Yamazaki Blog
2007/10/02 帰国 ~感想~
山崎です。
バングラでPCの調子が悪くなったのと、帰ってきて私の調子まで悪くなったことで
アップするのが遅れてしまいました。
やっぱり、過去4年間、抗菌状態で働いてきただけあって、
調子にのって、勧められた屋台のご飯まで食べたのがいけなかったようです。
ともかく、今回の出張は大成功に終わりました。
今回の出張で最も時間を費やした2つのこと、それは工場とのディスカッション、
そしてアティフさんとのディスカッションでした。
私たちは今、6ポンドジュートという未知の素材を使って、バッグを作っています。
そして、工場に対しては2%以下の不良品という厳しい基準を求めています。
今回、工場と最も長い議論になったのはいかに品質を向上していくかということ。
累計で20時間を越えるディスカッション。
私たちは生産者と共に戦っている。それを本当に感じることができた濃い時間でした。
そして現地ディレクターのアティフとは、ビジネス関係以上のものを得て帰ってきました。
驚いたのは彼がトップを勤めるデザインセンターは、
国内には一つしかないデザイン研究所であるということ。
バングラデシュにはまだ"デザイン"という概念が乏しい。
優秀なデザイナーは国内には残らず、海外に出てしまう。
それは国内には"デザイン"というマーケットがまったく存在しないということが背景にある。
アティフとも長い議論をする中で、本当に共有できたのは、
"デザイン"の概念を育み、私たちのプロダクトがデザインを形にする受け皿をつくれること。
優秀なデザイナーが途上国に帰ってくること、そして途上国から優秀なデザイナーが生まれること。
長い長い戦いにはなるけれども、10年、15年、20年かかっても、
それができなければ、本当の意味で「途上国からブランドをつくる」ことにはならない。
そしてもう一つ、「世界」を見据えた新しい一歩。
それがアティフさんが8月に頑張ってくれたヨーロッパマーケティングでした。
まだ日本でのビジネスも覚束ない中で、
こんなことを考えるのもという意見もあるかもしれないけれど、
ずっと心に"世界"という視点をもっと持ちたいと思っていた中で、
アティフさんのヨーロッパマーケティングの感想は世界を近く感じました。
グローバルマーケットと戦っていかなくてはならない、
その試みは今回の出張中ももう始まっていました。
ブランディング、プロダクトの改良、そして何より自分たちの意識改革。
奇しくも明日、代表の山口が日本の海外特派員の記者クラブで講演します。
今回の出張で得たものは言い尽くせないほど大きかったです。
明日、今度はバングラ全体に関して感じたことを書きます。
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