で百貨店の催事に立っていました。
1日中立っていても、1つも売れなかったこともザラ。
閉店1時間前に1つだけ売れて、涙して帰ったこともあります。
その時のお客様のことは、今でも昨日のことのように覚えています。
そして今も、街中でバッグを見かけたとき、
そしてたまに店舗に立ってバッグを売った時、
あの時と同じように本当に幸せだなと感じるのです。
だから最近、事務所で仕事がうまくいかなくてストレスがたまったりすると
店舗に行ってゲリラ的に接客したりしてるんですが・・・。すいません笑。
次に街中でバッグを見かけたら、絶対に声をかけてみようかなと思ったりしてます。
もし声をかけられたお客様がいたら、冷たくあしらったりしないでくださいね。
2008/06/20 素材の可能性を解放する
今日の日経新聞の文化面に、六本木ミッドタウンにある
21_21 Design Siteで行われている「21世紀人」の企画展について書かれていました。
元々美術鑑賞大好き人間なのですが、
なかなかいけずフラストレーションがたまっていた毎日。
そんな中、久々の美術展で身震いがするいいものに出会ったのが、
服飾デザイナー三宅一生ディレクションのデザイン展、
21世紀人(http://www.2121designsight.jp/)だったので、記事を見てその感動を思い出しました。
もともとISSEY MIYAKEは大好きなので、機会があれば絶対に見に行こうと思っていたわけですが、
こお「21世紀人」を見に行ったときに大きな衝撃を受けました。
特にこの展示会で感銘を受けたのが、
三宅一生のデザインを通したメッセージ性とこだわり、そして新しいものへのあくなき欲求。
あくまで私見なのですが、彼のイメージというのは完全に服という世界を越え、
現代社会という概念と素材という実際のハードの融合が哲学としてなされている。
服はあくまで彼にとって、表現媒体であって、
表現をするそのものではないのだということを強く感じました。
もちろん、三宅一生の主舞台は服の世界であることは間違いないのだろうと思いますが、
服を作るという概念ではなく、きっと素材とデザインの融合という両方の観点に、
如何に新しいものを吹き込むか、そのツールが服なんだろうと。
駆け出しの私がいうのも大変失礼な話なのですが。
そんな三宅氏の感覚が、ディレクションを通じ解放されているのが今回の「21世紀人」。
彼が制作を頼んだ、もしくは自ら築いた11の作品には、
瞬間的に"21世紀"とはどんな時代なのか考えさせられる世界観があると同時に、
その作品の素材にも21世紀というキーワードがふんだんにちりばめられています。
それがわかりやすいのは、83年生まれ若干25歳のアーティスト、関口氏の作品。
関口氏は養護学校の教師をしているのですが三宅氏に認められ、
今回の21世紀人に参加と相成ったようです。
私自身、若い人の作品はエネルギーに溢れ、
固定概念というつまらない常識にとらわれない作品が多いため、
大好きでよく美大の卒業制作展を見に行ったりもしていたのですが、
今回の関口氏のものも強いエネルギーに満ち溢れています。
この作品、7メートルにも及ぶ塔、でも素材は新聞紙とガムテープで構成されているのです。
廃棄物や産業用資材など、今回の11作品は多くの素材が用いられていますが、
私たちの身の回りに普通に落ちているものも沢山使われています。
21世紀はデザイン、アート、工業、産業、消費、全てが近づいた時代なのでしょう。
一昔前は、消費する商品が何でできているか、
使い終わったごみがどこに行くのかなんて気にしていなかったのが、
私たちが使うモノ、そして囲まれているモノがどこから来て、どこへ行くのか、
意識しなくてはいけない時代になりました。
私たちがバッグに使っているジュートも、元々は99%が産業資材として使われていたもの。
しかしちょっとした工夫で、それが私たちのバッグに生まれ変わりました。
産業用とかそんな固定概念が、きっとこのジュートの可能性を大きく奪っていたのかもしれません。
つまらない固定概念から素材の可能性を開放すれば、
もっともっと新しい表現が生まれる、この「21世紀人」の展示会の根底にある部分と、共通の部分かなと強く感じました。
21世紀人が意識せざる得ないもの、そしてそれを表現すること、
それがこの「21世紀人」の展示会で強く考えさせられたのでした。
2008/06/17 店舗に立つ
毎週月曜日は店舗管理として各店舗を巡回する日なのですが、
今日はその途中で久々に店舗に立って接客をしました。
いきなりですが、それにしても接客って楽しいですね!
最近、地方都市の巡回で百貨店などの店頭では接客をしていたのですが、
直営店で接客するのは久しぶり。それも気持ちよい昼下がりでののどかな接客で、
私自身も気持ちをリフレッシュすることができました。
今日は戸越店である2人組のお客様と1時間半くらいお話をしました。
商品のこと、今後のこと、バングラのこと、私たちの理念のこと。
色々な質問責めにあい(笑)、お客様はこういうところを疑問に思っているのかとか、
こういうところを応援していただいているのかとか、非常に勉強になりました。
その後、代官山店に移動。
ここでは、山口、そして私の大学の後輩の3人組が来て、
色々と質問をしていきました。3人共、まだ大学1年生。
今の大学生は大学に入りたてから、ソーシャルベンチャーやら、
企業の社会的責任やら勉強するんだなと。
自分が大学1年生の時は、そんなキーワードは出てきたばかりで、
今ほどメジャーじゃなかった気がします。
ちなみに当時は、物理の研究者になるという夢も気になりつつも、
ドキュメンタリーばかりとっていたことを思い出し、少しばかり学生にも話をしてしまいました。
まぁ思い返すと、大学の池で昼寝ばかりしていた気もするのですが・・・。
それにしても今日、お客様に言われてショックだったのは、
「山崎さん、もっとまじめで近寄りがたい人だと思ってました・・・」の言葉。
奇しくも両方のお客様から、同じ言葉を聞き、正直「まじ・・・、やっぱりそうなんかぁ」
と思ってしまいました。
お客様イベントなどでご一緒していれば、「誰だあの一番ふざけたやつは・・・?」
と私は思われるでしょう。
いつもイベントなどでは、一番はっちゃけているので、
私を見かけてもそっとしておいてあげてください。
これからも出来る限り、店頭に立てるときは立って、お客様とお話をしたいと思っています。
もし店舗などで見かけたら、逃げないでお話ししてくださいね。
これからもよろしくおねがいします。
2008/06/13 潜在能力に気づかない
前回のブログからの続きでもありますが、最近本当に痛感していることを書きたいと思います。
それは、学生が潜在能力に気づいていないということ。
これについて、最近本当にショックを受けていて、この国の将来を本当に危惧しています。
マザーハウスは、学生バイトさんが働いていますし
絶えず学生のインターンを受け入れているのですが、
話していると本当に優秀だなーとか、自分には無い視点だなーとか思う瞬間が多々あります。
でも、面白いことを言っているとか、新しい視点でものを言っているということに、
当の本人はほとんど気づいていません。
以前、働いていたある学生インターンが言っていた言葉に愕然としました。
「私は本当に自信がなくて、就職とか無理だと思っていて、とりあえず色々と受けてみようと思って・・・」
ありえない。と思いました。
私は前の会社でも部門の採用担当をしていて、集団面接とかも含めると毎年50人以上の学生と
面接をしてきました。そんな私から見ても、どう考えても就職に困るような学生ではなく、
むしろ自分のやりたいことに基づいて、しっかり就職活動ができる優秀な学生に思えたからです。
結局、彼女は今、外資系のメーカーに就職し、バリバリ仕事をしています。
ただ、一つ間違えれば、可能性を大きく失っていたでしょう。
先日も、マザーハウスでバイトしている他の学生の考え方が本当に面白かったので、
「本当に面白いよ!そんな面白いことを考えているのなら、もっと自分の意見を前面に出すべきだ。」
と話をしたら、
「私はそういう風に褒められたことがないんですけど・・・」
と言われ、逆に悲しくなりました。
なんと、これだけの考えを持っていて、一度も褒められたことがないとは・・・。
最近、学生と一緒に仕事をすることが多くなって、こんなことばかりです。
本来、大学とは、そして教育とは、潜在能力に気づき、潜在能力を引き出す場であるはずです。
そんな役割が全く果たされていないのではないか、そう思わざる得ないようなことばかりなのです。
Motherhouseカレッジをやろうと思った理由、それはこの問題意識が強くなったからに他なりません。
もっと自分の才能に気づく場所を作りたい、そして自らその才能に基づいて何かを作り出してくれれば、
マザーハウスにも、社会にももっと自分の思いを還元できる、そんな人が増えるかなと思っています。
Motherhouseが目指している社会的な役割は沢山ありますが、
私にとっては潜在能力を持った人が、伸び伸び楽しく、自分の才能を発揮してくれる場に、Motherhouseがなってほしい、それも大きな目的の一つなのです。
まだまだスタートラインについたばかりですが、そんな目的を心に秘めて会社を大きくしていきたいと思っています。
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